2025年「防災の日」はいつ？意味や過ごし方、伝え方を紹介

防災の日は毎年9月1日で、2025年も9月1日（月曜日）です。この記事では、防災の日の意味や由来、そして家庭や地域でできる具体的な備えや過ごし方、お子さんへ防災を伝える際の年齢別のポイントまで、幅広くご理解いただけます。日頃の防災意識を新たにするきっかけとして、ぜひお役立てくださいませ。

1. 2025年の「防災の日」はいつでしょう

秋の気配を感じ始める9月。この時期になると「防災の日」という言葉をニュースや街中で見聞きする機会が増えますね。「大切な日なのは知っているけれど、今年の防災の日はいつだったかしら？」と、毎年カレンダーを確認される方もいらっしゃるかもしれません。

いざという時の備えは、日頃の意識から。まずは、気になる2025年の「防災の日」がいつなのか、そしてその日が何曜日なのかを、ここでしっかり確認しておきましょう。

1.1 毎年9月1日が日本の「防災の日」です

日本の「防災の日」は、毎年9月1日と定められています。これは、1960年（昭和35年）に法律（災害対策基本法）で制定された、とても大切な日なんです。ですから、年によって日付が変わることはありません。一度覚えておけば、毎年同じ日に防災への意識を高めることができますね。この日付には、過去の大きな災害の教訓が込められています。詳しい意味や由来については、次の章でゆっくりお話ししますので、そちらもぜひご覧ください。（参考：内閣府：「防災の日」及び「防災週間」について）

1.2 2025年の「防災の日」も9月1日です

ということで、2025年の「防災の日」も、もちろん9月1日です。来年の手帳やカレンダーがお手元にあれば、今のうちに印を付けておくと忘れずに済みそうですね。

ちなみに、2025年の9月1日は月曜日にあたります。週の始まりに、ご家庭や職場で防災について改めて話し合ったり、備えを確認したりする良い機会となりそうです。具体的な日付と曜日を下の表にまとめましたので、ご確認ください。

年	防災の日	曜日
2025年	9月1日	月曜日

週末にご家族で防災用品の点検を済ませておき、週明けの月曜日に職場の避難経路を確認する、といった計画も立てやすいかもしれませんね。大切なのは、この日をきっかけに防災意識を新たにし、行動に移すことです。

2. 「防災の日」の意味と由来 なぜこの日になったの

毎年9月1日と定められている「防災の日」。この日には、どのような意味が込められ、なぜこの日に決まったのでしょうか。その背景には、私たちが決して忘れてはならない大きな災害の記憶と、自然の猛威に対する備えへの願いが深く関わっています。

2.1 関東大震災を教訓に制定された「防災の日」

「防災の日」が9月1日に制定された最も大きな理由は、1923年（大正12年）9月1日に発生した「関東大震災」という未曾有の大災害を教訓とするためです。この日、マグニチュード7.9と推定される巨大地震が関東地方南部を襲い、東京府（現在の東京都）や神奈川県を中心に甚大な被害をもたらしましたの。

地震による建物の倒壊だけでなく、その後に発生した大規模な火災や津波によって、10万人以上もの尊い命が失われたと言われています。この悲惨な出来事を風化させることなく、災害への備えの大切さを国民一人ひとりが再認識し、将来の災害に備える意識を高めることを目的として、1960年（昭和35年）に「防災の日」が閣議了解により制定されました。関東大震災から学ぶべき教訓は多く、災害はいつどこで起こるかわからないという意識を持つこと、そして日頃からの備えがいかに重要かを、私たちに強く教えてくれています。

関東大震災の概要を少し見てみましょう。

項目	内容
発生日時	1923年（大正12年）9月1日 午前11時58分頃
震源地	相模湾北西部（神奈川県西部）
地震の規模	マグニチュード7.9（推定）
主な被害	家屋の倒壊・焼失、津波、土砂災害など
死者・行方不明者	約10万5千人

この数字を見るだけでも、その被害の大きさが伝わってきますわね。このような悲劇を繰り返さないために、私たちはこの日を心に刻み、防災意識を高めていく必要があります。

2.2 台風シーズンへの備えとしての「防災の日」

9月1日という日付には、もう一つ大切な意味が込められています。それは、日本が台風シーズンを迎える時期にあたるということです。

昔から、立春から数えて210日目にあたる「二百十日（にひゃくとおか）」や220日目にあたる「二百二十日（にひゃくはつか）」は、稲が開花し実を結ぶ大切な時期でありながら、台風が襲来しやすく、農作物に大きな被害が出やすい厄日として警戒されてきました。9月1日は、この二百十日に近い時期にあたることが多いのです。

実際に、過去の統計を見ても、9月は台風の上陸が最も多い月の一つです。そのため、「防災の日」は、地震や津波だけでなく、台風や大雨といった風水害への備えを改めて確認し、防災意識を高める機会としての意味合いも持っているのです。自然災害は地震だけではありませんものね。さまざまな災害に対して、日頃から備えておくことが大切です。

このように、「防災の日」は、関東大震災という歴史的な大災害の教訓を未来に伝え、同時に台風シーズンへの警戒を促すという、二つの重要な意味合いを持って制定された、私たちの命と暮らしを守るための大切な一日なのです。

より詳しい情報については、内閣府の防災情報のページも参考になりますので、ご覧になってみてくださいね。
「防災の日」及び「防災週間」について（内閣府防災情報のページ）

3. 「防災の日」には何をする おすすめの過ごし方

「防災の日」は、ただ日付を意識するだけでなく、私たち一人ひとりが防災について考え、行動する大切なきっかけの日です。この機会に、ご自身や大切な家族の安全を守るために、具体的に何ができるのかを一緒に見ていきましょう。いざという時に慌てないために、日頃からの備えを見直す良い機会です。

3.1 家庭でできる「防災の日」の過ごし方

ご家庭は、生活の基本であり、防災の第一歩を踏み出す場所です。家族みんなで取り組むことで、防災意識も高まり、いざという時の連携もスムーズになります。

3.1.1 家族で防災会議を開いてみよう

年に一度、この「防災の日」を目安に、家族みんなで防災について話し合う時間を持ってみてはいかがでしょう。堅苦しく考えず、お茶を飲みながらでも結構です。例えば、次のようなことを話し合ってみましょう。

• 災害発生時のそれぞれの役割分担（例：火の元の確認、避難経路の確保、非常持ち出し袋の準備など）
• 緊急連絡方法の確認（災害用伝言ダイヤル171の使い方、SNSでの安否確認方法など）
• もし家族が離れ離れになった場合の集合場所（近所の避難所、親戚の家など、複数の候補を）
• ペットがいるご家庭では、ペットの避難方法や必要なものについても話し合いましょう。

話し合った内容は、メモに残して冷蔵庫など目につく場所に貼っておくと、いつでも確認できて安心ですね。

3.1.2 避難場所と避難経路を再確認

お住まいの地域で指定されている避難場所や避難所を改めて確認しましょう。自宅からそこへ向かう避難経路も、実際に歩いて確かめてみることをおすすめします。昼間だけでなく、夜間や悪天候の状況も想像しながら歩いてみると、危険な箇所や注意すべき点が見えてくるかもしれません。

複数の避難経路を考えておくことも大切です。一つの道が通れなくなっても、別の道で安全に避難できるように備えておきましょう。地域のハザードマップも参考に、安全な道を選んでくださいね。

3.1.3 非常用持ち出し袋と備蓄品を点検

「防災の日」は、非常用持ち出し袋や家庭での備蓄品を見直す絶好の機会です。中身が揃っているか、食品や飲料水の賞味期限は切れていないか、医薬品の使用期限は大丈夫かなどをしっかりチェックしましょう。

特に小さなお子様やご高齢の方がいらっしゃるご家庭では、その方々に必要なもの（ミルク、おむつ、常備薬、介護用品など）も忘れずに点検してくださいね。季節に合わせて衣類を入れ替えるのも大切です。

備蓄品については、普段使っている食品や日用品を少し多めに買っておき、使った分だけ買い足していく「ローリングストック法」もおすすめです。無理なく備蓄を続けられますよ。

分類	品目例	チェックポイント
食料・飲料	飲料水（1人1日3リットル目安）、非常食（缶詰、レトルト食品、乾パン、栄養補助食品など）、粉ミルク、離乳食	賞味期限、アレルギー対応
医薬品・衛生用品	常備薬、絆創膏、消毒液、包帯、マスク、ウェットティッシュ、トイレットペーパー、生理用品、紙おむつ	使用期限、個人の必要性
貴重品・情報	現金（小銭も）、預金通帳のコピー、身分証明書のコピー、印鑑、健康保険証のコピー、緊急連絡先メモ	濡れないように袋に入れる
避難用具	懐中電灯（予備電池も）、携帯ラジオ（予備電池も）、携帯電話の充電器（モバイルバッテリー）、ヘルメットや防災頭巾、軍手、雨具、タオル、ブランケットや寝袋	動作確認、電池残量

この表はあくまで一例です。ご自身の家庭環境に合わせて、必要なものをリストアップし、準備しておきましょう。

3.1.4 家具の固定など家の中の安全対策

地震の際には、家具の転倒や落下物による被害が多く報告されています。家の中の安全対策も忘れずに行いましょう。

• 背の高い家具（タンス、食器棚、本棚など）は、L字金具や突っ張り棒などで壁に固定しましょう。
• 窓ガラスには飛散防止フィルムを貼ると、割れた際の破片の飛び散りを防げます。
• 寝室には、できるだけ背の高い家具を置かない、または頭の上に物が落ちてこないような配置にするなど、就寝中の安全を確保しましょう。
• 照明器具が落下しないように、しっかりと固定されているか確認することも大切です。

ホームセンターなどで手軽に入手できる防災グッズもたくさんありますから、上手に活用して、安全な住まいづくりを心掛けてくださいね。

3.2 地域や職場で取り組む「防災の日」

防災は、家庭だけでなく、地域社会や職場ぐるみで取り組むことが大切です。いざという時に助け合える関係づくりや、組織としての備えも確認しておきましょう。

3.2.1 防災訓練に参加する重要性

お住まいの自治体や町内会、マンションの管理組合などが主催する防災訓練には積極的に参加しましょう。避難訓練、初期消火訓練、応急手当訓練、炊き出し訓練など、様々な訓練がありますわ。実際に体験することで、知識だけでは得られない実践的な対応力が身につきます。

訓練を通じて、地域の避難場所の雰囲気や、ご近所の方々との顔合わせもできますので、いざという時の安心感にも繋がります。お子様がいらっしゃるご家庭は、ぜひ一緒に参加して、防災意識を高める良い機会にしてくださいね。

3.2.2 地域のハザードマップを確認しよう

お住まいの地域や職場の周辺に、どのような災害リスクがあるのかを把握しておくことは非常に重要です。市区町村が作成・配布しているハザードマップ（洪水、土砂災害、津波、地震など）を確認しましょう。

ハザードマップには、浸水が想定される区域や深さ、土砂災害の危険箇所、避難場所などが示されています。ご自宅や職場、よく利用する場所がどのような状況にあるのかを事前に知っておくことで、適切な避難行動をとることができますわ。ハザードマップは、役所の窓口やウェブサイトで入手できます。国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」でも全国の情報を確認できますので、ぜひご活用ください。

3.2.3 企業における事業継続計画 BCPの確認

お勤めの方は、ご自身の会社や組織の事業継続計画（BCP：Business Continuity Plan）について確認しておきましょう。BCPとは、災害などの緊急事態が発生した際に、重要な事業を中断させない、または中断しても可能な限り短い時間で復旧させるための方針や手順をまとめた計画のことです。

災害時の安否確認方法、出社や帰宅に関するルール、業務の代替手段などが定められているはずです。いざという時に自分がどう行動すべきかを知っておくことは、ご自身の安全確保はもちろん、会社の事業継続にも繋がります。防災の日に、職場の防災マニュアルを読み返したり、上司や同僚と情報共有したりするのも良いでしょう。

3.3 「防災の日」に関連するイベント情報

「防災の日」や「防災週間」には、全国各地で防災に関する様々なイベントが開催されますわ。防災知識を学べる展示や講演会、地震体験車や煙体験ハウスなどの体験型イベント、防災グッズの展示販売など、内容は多岐にわたります。

お住まいの自治体の広報誌やウェブサイト、消防署、防災関連機関の情報をチェックして、興味のあるイベントに参加してみてはいかがでしょう。楽しみながら防災について学べる良い機会になりますし、最新の防災情報に触れることもできますよ。ご家族やご友人と一緒に参加するのもおすすめですね。

4. 「防災の日」だけじゃない 防災週間について知ろう

9月1日の「防災の日」は、多くの方がご存知かと思いますが、実はこの日を含む1週間は「防災週間」と定められているのですよ。この期間は、日本全体で防災について改めて考え、日頃からの備えを見直すための、とても大切なときなんです。

「防災の日」一日だけでなく、この「防災週間」を意識することで、より深く防災と向き合うきっかけになるかもしれませんね。

4.1 防災週間とは いつからいつまで

では、具体的に「防災週間」とはどのようなものなのでしょうか。そして、いつからいつまでなのでしょう。実は、この期間は法律で定められているわけではありませんが、国が主体となって推進している大切な週間です。

防災週間は、毎年8月30日から9月5日までの1週間と定められています。「防災の日」である9月1日を真ん中に挟むような形で設定されているのですね。この期間は、1982年（昭和57年）の閣議了解によって定められました。

項目	内容
名称	防災週間
期間	毎年8月30日から9月5日まで
関連情報	「防災の日」及び「防災週間」について（昭和57年5月11日閣議了解）に基づきます。詳しくは内閣府防災情報のページをご参照ください。

この1週間を通じて、防災に関する様々な行事や啓発活動が全国で展開されるんですよ。

4.2 防災週間の目的と主な取り組み

この「防災週間」が設けられているのには、大切な目的があります。それは、国民一人ひとりが台風、高潮、津波、地震などの災害についての認識を深め、それらの災害に対処する心構えを準備すること、そして国や地方公共団体などが防災体制の強化を図ることなんです。つまり、私たち自身が防災意識を高め、いざという時に適切な行動がとれるように準備するための期間というわけですね。

この期間中、全国各地で実に様々な取り組みが行われます。例えば、以下のようなものがありますよ。

• 国や都道府県、市区町村による、防災知識を広めるための講演会やパネルディスカッション、防災用品の展示会などの開催。
• 地域住民が主体的に参加する避難訓練や初期消火訓練、応急手当の講習会、炊き出し訓練といった実践的な防災訓練。
• 学校での防災教育の充実や、職場における事業継続計画（BCP）に基づいた安否確認訓練や対策会議。
• 防災に関するポスターやリーフレットの配布、テレビやラジオ、インターネットを通じた防災情報の積極的な発信や注意喚起。
• ご家庭での非常用持ち出し袋の中身の点検や、家具の固定、ハザードマップの確認など、身の回りの安全対策を促す呼びかけや情報提供。

こうした取り組みは、私たち自身や大切な家族を守るための知識や技術を身につける、またとない機会です。お住まいの地域や自治体の広報、ウェブサイトなどで情報をチェックして、関心のあるものに参加してみてはいかがでしょうか。小さな一歩が、万が一の時に大きな助けとなるかもしれませんよ。

5. 子供たちへ「防災の日」をどう伝える 年齢別のポイント

「防災の日」は、大人だけでなく、未来を担う子供たちにとっても、命を守るための大切な知識を学ぶ良い機会ですね。ただ、小さなお子さんや思春期のお子さんでは、理解度も興味の持ち方も異なります。ここでは、お子さんの年齢に合わせた「防災の日」の伝え方のポイントをご紹介いたします。

5.1 幼児向け「防災の日」の伝え方

小さなお子さんには、「怖い」という感情だけでなく、「自分の身を守る方法がある」という安心感を一緒に伝えることが大切です。難しい言葉ではなく、遊びや絵本、紙芝居などを通して、楽しく防災に触れる機会を作ってあげましょう。

例えば、地震が来たら「だんごむしのポーズ」で頭を守る練習をしたり、防災頭巾をかぶるのを「ヒーローの変身ごっこ」のようにしてみたりするのも良いでしょう。火事の際には煙を吸わないように低い姿勢で逃げる練習も、「忍者ごっこ」のようにすれば、お子さんも興味を持ってくれるかもしれませんわね。

また、避難する時の大切なお約束「お・は・し・も」は、歌にしたり、分かりやすいイラストで示したりすると覚えやすいでしょう。

ひなんのときの おやくそく	どんなこと？
お	おさない
は	はしらない（かけない）
し	しゃべらない（しずかにする）
も	もどらない

大切なのは、防災を「特別なこと」ではなく、「普段の生活の延長線上にある備え」として、繰り返し伝えることです。防災関連の絵本を読み聞かせるのも、親子で一緒に防災意識を高める良い方法のひとつですよ。例えば、内閣府の防災啓発コンテンツ「災害から身を守ろう」なども、親子で見るのに役立つかもしれません。

5.2 小学生向け「防災の日」の伝え方

小学生になると、物事の理由や背景を理解できるようになってきます。「防災の日」がなぜ9月1日なのか、関東大震災という大きな災害があったことなどを、年齢に合わせて分かりやすく説明してあげると良いでしょう。「なぜ備える必要があるのか」という目的意識を持つことで、防災への取り組み方も変わってきます。

ご家庭では、一緒にハザードマップを見て、自宅や学校周辺の危険な場所を確認したり、避難場所や避難経路を実際に歩いてみたりするのも効果的です。また、家族で防災会議を開き、災害時の連絡方法や役割分担を決めておくのも大切ですね。非常用持ち出し袋の中身を一緒に点検し、何が必要か、なぜ必要なのかを話し合うのも良い学びになります。

学校で行われる防災訓練の意味を理解させ、真剣に取り組むよう促すことも重要です。「自分の命は自分で守る」という自助の意識を育む第一歩となります。夏休みの自由研究のテーマとして、防災について親子で調べてみるのも、知識を深める良い機会になるでしょう。

5.3 中学生・高校生向け「防災の日」の伝え方

中学生や高校生には、より主体的に防災に関わることの重要性を伝えていきましょう。災害時には、自分自身の安全確保はもちろんのこと、家族や地域の人々を助ける「共助」の担い手としての役割も期待されます。

具体的には、災害時における情報の見極め方（デマに惑わされない情報リテラシー）や、SNSなどを活用した適切な情報発信について話し合うことが大切です。また、地域の防災訓練やボランティア活動への参加を促し、実践的なスキルを身につける機会を提供することも有効でしょう。応急手当の方法や、心肺蘇生法などを学ぶのも、いざという時に役立ちます。

過去の災害事例を学び、そこから得られる教訓を話し合うことで、防災意識をより深めることができます。自分たちに何ができるのかを考え、具体的な行動計画を立てるよう促すことが、将来の地域防災の担い手を育む上で非常に重要ですね。企業が事業継続計画（BCP）を考えるように、家庭でも「我が家の防災計画」を一緒に作成してみるのも良いでしょう。

防災について学ぶことは、決して他人事ではありません。いざという時に、自分と大切な人の命を守るための、かけがえのない知識と行動力を身につける大切な機会と捉え、お子さんと一緒に取り組んでみてくださいね。

6. まとめ

2025年の「防災の日」も、毎年9月1日です。この日には、過去の大きな災害である関東大震災の教訓を忘れず、また台風シーズンへの備えを新たにする大切な意味が込められています。「防災の日」をきっかけに、ご家庭での防災会議や備蓄品の確認、避難経路の再点検など、できることから始めてみませんか。日頃からの小さな備えと意識が、もしもの時の私たち自身や大切な家族を守る大きな力となるでしょう。この機会に、改めて防災について考えてみませんか。