7月が旬の食材は?夏の野菜・魚・果物一覧

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7月、太陽の光をいっぱいに浴びて育った旬の食材たちが、食卓に豊かな彩りをもたらしてくれますね。この記事をお読みいただくと、7月に一番美味しい野菜、魚、果物の一覧はもちろん、それぞれの選び方や保存方法、そして栄養を活かした簡単レシピまで詳しく分かります。旬の食材は最も風味豊かで栄養価も高いため、積極的に取り入れて、暑い夏を元気に、そして美味しく乗り切りましょう。

目次

1. 7月に旬を迎える食材とは 夏を代表する味覚を知ろう

7月に入ると、日差しはますます力強くなり、本格的な夏の訪れを感じますね。青空の下、木々の緑も一層濃くなり、私たちの食卓にも太陽の恵みをいっぱいに受けた、色とりどりの食材が顔をそろえる嬉しい季節です。この時期ならではの旬の味覚は、みずみずしさや豊かな風味にあふれ、暑い毎日にも元気と彩りを与えてくれます。この章では、なぜ7月の旬の食材が私たちの心と体を満たしてくれるのか、その秘密に少し触れてみましょう。夏を代表する美味しい食材たちとの出会いに、きっと心が躍るはずですよ。

1.1 なぜ旬の食材は美味しいの 栄養価も高い理由

「旬のものは美味しい」とよく言われますが、それにはちゃんとした理由があるのをご存知でしたか? 野菜や果物、魚介類は、それぞれ最も生育に適した時期、つまり「旬」を迎えると、風味や香りが格段に良くなり、旨み成分もぐっと増すのです。たとえば、太陽の光をたっぷり浴びて育った夏の野菜は、甘みが増したり、特有の香りが豊かになったりします。旬の時期に収穫された食材は、美味しさだけでなく、栄養価も最も高まると言われています。生育に最適な環境で育つため、ビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれ、私たちの体に必要なエネルギーや健康を支える力を与えてくれるのです。旬の食材をいただくことは、季節の移ろいを感じながら、自然の恵みを最大限に享受する、昔ながらの賢い食の知恵と言えるでしょう。

1.2 7月の気候と旬の食材の関係

日本の7月は、多くの地域で梅雨が明け、本格的な夏が始まる季節です。気温がぐんぐん上昇し、日照時間も長くなるこの時期の気候は、さまざまな食材の生育に大きな影響を与えます。畑では、トマト、きゅうり、なす、ピーマン、とうもろこしといった夏野菜たちが、太陽のエネルギーを一身に受けて、色鮮やかに、そして栄養豊かに育ちます。これらの野菜は、水分を多く含み、暑さで火照った体を内側からやさしく冷やしてくれる効果も期待できますね。海の世界でも、海水温の上昇に伴い、魚たちの活動が活発になります。アジやイワシ、スズキといった魚は、この時期に脂がのって美味しくなり、まさに食べ頃を迎えます。また、果物も太陽の光を浴びることで糖度が増し、スイカやもも、プラムなど、甘くてジューシーな夏の味覚が私たちの舌を楽しませてくれます。このように、7月の気候と旬の食材は密接に関わり合っており、この季節ならではの豊かな食体験をもたらしてくれるのです。

2. 7月が旬の野菜一覧 おすすめの食べ方も紹介

太陽の日差しをたっぷり浴びて育った7月の野菜は、色鮮やかで栄養も満点。みずみずしい味わいは、夏の暑さで疲れた体に活力を与えてくれますね。この季節ならではの野菜を食卓に取り入れて、元気に夏を乗り切りましょう。こちらでは、7月に旬を迎える代表的な野菜と、その美味しい食べ方をご紹介します。

2.1 夏野菜の代表格 トマト

真っ赤に熟したトマトは、まさに夏の太陽の恵み。リコピンやビタミンCが豊富で、美容と健康の強い味方です。サラダはもちろん、加熱しても美味しい万能野菜ですね。

2.1.1 トマトの選び方と保存方法

美味しいトマトを選ぶには、いくつかのポイントがあります。ヘタがピンと元気で、果皮にハリとツヤがあり、ずっしりと重みを感じるものがおすすめです。全体が均一に色づいているかも確認しましょう。

ポイント詳細
全体が均一に赤く(または品種ごとの色に)色づき、ツヤがあるもの。
形・重さ丸みがあり、手に取ったときにずっしりと重みを感じるもの。
ヘタ緑色が濃く、しなびていないでピンと張っているもの。
おしり放射状の筋(スターマーク)がくっきり出ているものは甘みが強いと言われます。

保存する際は、完熟度合いによって方法を変えるのがコツ。まだ青みが残っているものは、カゴなどに入れて常温で追熟させましょう。赤く熟したものは、ポリ袋に入れるか一つずつラップで包み、冷蔵庫の野菜室で保存します。ヘタを下にして置くと、傷みにくくなりますよ。長期保存したい場合は、加熱してソースにするか、カットして冷凍保存も可能です。

2.1.2 トマトを使った7月のおすすめレシピ

トマトの酸味と甘みは、暑い季節にぴったり。生で、炒めて、煮込んで、さまざまな料理で楽しめます。

  • 冷製カッペリーニ: 細めのパスタをトマトソースで和えれば、見た目も涼やかな一品に。バジルやミョウガを添えても美味しいですね。
  • トマトと卵の中華風炒め: ふわふわの卵とトマトの酸味が絶妙な組み合わせ。手軽に作れて栄養も摂れる、夏に嬉しいメニューです。
  • 丸ごとトマトの和風だし浸し: 湯むきしたトマトを冷たいだし汁に浸せば、上品な味わいの一品に。食欲がないときでもさっぱりといただけます。

2.2 みずみずしさが魅力 きゅうり

シャキシャキとした食感と、みずみずしさがたまらないきゅうり。約95%が水分で、カリウムも豊富なので、夏の水分補給や体の熱を冷ますのに役立ちます。独特の青い香りが爽やかですね。

2.2.1 きゅうりの選び方と保存方法

新鮮で美味しいきゅうりを選ぶには、表面のイボをチェックしましょう。イボがチクチクするほど鋭いものが新鮮な証拠です。また、太さが均一で、皮にハリとツヤがあり、緑色が濃いものを選びましょう。曲がっていても味に変わりはありませんよ。

保存する際は、乾燥を防ぐことが大切です。キッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に立てて保存すると長持ちします。低温に弱いので、冷やしすぎには注意してくださいね。

2.2.2 きゅうりを使った7月のおすすめレシピ

きゅうりは生で食べるのが一般的ですが、炒め物やスープにしても美味しいです。

  • たたききゅうりのピリ辛和え: きゅうりを叩いて味を染み込みやすくし、ごま油やラー油で和えれば、おつまみにもぴったりの一品に。
  • きゅうりと鶏むね肉の棒棒鶏風サラダ: ヘルシーな鶏むね肉ときゅうりを組み合わせ、ごまダレでいただけば、満足感のあるサラダになります。
  • きゅうりの冷製スープ: きゅうりをミキサーにかけて作る冷たいスープは、暑い日に喉を潤してくれます。ヨーグルトや豆乳と合わせても美味しいですよ。

2.3 夏の定番食材 なす

鮮やかな紫色が美しいなすは、油との相性が抜群。スポンジ状の果肉が油を吸って、とろりとした食感に変わります。皮に含まれるナスニンというポリフェノールの一種は、抗酸化作用が期待できると言われています。

2.3.1 なすの選び方と保存方法

美味しいなすは、皮の色が濃く、ツヤとハリがあるのが特徴です。ヘタの切り口がみずみずしく、トゲがある品種の場合はトゲが鋭いものが新鮮です。手に持ったときに、ふかふかせずに重みを感じるものを選びましょう。

なすは乾燥と低温に弱い野菜です。1本ずつラップで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。ただし、あまり日持ちしないので、早めに使い切るのがおすすめです。すぐに使わない場合は、加熱してから冷凍保存すると便利ですよ。

2.3.2 なすを使った7月のおすすめレシピ

和洋中どんな料理にも合うなすは、レパートリーが広がる便利な野菜です。

  • なすの揚げ浸し: 揚げたなすをだし汁に浸せば、じゅわっと味が染み込んだ絶品おかずに。大根おろしや生姜を添えてさっぱりと。
  • なすとひき肉の味噌炒め: 甘辛い味噌味がごはんにぴったりの定番料理。なすを多めの油で炒めると、色鮮やかに仕上がります。
  • 焼きなすのマリネ: 香ばしく焼いたなすを、オリーブオイルや酢、ハーブでマリネすれば、おしゃれな前菜になります。

2.4 ビタミン豊富 ピーマン

鮮やかな緑色が食卓に彩りを添えるピーマン。独特の苦みが特徴ですが、油で調理したり、加熱時間を短くしたりすると苦みが和らぎます。ビタミンCやカロテンが豊富で、夏風邪の予防にも役立ちますね。最近は苦みが少なく甘みのあるカラーピーマンも人気です。

2.4.1 ピーマンの選び方と保存方法

新鮮なピーマンは、皮にハリとツヤがあり、肉厚で色が鮮やかなもの。ヘタの切り口が黒ずんでいたり、しなびていたりするものは避けましょう。手に持ったときに、ずっしりと重みを感じるものが良いでしょう。

保存する際は、水気をよく拭き取ってからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室へ。傷みやすいので、2~3個ずつキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れると、より長持ちします。カットしたものは、ラップで包んで早めに使い切りましょう。

2.4.2 ピーマンを使った7月のおすすめレシピ

炒め物や和え物、肉詰めなど、ピーマンはさまざまな料理で活躍します。

  • ピーマンの肉詰め: 定番の人気メニュー。ピーマンの苦みとジューシーなひき肉がよく合います。ケチャップやソースで召し上がれ。
  • 無限ピーマン: 細切りにしたピーマンをツナ缶やごま油、鶏ガラスープの素で和えるだけの簡単レシピ。箸が止まらない美味しさです。
  • ピーマンとじゃこの炒め物: ちりめんじゃことピーマンをさっと炒めれば、風味豊かな一品に。お弁当のおかずにもぴったりです。

2.5 甘くて美味しい とうもろこし

プチプチとした食感と、ジューシーな甘みが魅力のとうもろこし。食物繊維やビタミンB群が豊富で、夏のおやつや食事にぴったりです。茹でたり焼いたりするだけで、素材本来の美味しさを楽しめますね。

2.5.1 とうもろこしの選び方と保存方法

美味しいとうもろこしを選ぶには、まず皮をチェック。皮が鮮やかな緑色で、ひげが茶色くフサフサしているものが新鮮です。ひげの本数と粒の数は同じだと言われていますよ。粒がぎっしりと詰まっていて、大きさが揃っているものが良品です。軽く押してみて、ハリと弾力があるか確認しましょう。

とうもろこしは収穫後、時間とともに甘みが失われていくため、購入したらすぐに調理するのが一番です。すぐに食べない場合は、皮付きのままラップで包み、冷蔵庫の野菜室で立てて保存しましょう。茹でたり蒸したりしてからラップで包み、冷蔵または冷凍保存も可能です。

2.5.2 とうもろこしを使った7月のおすすめレシピ

とうもろこしの甘さを活かした料理は、子どもから大人まで大人気です。

  • 焼きとうもろこし: 香ばしい醤油の香りが食欲をそそる夏の風物詩。バーベキューでも定番ですね。
  • とうもろこしご飯: とうもろこしの実を芯から外し、お米と一緒に炊き込めば、甘くて風味豊かなご飯が楽しめます。
  • とうもろこしの冷製ポタージュ: とうもろこしの甘みを凝縮した冷たいスープは、夏にぴったりのごちそう。牛乳や生クリームでのばしてどうぞ。

2.6 その他7月が旬の野菜 オクラやゴーヤなど

7月には、他にも魅力的な野菜がたくさん旬を迎えます。それぞれの個性を活かした料理で、夏の食卓を豊かに彩りましょう。

野菜特徴とおすすめの食べ方
オクラネバネバ成分が特徴で、夏バテ予防にも良いと言われます。さっと茹でておひたしや和え物、サラダに。天ぷらや炒め物も美味しいですね。
ゴーヤ(にがうり)独特の苦みがクセになる沖縄の代表的な夏野菜。ビタミンCが豊富です。定番のゴーヤチャンプルーのほか、薄切りにしてサラダや和え物、天ぷらにも。
モロヘイヤ刻むとオクラのような粘りが出る栄養価の高い野菜。カロテンやカルシウムが豊富です。おひたしやスープ、スムージーなどにおすすめです。
ズッキーニ見た目はきゅうりに似ていますが、かぼちゃの仲間。油との相性が良く、加熱すると甘みが増します。ラタトゥイユや炒め物、グリル、フライなどに。
枝豆ビールのお供としておなじみ。タンパク質やビタミンB1が豊富で、夏の疲労回復に役立ちます。塩ゆでが一番ですが、ひたし豆や混ぜご飯も美味しいです。
ししとうピリッとした辛みがアクセントになる野菜。時々とても辛いものがあるので注意が必要ですね。焼き物や天ぷら、炒め物などに。

これらの野菜も、新鮮なものを選んで、それぞれの特徴に合った調理法で美味しくいただきましょう。旬の野菜を上手に取り入れて、暑い夏を元気に過ごしたいですね。

3. 7月が旬の魚介類一覧 新鮮な海の幸を味わおう

夏の太陽が照りつける7月は、海からの恵みも豊かな季節です。この時期に旬を迎える魚介類は、脂がのっていたり、身が引き締まっていたりと、格別の美味しさを楽しめます。食欲が落ちやすい夏場でも、新鮮な魚介類はさっぱりといただけたり、滋養に富んでいたりと、私たちの食卓を豊かにしてくれます。ここでは、7月にぜひ味わっていただきたい旬の魚介類と、その魅力をご紹介しますね。

3.1 夏の味覚の王様 アジ

アジは一年を通して見かける魚ですが、特に美味しい旬は初夏から夏にかけてと言われています。この時期のアジは適度に脂がのり、身もふっくらとしていて、まさに「味がいい」から「アジ」と名付けられたという説も納得の味わいです。食卓の主役にも、お酒のお供にもぴったりな万能選手ですよ。

3.1.1 アジの選び方とさばき方

新鮮なアジを選ぶポイントは、まず目が澄んでいて、エラが鮮やかな紅色をしていることです。また、体にハリがあり、触ってみて硬く感じるものが新鮮な証拠です。小アジであれば、唐揚げや南蛮漬けに、中アジ以上ならお刺身やたたき、塩焼きなど、大きさに合わせて調理法を選ぶのも楽しいですね。

アジのさばき方は、基本の三枚おろしを覚えておくと便利です。まずゼイゴを尾から頭に向かってそぎ取り、頭を落としてワタを取り除きます。その後、水洗いして水気をよく拭き取り、中骨に沿って包丁を入れて身を二枚におろし、最後に裏返して同様に中骨から身を外せば三枚おろしの完成です。慣れるまでは少し難しく感じるかもしれませんが、自分でさばいたアジの味は格別ですよ。

3.1.2 アジを使った7月のおすすめレシピ

7月のアジは、その美味しさをシンプルに味わうのがおすすめです。

  • アジのたたき:新鮮なアジを三枚におろし、皮を引いて細かく刻み、ネギや生姜、ミョウガなどの薬味と和えれば、夏にぴったりの爽やかな一品になります。
  • アジの塩焼き:シンプルながら、アジ本来の旨味を堪能できる定番料理です。焼き立ての香ばしさとふっくらとした身は、ご飯が進みますね。
  • アジの南蛮漬け:揚げたアジを甘酢に漬け込む南蛮漬けは、作り置きもできて便利です。野菜も一緒に摂れるので、夏バテ予防にもなりますよ。

3.2 旨味たっぷり イワシ

イワシも7月に旬を迎える代表的な青魚です。マイワシやウルメイワシなどがこの時期に美味しくなります。DHAやEPAといった良質な脂質を豊富に含み、栄養満点なのも嬉しいポイント。手頃な価格で手に入りやすいのも魅力ですね。

3.2.1 イワシの選び方と下処理

新鮮なイワシは、目が澄んでいて、ウロコがキラキラと輝き、体にハリがあります。お腹がしっかりしているものを選びましょう。イワシは傷みやすい魚なので、購入したら早めに下処理をするのが美味しくいただくコツです。

イワシの下処理は、手開きでも簡単に行えます。頭を落とし、腹に指を入れてワタをかき出し、親指で中骨に沿って尾まで開いて骨を取り除きます。手軽にできるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。もちろん、包丁を使っても綺麗に処理できます。

3.2.2 イワシを使った7月のおすすめレシピ

イワシは様々な調理法で楽しめますが、旬の時期にはその旨味を活かした料理がおすすめです。

  • イワシの蒲焼き:甘辛いタレで香ばしく焼き上げた蒲焼きは、ご飯との相性抜群です。夏バテ気味の時でも食欲をそそる一品ですね。
  • イワシの梅煮:梅干しと一緒に煮ることで、イワシの臭みが和らぎ、さっぱりといただけます。骨まで柔らかく煮込めば、カルシウムもたっぷり摂れますよ。
  • イワシのつみれ汁:自分で作ったつみれは格別の美味しさです。旬のイワシの旨味が溶け出したお汁は、心も体も温まります。

3.3 淡白で上品な味わい スズキ

スズキは夏を代表する白身魚で、7月頃から旬を迎え、特に美味しくなります。「鱸(すずき)」という漢字からもわかるように、成長するにつれて名前が変わる出世魚としても知られていますね。癖のない淡白な味わいで、様々な料理に合います。

3.3.1 スズキの選び方と調理法

新鮮なスズキは、目が澄んでいて、身に透明感と弾力があり、エラが鮮やかな赤色をしています。切り身の場合は、血合いの色が鮮やかで、身がみずみずしいものを選びましょう。

スズキは、刺身(洗い)、塩焼き、ムニエル、ポワレ、アクアパッツァなど、和洋問わず幅広い調理法で楽しめます。特に夏場は、氷水で身を締めた「洗い」が、さっぱりとしておすすめです。皮と身の間にも旨味があるので、皮目をパリッと焼いたポワレなども美味しいですよ。

3.3.2 スズキを使った7月のおすすめレシピ

上品な味わいのスズキは、少しおしゃれな料理にも挑戦しやすい魚です。

  • スズキのカルパッチョ:薄切りにしたスズキに、オリーブオイル、レモン汁、塩胡椒をかけ、ハーブや香味野菜を添えれば、見た目も華やかな前菜になります。
  • スズキの香草パン粉焼き:パン粉にハーブや粉チーズを混ぜてスズキにまぶし、オーブンやフライパンで焼き上げます。サクサクの衣とふっくらした身のコントラストが楽しめます。
  • スズキのアクアパッツァ:アサリやミニトマトなどと一緒に煮込むアクアパッツァは、魚介の旨味が凝縮されたスープも絶品です。夏野菜をたっぷり加えるのも良いですね。

3.4 その他7月が旬の魚介類 カツオやタコなど

アジ、イワシ、スズキの他にも、7月には美味しい旬を迎える魚介類がたくさんあります。それぞれの特徴とおすすめの食べ方を知って、夏の食卓をさらに豊かにしてみませんか。

魚介類特徴おすすめの食べ方
カツオ初夏から夏にかけて旬を迎える「初ガツオ」は、さっぱりとした赤身が特徴です。高タンパクで低脂肪なので、健康を意識する方にもおすすめです。たたき、刺身、カルパッチョ、手こね寿司、角煮
タコ夏に旬を迎えるのは主にマダコです。プリプリとした歯ごたえと噛むほどに広がる旨味が魅力。タウリンも豊富に含まれています。刺身、酢の物、たこ焼き、唐揚げ、アヒージョ、タコ飯
アナゴ夏の土用の丑の日に、ウナギと並んで食べられることもありますね。ふっくらと柔らかい身と上品な脂が特徴です。煮アナゴ(寿司ネタ)、白焼き、天ぷら、アナゴ丼、柳川風
キス透明感のある美しい白身で、繊細で上品な味わいが楽しめます。天ぷらの定番ネタとして人気が高い魚です。天ぷら、塩焼き、フライ、刺身(新鮮なもの)、昆布締め
カンパチ夏から秋にかけて旬を迎えます。ブリに似ていますが、ブリよりも身が締まり、さっぱりとした脂のりが特徴です。刺身、カルパッチョ、照り焼き、塩焼き、しゃぶしゃぶ

これらの魚介類も、スーパーの鮮魚コーナーや魚屋さんで見かける機会が増える時期です。旬ならではの美味しさを、ぜひご家庭で味わってみてくださいね。調理法に迷ったら、お店の方に尋ねてみるのも良いでしょう。

4. 7月が旬の果物一覧 甘くてジューシーな夏の味

夏の太陽をいっぱいに浴びて育った7月の果物は、格別の美味しさを私たちに届けてくれます。ジューシーで甘い果物は、夏の暑さを忘れさせてくれるだけでなく、ビタミンや水分も補給できる嬉しい存在ですね。この季節ならではの旬の果物を味わい、夏を元気に過ごしましょう。

4.1 夏の果物の女王 スイカ

夏といえば、やはりスイカを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。シャリシャリとした食感と、口いっぱいに広がる甘い果汁は、夏の暑さを忘れさせてくれますね。スイカは体の熱を冷ます効果も期待でき、夏バテ予防にもぴったりの果物です。

4.1.1 美味しいスイカの選び方と切り方

せっかくなら美味しいスイカを選びたいもの。ここでは、美味しいスイカを見分けるコツと、食べやすい切り方のポイントをご紹介します。

項目ポイント
選び方縞模様がくっきりとしていて、触ったときに少しデコボコしているもの。 ツルが付いていた部分が少しへこんでいるもの。 叩いたときに「ポンポン」と澄んだ音がするもの。(低い音や鈍い音は熟れすぎている可能性があります) お尻のへそ(花落ち部分)が小さいもの。
切り方食べる直前まで冷蔵庫でよく冷やしておきましょう。 まず半分に切り、種の並び方を見て、種に沿って放射状にカットすると種が取りやすくなります。 皮の近くまで甘みがあるので、少し緑の部分が残るくらいまで食べられます。

4.1.2 スイカを使った7月のおすすめデザート

そのまま冷やして食べるのが一番美味しいスイカですが、ちょっとひと手間加えてデザートにするのも素敵です。スイカを凍らせてミキサーにかければ、簡単シャーベットに。また、くり抜いて他のフルーツと合わせれば、見た目も華やかなフルーツポンチが楽しめますよ。

4.2 甘酸っぱさが魅力 もも

芳醇な香りと、とろけるような優しい甘さが魅力のももも、7月に旬を迎える代表的な果物です。白桃や黄桃など種類も豊富で、それぞれに異なる風味や食感を楽しむことができます。食物繊維も含まれているので、お腹の調子を整えるのにも役立ちます。

4.2.1 美味しいももの選び方と保存方法

美味しいももを選んで、上手に保存して、一番美味しい状態で味わいたいですね。

項目ポイント
選び方ふっくらと丸みがあり、左右対称の形をしているもの。 皮全体にうぶ毛がびっしりと生えているもの。 甘い香りが漂ってくるもの。 枝が付いていた部分の周りが青くないもの。
保存方法硬いももは、新聞紙などで包み、風通しの良い常温の場所で追熟させましょう。 指で軽く押して少し柔らかさを感じ、甘い香りが強くなってきたら食べ頃です。 食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やすと、より美味しくいただけます。 長く保存したい場合は、完熟したものをひとつずつラップで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。

4.2.2 ももを使った7月のおすすめデザート

ももは、そのまま味わうのはもちろん、デザートにも大活躍。コンポートにしたり、タルトやケーキの材料にしたりするのもおすすめです。バニラアイスクリームに添えるだけでも、贅沢な一品になりますよ。また、牛乳やヨーグルトと一緒にミキサーにかけてスムージーにするのも、暑い日にはぴったりです。

4.3 さっぱりとした甘さ プラム

プラムは、すももとも呼ばれ、甘酸っぱく爽やかな味わいが特徴の果物です。7月頃から多くの品種が出回り始め、生で食べるのはもちろん、ジャムや果実酒にするのも人気があります。クエン酸やリンゴ酸といった有機酸を多く含むため、疲労回復効果も期待できます。

4.3.1 プラムの選び方と追熟方法

美味しいプラムを選んで、食べ頃を逃さずに味わいましょう。

項目ポイント
選び方果皮にハリがあり、ブルームと呼ばれる白い粉がまんべんなく付いているもの。 持ったときにずっしりと重みを感じるもの。 品種によりますが、全体的に色づきが良いもの。
追熟方法まだ硬いプラムは、常温で追熟させます。キッチンペーパーなどで包んで、風通しの良い場所に置いておきましょう。 軽く押してみて少し柔らかさを感じ、甘い香りがしてきたら食べ頃です。 完熟したら、冷蔵庫で保存し、早めに食べきるようにしましょう。

4.3.2 プラムを使った7月のおすすめジャム

プラムはジャムにするのにぴったりの果物です。甘酸っぱいプラムジャムは、パンやヨーグルトとの相性も抜群。手作りすれば、甘さも自分好みに調整できます。皮ごと煮込むと、きれいな赤い色のジャムに仕上がりますよ。レモン汁を少し加えると、色鮮やかになり、風味も引き立ちます。

4.4 その他7月が旬の果物 メロンやブルーベリーなど

7月には、他にも美味しい果物がたくさん旬を迎えます。

  • メロン:上品な甘さと芳醇な香りが魅力のメロン。食べ頃を見極めて、特別なデザートとして楽しみたいですね。アンデスメロンやクインシーメロンなどが旬を迎えます。
  • ブルーベリー:小さな粒にアントシアニンなどの栄養がたっぷり詰まったブルーベリー。そのままパクパク食べたり、ヨーグルトやシリアルに混ぜたり、ジャムやマフィンにしたりと、楽しみ方も色々です。
  • ぶどう(デラウェアなど):小粒で種なしのデラウェアなど、一部のぶどうも7月から旬を迎えます。手軽に食べられる甘いぶどうは、お子様にも人気ですね。

これらの果物も、店頭で見かけたらぜひ手に取って、旬の美味しさを味わってみてくださいね。夏の食卓を豊かに彩ってくれることでしょう。

5. 7月の旬の食材を使ったおすすめレシピ集

太陽の恵みをいっぱいに浴びた7月の旬の食材は、彩りも豊かで栄養満点。暑い夏を元気に乗り切るための、とっておきのレシピをご紹介します。毎日の食卓に、旬の美味しさを取り入れてみませんか。キッチンに立つのが少し億劫になる季節ですが、旬の食材を使えば、手軽に美味しい一皿が完成しますよ。

5.1 夏バテ予防に 7月の食材で作るスタミナ料理

夏の厳しい暑さで食欲が落ちてしまったり、なんだか体がだるいと感じたりすることはありませんか。そんな時には、旬の食材のパワーを借りて、美味しくスタミナを補給するのがおすすめです。ここでは、7月の食材をふんだんに使った、元気が出るスタミナ料理をご紹介します。しっかり食べて、夏を元気に過ごしましょう。

レシピ名主な7月の旬の食材ひとことコメント
ゴーヤチャンプルーゴーヤ、ピーマン沖縄の家庭料理としておなじみのゴーヤチャンプルーは、ビタミンCが豊富なゴーヤが主役。独特の苦みが食欲を刺激し、豚肉や豆腐と一緒に炒めることで栄養バランスも整います。夏バテ気味の体に活力を与えてくれる一品です。
夏野菜と鶏むね肉の黒酢あんかけなす、トマト、ピーマン色鮮やかな旬の夏野菜(なす、トマト、ピーマンなど)と、ヘルシーな鶏むね肉を使い、食欲をそそる黒酢あんで仕上げます。野菜の甘みと黒酢のコクと酸味が絶妙に絡み合い、ご飯が進むこと間違いなし。見た目も華やかで、食卓を豊かに彩ります。
アジの香草パン粉焼き トマトソース添えアジ、トマトDHAやEPAが豊富な旬のアジに、ハーブを混ぜたパン粉をまぶして香ばしく焼き上げます。フレッシュなトマトで作った自家製ソースを添えれば、おしゃれなメインディッシュに。栄養満点で、夏のスタミナ補給にもぴったりです。

5.2 ひんやり美味しい 7月の食材で作る冷製レシピ

うだるような暑さが続く日には、のどごしが良く、さっぱりとした冷たいお料理が恋しくなりますね。7月が旬の食材を使えば、見た目にも涼やかで、体の中からクールダウンできる美味しい一品が手軽に作れます。火を使う時間を短縮できるレシピも多いので、ぜひお試しください。

レシピ名主な7月の旬の食材ひとことコメント
トマトとバジルの冷製カッペリーニトマト太陽の恵みを受けた完熟トマトの甘みと酸味を存分に活かした冷製パスタは、夏のランチに最適です。細めのパスタ「カッペリーニ」を使えば、ソースとよく絡み、つるりとした食感が楽しめます。バジルの爽やかな香りがアクセントになり、食欲をそそります。
きゅうりとタコ、みょうがの酢の物きゅうり、タコシャキシャキとした食感のきゅうりと、歯ごたえの良い旬のタコを使った酢の物は、夏の定番。薬味としてみょうがや大葉を加えると、香りが引き立ち、より一層さっぱりといただけます。食欲がない時でも箸が進む、涼やかな一品です。
焼きなすとオクラの冷たいお浸しなす、オクラ香ばしく焼いて皮をむいたとろりとしたなすと、さっと茹でたネバネバ食感が楽しいオクラを、冷たいだし汁に浸していただきます。冷蔵庫でよく冷やし、おろし生姜やかつお節を添えれば、上品な味わいが楽しめ、夏の副菜として大活躍します。

5.3 簡単時短 7月の食材で作るお手軽レシピ

忙しい毎日を送る中で、旬の食材の美味しさを手軽に食卓に取り入れたいというのは、多くの方が思うことではないでしょうか。ここでは、調理時間も短く、少ない手順で簡単に作れるのに、とびきり美味しいお手軽レシピをご紹介します。旬の味覚を気軽に楽しんで、日々の食事を豊かにしましょう。

レシピ名主な7月の旬の食材ひとことコメント
とうもろこしの丸ごとレンジ蒸し バター醤油風味とうもろこし甘みがぎゅっと詰まった旬のとうもろこしは、皮を数枚残したままラップで包み、電子レンジで加熱するだけで、手軽に蒸しとうもろこしが楽しめます。仕上げにバターと醤油を少し垂らせば、風味豊かな味わいに。素材本来の甘さを堪能できる、シンプルながらも贅沢な一品です。
トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ風サラダトマト真っ赤に熟したジューシーなトマトとモッツァレラチーズをスライスして交互に並べ、フレッシュバジルを散らして上質なオリーブオイルと塩胡椒をかけるだけ。火を使わずに作れる、おしゃれで美味しいイタリアンの前菜です。彩りも美しく、食卓を華やかに演出してくれます。
ピーマンとちりめんじゃこの炒め物ピーマン旬のピーマンを細切りにして、ちりめんじゃこと一緒にごま油でさっと炒めるだけの簡単レシピ。ピーマンのほろ苦さとじゃこの塩味、ごま油の香ばしさが絶妙なハーモニーを生み出します。ご飯のお供にはもちろん、お酒のおつまみにもぴったり。作り置きしておけば、あと一品欲しい時にも便利です。

6. まとめ

7月は、太陽の光をたっぷり浴びて育った野菜や果物、そして活きの良い魚介類が市場に並び、私たちの食卓を豊かに彩ってくれる素晴らしい季節です。旬の食材は、その時期に最も美味しく、栄養価も高まるため、積極的に取り入れることで、夏の暑さに負けない体づくりにも繋がりますね。この記事でご紹介したトマト、きゅうり、アジ、スイカなど、それぞれの選び方やレシピを参考に、ぜひ旬の味覚を存分に味わってみてください。日々の献立に旬の食材を上手に取り入れて、美味しく楽しい夏の食卓を囲み、健やかな毎日をお過ごしいただければ幸いです。

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この記事を書いた人

ハレノヒ編集部は、「わたしらしく、身軽に暮らす」をテーマに、日々の暮らしを前向きに楽しむためのヒントをお届けしています。
美容や健康、趣味、暮らしの工夫など、50代以降の女性を中心に、誰もが自分らしく輝けるような情報をやさしい目線で発信しています。
ちょっと気になる話題や、ふと心に残る言葉も添えて、皆さまの毎日が少し晴れやかになりますように。

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