2025年「シルバーウィーク」はいつから？2026年以降も解説

2025年のシルバーウィークは、暦の上では大型連休とはなりませんが、祝日の並び次第で楽しみ方も広がります。この記事では、2025年の具体的な連休パターンや、そもそもシルバーウィークとは何か、大型連休が生まれる条件、過去の事例、そして気になる2026年以降の連休予測まで詳しく解説します。

1. 2025年シルバーウィークはいつからいつまで？

秋の行楽シーズン、お出かけの計画を立てるのが楽しみな時期ですね。特に「シルバーウィーク」と呼ばれる大型連休があると、心も弾むものです。さて、気になる2025年のシルバーウィークは、いつからいつまでお休みになるのでしょうか？さっそく見ていきましょう。

1.1 2025年シルバーウィークはある？

まず、2025年の「シルバーウィーク」ですが、残念ながらカレンダー通りの日程では大型連休（5連休以上）にはなりません。

シルバーウィークが大型連休となるには、秋の祝日である「敬老の日」と「秋分の日」の並び方が重要になります。2025年の場合、これらの祝日が離れているため、祝日と祝日の間の平日が休日になる「国民の休日」は発生しないのです。

ですが、2025年の9月には、敬老の日を中心とした3連休があり、その翌週に秋分の日のお休みがあります。大型連休とはならなくても、工夫次第で充実した時間を過ごせそうですね。

1.2 2025年の9月の祝日の配置と連休パターン

それでは、2025年9月の具体的な祝日の配置と、どのようなお休みになるのかを詳しく見てみましょう。

日付	曜日	祝日・備考
2025年9月13日	土曜日	週末
2025年9月14日	日曜日	週末
2025年9月15日	月曜日	敬老の日（祝日）
2025年9月16日	火曜日	平日
2025年9月17日	水曜日	平日
2025年9月18日	木曜日	平日
2025年9月19日	金曜日	平日
2025年9月20日	土曜日	週末
2025年9月21日	日曜日	週末
2025年9月22日	月曜日	平日
2025年9月23日	火曜日	秋分の日（祝日）

このように、2025年9月は、まず13日（土）から15日（月・敬老の日）までの3連休があります。

そして、翌週の9月23日（火）が秋分の日でお休みとなります。こちらは単独の祝日です。もし週末とつなげてお休みを長くしたい場合は、間の9月22日（月）にお休みを取ることで、9月20日（土）から23日（火）までの4連休にすることも可能です。ただ、これは有給休暇などを活用した場合の過ごし方の一つですね。

2025年の9月は、カレンダー通りですと3連休が1回と、飛び石の祝日が1回という形になります。祝日の日付については、内閣府の「国民の祝日について」もご参照ください。

2. シルバーウィークとは？大型連休になる条件と過去の事例

秋の大型連休としてすっかりおなじみになった「シルバーウィーク」ですが、毎年必ず大型連休になるわけではありません。ここでは、シルバーウィークがどのような条件で大型連休になるのか、そして過去にはどんな連休があったのかを見ていきましょう。

2.1 シルバーウィークの定義と大型連休が生まれる条件

「シルバーウィーク」という言葉は、春の「ゴールデンウィーク」と対になるように、秋の9月にある大型連休を指す愛称として使われています。この大型連休が生まれるには、日本の祝日に関する法律である「国民の祝日に関する法律」（通称：祝日法）が大きく関わっています。

具体的には、次の祝日の配置がポイントになります。

• 敬老の日：9月の第3月曜日
• 秋分の日：9月22日または23日ごろ（天文学的な計算によって毎年決定されます）

これらの祝日に加えて、祝日法のルールが適用されることで、連休が長くなることがあります。

1. 振替休日：日曜日が祝日にあたるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日が休日となります。
2. 国民の休日：その前日及び翌日が「国民の祝日」である日（「国民の祝日」でない場合に限る。）は、休日となります。このルールによって、祝日と祝日に挟まれた平日が休日となり、大型連休が誕生するのです。

シルバーウィークが大型連休（一般的には5連休以上）になるのは、敬老の日（月曜日）と秋分の日（水曜日）の間に平日が1日だけ挟まる場合です。この火曜日が「国民の休日」となり、土曜日から水曜日までの5連休が実現します。詳しくは内閣府の「国民の祝日について」のページでも確認できます。

2.2 過去の大型シルバーウィークはいつ？

過去には、実際に大型シルバーウィークがありました。特に記憶に新しいのは、次の2回ではないでしょうか。

年	連休期間	日数	祝日の並び
2009年	9月19日（土）～9月23日（水）	5日間	土曜日、日曜日、敬老の日（月）、国民の休日（火）、秋分の日（水）
2015年	9月19日（土）～9月23日（水）	5日間	土曜日、日曜日、敬老の日（月）、国民の休日（火）、秋分の日（水）

これらの年は、まさに理想的な祝日の配置となり、5日間の大型連休が実現しました。旅行に出かけたり、趣味に没頭したりと、多くの方が充実した時間を過ごされたことでしょう。こうした貴重な大型連休は、私たちの暮らしに彩りを与えてくれる大切な機会ですね。

3. 2026年以降のシルバーウィークはどうなる？今後の連休を徹底予測

ここでは、2026年以降のシルバーウィークがどうなるのか、将来の大型連休の可能性について見ていきましょう。

3.1 2026年のシルバーウィーク期間と連休の見込み

2026年の9月は、カレンダーの並びがとても良い年になりそうです。まずは、祝日を確認してみましょう。

• 敬老の日：9月21日（月曜日）
• 秋分の日：9月23日（水曜日）

この二つの祝日の間に、9月22日（火曜日）が平日として挟まれていますね。祝日法では、「その前日及び翌日が『国民の祝日』である日（『国民の祝日』でない日に限る。）は、休日とする」と定められています。このため、9月22日（火曜日）は「国民の休日」となり、お休みになる可能性が非常に高いのです。

そうなると、2026年の9月は…

日付	曜日	内容
2026年9月19日	土曜日	週末
2026年9月21日	日曜日	週末
2026年9月22日	月曜日	敬老の日
2026年9月23日	火曜日	国民の休日（見込み）
2026年9月24日	水曜日	秋分の日

このように、9月19日（土曜日）から9月23日（水曜日）までの5連休となる見込みです。これは2015年以来、実に11年ぶりの大型シルバーウィークの到来となりそうですね。旅行や帰省の計画を立てるには絶好の機会となりそうですから、今から楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。

（祝日法については、内閣府の「国民の祝日について」もご参照ください。）

3.2 2027年のシルバーウィーク期間と連休の見込み

さて、2026年の素晴らしい連休の翌年、2027年のシルバーウィークはどうなるのでしょうか。こちらも祝日の日付から見ていきましょう。

• 敬老の日：9月20日（月曜日）
• 秋分の日：9月23日（木曜日）

2027年の場合、敬老の日と秋分の日の間には、9月21日（火曜日）と9月22日（水曜日）の2日間があります。残念ながら、この場合は「国民の休日」の条件には当てはまらないため、2026年のような大型連休にはなりません。

具体的には、以下のようなカレンダーの並びが予想されます。

日付	曜日	内容
2027年9月18日	土曜日	週末
2027年9月19日	日曜日	週末
2027年9月20日	月曜日	敬老の日
2027年9月21日	火曜日	平日
2027年9月22日	水曜日	平日
2027年9月23日	木曜日	秋分の日
2027年9月24日	金曜日	平日

敬老の日を中心とした9月18日（土曜日）から20日（月曜日）までの3連休と、秋分の日である9月23日（木曜日）が単独の祝日となる見込みです。もし長いお休みを取りたい場合は、9月21日（火曜日）と22日（水曜日）にお休みを取得すれば、最大で9月18日から26日までの9連休も夢ではありません。また、9月24日（金曜日）にお休みを取れば、秋分の日と合わせて4連休にすることもできますね。工夫次第で、秋の行楽シーズンを存分に楽しめそうです。

3.3 将来の大型シルバーウィークは何年後か予想

2026年に期待される大型シルバーウィークですが、その次はいつ頃になるのでしょうか。過去を振り返ると、9月に5連休以上の大型連休となったのは、2009年と2015年でした。そして、先ほどお伝えした通り、2026年もその仲間入りをする可能性が高いです。

大型シルバーウィークが生まれる条件は、主に以下の2つがそろうことです。

1. 敬老の日（9月第3月曜日）と秋分の日（9月23日頃）が近接していること。
2. その間に挟まれる平日が1日だけで、「国民の休日」が適用されること。

秋分の日は、地球が秋分点を通過する日とされており、国立天文台の観測によって毎年2月1日に翌年の日付が「暦要項」として官報に掲載され、正式に決定されます。そのため、将来の秋分の日を完全に確定することはできませんが、おおよその予測は可能です。

この予測に基づくと、2026年の次に大型シルバーウィーク（5連休）が期待できるのは、以下の年と考えられます。

• 2032年：敬老の日が9月20日（月）、秋分の日が9月22日（水）と予測され、9月21日（火）が国民の休日となる可能性があります。
• 2037年：敬老の日が9月21日（月）、秋分の日が9月23日（水）と予測され、9月22日（火）が国民の休日となる可能性があります。

さらに先では、2043年なども候補として挙げられますが、かなり先の話になりますね。もちろん、祝日法が改正されたり、秋分の日の日付が予測とずれたりする可能性もゼロではありません。それでも、数年に一度訪れるかもしれない特別な連休だと思うと、なんだかワクワクしてきませんか。まずは2026年の大型シルバーウィークを心待ちにしつつ、その先の楽しみも少しずつ思い描いてみるのも良いかもしれませんね。

4. まとめ

2025年の秋は、カレンダーの上では残念ながら大型のシルバーウィークとはならないようですね。祝日の配置によって、数年に一度訪れる貴重な大型連休ですが、2025年は敬老の日と秋分の日が連続しないため、飛び石のお休みとなりそうです。次の大型シルバーウィークはまだ少し先のようですが、たとえ短いお休みでも、秋の心地よい季節を存分に楽しんで、日々の暮らしに彩りを添える素敵な時間をお過ごしくださいね。今後のご予定を立てる上で、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。