賞味期限切れの豆腐は未開封でいつまで食べられる?

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冷蔵庫の奥で見つけた賞味期限切れの豆腐、「まだ食べられるかしら?」と迷いますよね。この記事では、未開封ならいつまで大丈夫か、安全な見分け方のコツ、食べる際の注意点、そして余った豆腐の活用レシピまで、詳しくお伝えします。賞味期限が過ぎた豆腐も、状態をしっかり確認すれば美味しくいただけるかもしれません。その判断のポイントを一緒に見ていきましょう。

目次

1. 豆腐の賞味期限と消費期限の違いを理解する

あら、冷蔵庫の奥から賞味期限が近い豆腐が出てきたわ…なんて経験、ありませんか?「この豆腐、まだ食べられるかしら?」と迷うこと、ありますよね。実は、食品についている期限の表示には「賞味期限」と「消費期限」という、大切な二つのしるしがあるんです。まずはこの違いをしっかり理解して、豆腐と上手に付き合っていきましょう。

この二つの期限は、国が定めた食品表示法に基づいて表示されています。どちらも、袋や容器を開けないで、書かれた通りに保存していた場合の期限を示しています。

1.1 賞味期限とは美味しく食べられる期限

多くの豆腐に表示されているのが、この「賞味期限」ですね。これは、定められた方法で保存した場合に、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日のこと。「おいしさのめやす」と考えていただくと分かりやすいかもしれません。比較的品質が劣化しにくい、スナック菓子や缶詰、牛乳(ロングライフ牛乳などを除く)などにもこの賞味期限が使われています。

ですから、賞味期限が少し過ぎたからといって、すぐに食べられなくなるわけではないのです。ただ、本来の風味や食感が少しずつ損なわれていく可能性は心に留めておきたいですね。あくまで「おいしく食べられる期限」ですもの。

1.2 消費期限が設定されている豆腐もある?

一方、「消費期限」という表示もありますの。こちらは、定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日のこと。お弁当やお惣菜、サンドイッチ、生菓子、ひき肉など、品質が急速に劣化しやすい食品に表示されています。

この消費期限を過ぎたものは、残念ながら安全のために召し上がらない方が賢明ですわ。では、豆腐に消費期限が設定されていることはあるのでしょうか? 一般的な充填豆腐や木綿豆腐、絹ごし豆腐の多くは賞味期限ですが、例えば、昔ながらの製法で作られた一部の「生豆腐」や、お豆腐屋さんでその日に作られたばかりのもの、または豆腐を使ったお惣菜(白和えなど)では、消費期限が設定されている場合も考えられます。お手元の豆腐のパッケージをよくご覧になって、どちらの期限が書かれているか、しっかり確認することが大切ですね。

ここで、賞味期限と消費期限の違いを分かりやすくまとめてみましょう。

項目賞味期限消費期限
意味おいしく食べられる期限安全に食べられる期限
表示対象の食品(例)豆腐(一般的なもの)、納豆、卵、スナック菓子、缶詰、ペットボトル飲料など弁当、サンドイッチ、生肉、生魚、生菓子、一部の豆腐製品など
期限が過ぎたらすぐに食べられなくなるわけではないが、風味や品質が低下する可能性あり食べるのは避けるべき

より詳しい情報は、消費者庁のウェブサイト「食品の期限表示に関する情報」でも確認できますので、一度ご覧になってみてくださいね。

2. 賞味期限切れの豆腐 未開封ならいつまで食べられるか

うっかりしていて、冷蔵庫の奥から賞味期限が過ぎてしまった豆腐が出てくること、ありますよね。未開封の豆腐なら、賞味期限が切れていてもすぐに捨ててしまうのはもったいないと感じる方も多いのではないでしょうか。ここでは、未開封の賞味期限切れ豆腐がいつまで食べられる可能性があるのか、その目安や注意点について見ていきましょう。

2.1 メーカー推奨と一般的な目安

まず一番大切なのは、豆腐のパッケージに記載されている情報を確認することです。メーカーは製品ごとに最適な保存方法や期限を設定しています。豆腐の賞味期限は、多くの場合、未開封で冷蔵保存した場合に「おいしく食べられる期限」を示しています。

しかし、一般的な目安として、賞味期限が数日過ぎた程度であれば、適切に保存されていれば食べられることもあります。特に、充填(じゅうてん)豆腐や、容器に隙間なく密封されているタイプの豆腐は、製造過程で加熱殺菌されているものが多く、比較的日持ちしやすいと言われています。それでも、メーカーが推奨する期限を大きく超える場合は注意が必要です。

2.2 未開封でも保存状態が豆腐の寿命を左右する

「未開封だから大丈夫」と安心してしまうのは少し早いかもしれません。実は、未開封であっても豆腐がどのような環境で保存されていたかが、その品質を保つ上で非常に重要になります。

例えば、お店から持ち帰る際に長時間温かい場所に置かれてしまったり、冷蔵庫の中でも温度変化の激しいドアポケットに保存されていたりすると、豆腐の品質は思ったよりも早く落ちてしまうことがあります。豆腐はデリケートな食品ですので、購入後は速やかに冷蔵庫に入れ、温度が低く安定した場所(例えばチルド室など)で保存するのが理想的です。適切な保存が、豆腐を長持ちさせる秘訣と言えるでしょう。

2.3 冷蔵保存された賞味期限切れ豆腐の目安

では、具体的に冷蔵庫で適切に保存されていた場合、賞味期限が切れた未開封の豆腐はいつまで食べられる可能性があるのでしょうか。これは豆腐の種類や製造方法、保存状態によって変わるため一概には言えませんが、一般的な目安を以下の表にまとめてみました。

豆腐の種類賞味期限切れ後の目安(未開封・冷蔵保存)備考
充填豆腐(ロングライフ豆腐など)賞味期限から1週間~10日程度容器内で加熱殺菌されており、比較的長持ちしやすい傾向にあります。
一般的な木綿豆腐・絹ごし豆腐賞味期限から2~3日程度水に浸かっているタイプは、パック内の水の状態も確認しましょう。

繰り返しになりますが、これらはあくまで一般的な目安であり、安全を保証するものではありません。賞味期限が過ぎた豆腐を食べる前には、必ず次の項目でご紹介する「食べられるかどうかの見分け方」を参考にご自身の五感で確認し、少しでも不安を感じたら無理に食べないようにしてくださいね。

2.4 賞味期限切れ豆腐は冷凍保存できる?その場合の期限

「すぐに食べきれないけれど、まだ食べられそう…」そんな賞味期限切れ間近、あるいは少し過ぎてしまった豆腐がある場合、冷凍保存も選択肢の一つとして考えられます。

豆腐を冷凍すると、中の水分が凍って組織が変化し、解凍後には高野豆腐のようなスポンジ状の食感になります。この食感の変化を活かして、煮物や炒め物、揚げ出し豆腐などに使うと、また違った美味しさを楽しむことができます。水切りをしてから小分けにして冷凍すると、使うときに便利ですよ。

冷凍した場合の保存期間の目安は、おおよそ1ヶ月程度です。ただし、冷凍保存した場合でも、解凍後はできるだけ早めに使い切るようにしましょう。解凍は、冷蔵庫でゆっくり自然解凍するか、急ぐ場合は電子レンジの解凍機能を使うと良いでしょう。冷凍することで風味も多少変わるため、新鮮な豆腐とは異なる食材として、加熱調理に活用するのがおすすめです。

3. 賞味期限切れの豆腐 食べられるかどうかの見分け方

うっかり賞味期限が過ぎてしまった豆腐、「まだ食べられるかしら?」と悩むことはありませんか。豆腐は水分が多くデリケートな食品ですので、食べられるかどうかを見極めることはとても大切です。ここでは、五感を使い、安全に判断するためのポイントを詳しくご紹介しますね。

3.1 見た目で判断する豆腐の変化

まずは目で見て、豆腐の状態をじっくりと観察しましょう。いつもと違うサインが出ていないか、丁寧にチェックすることが肝心です。特に注意していただきたいのは、色、表面の状態、そしてパックや中の水の様子です。

3.1.1 豆腐の色やぬめりを確認

新鮮で健康な豆腐は、美しい乳白色をしています。しかし、時間が経つにつれて変化が現れることがあります。色の変化や表面のぬめりは、豆腐が傷み始めているサインかもしれません。

確認ポイントこのような状態は要注意です!
豆腐の色全体的に黄ばんでいる、ピンクがかっている、部分的に黒ずんでいたり、青や緑色のカビのような斑点が見られる
豆腐の表面ぬるっとした膜が張っている、ネバネバする、糸を引いている、表面が溶けたように崩れている

特に、豆腐の表面に明らかなぬめりやネバつきを感じる場合は、雑菌が繁殖している可能性が高いと考えられます。また、普段見慣れている豆腐の色と比べて、明らかに違う色合いになっていないかも、しっかりと確認してくださいね。

3.1.2 豆腐パックの膨張や水の濁り

豆腐が入っているパックや、パックの中の水(充填水)の状態も、豆腐の鮮度を見極める上で重要な手がかりとなります。腐敗が進むと、これらの部分にも変化が現れることがあります。

確認ポイントこのような状態は危険なサインです!
豆腐パック(未開封の状態)パンパンに膨らんでいる、シール部分から中身が漏れ出している
パック内の水(充填水)明らかに白く濁っている、黄色っぽく変色している、水にとろみがついている、異物や通常より多い気泡が見られる

未開封の豆腐パックが、風船のようにパンパンに膨らんでいる場合は、中で雑菌が繁殖し、ガスを発生させている可能性があります。また、パックの中の水が、普段よりも明らかに白く濁っていたり、とろみがついていたりする場合も、豆腐が傷んでいるサインと考えられます。このような豆腐は、食べるのを避けるのが賢明です。

3.2 匂いで判断する豆腐の異常

次に、豆腐の匂いをかいでみましょう。見た目には大きな変化がなくても、匂いで異常に気づくことがあります。豆腐本来の香りは、大豆のほのかな甘い香りか、ほとんど無臭に近いものです。いつもと違う不快な匂いがしたら、注意が必要です。

3.2.1 酸っぱい匂いや腐敗臭は危険信号

開封した際に、ツンとした酸っぱい匂いや、明らかな腐敗臭がする場合は、豆腐が傷んでいる可能性が非常に高いです。具体的には、以下のような匂いに注意してください。

匂いの種類このような匂いは危険です!
酸っぱい匂いヨーグルトが傷んだような酸っぱい匂い、酢のようなツンとする刺激臭
腐敗臭生ゴミのような嫌な匂い、アンモニア臭、ドブのような不快な匂い
その他の異臭カビ臭い匂い、薬品のような普段感じないおかしな匂い

特に、豆腐から酸っぱい匂いや、明らかに腐ったような嫌な匂いがする場合は、雑菌がかなり増殖している証拠です。このような豆腐は、絶対に口にしないでくださいね。健康を害する恐れがあります。

3.3 味で判断する際の注意点(賞味期限切れ豆腐の試食)

見た目や匂いに大きな異常が見られなかったとしても、「少しだけなら…」と味で確認しようと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、賞味期限が過ぎた豆腐の味見は、最後の手段であり、極めて慎重に行う必要があります。もし試食する場合には、ほんの少量にとどめ、飲み込まずに異常がないかを確認してください。

3.3.1 豆腐の酸味や苦味を感じたら廃棄

ごく少量を口に含んでみて、以下のような普段の豆腐とは異なる味や刺激を感じた場合は、すぐに吐き出して、その豆腐は廃棄しましょう。

  • 酸味:豆腐が明らかに酸っぱく感じる。
  • 苦味:普段は感じない苦みがある。
  • 刺激:舌がピリピリするような刺激を感じる。
  • えぐみ:不快なえぐみや、嫌な後味が残る。

これらの味は、豆腐が傷んでしまっている明確なサインです。「もったいない」という気持ちはわかりますが、飲み込まずにすぐに処分してください。万が一、体調を崩してしまっては大変ですからね。

3.4 少しでも怪しい賞味期限切れ豆腐は食べない勇気

ここまでご紹介した見た目、匂い、そして味のチェックポイントを確認しても、「なんだかいつもと違う気がする」「本当に大丈夫かしら?」と少しでも不安を感じる場合は、無理して食べるのは絶対にやめましょう。「もったいない」という気持ちも大切ですが、それ以上に大切なのはご自身の健康です。

食中毒のリスクを考えると、「少しでも怪しい」と感じた豆腐は、迷わず廃棄する勇気を持つことが、結果としてご自身やご家族の健康を守ることにつながります。安心して美味しく食事を楽しむためにも、この点を心に留めておいてくださいね。

4. 賞味期限切れの豆腐を食べる際の注意点

うっかり賞味期限が過ぎてしまった豆腐。すぐに食べられなかったけれど、もったいないなと感じることもありますよね。もし、賞味期限切れの豆腐を口にする場合は、いくつか心に留めておいていただきたい大切な注意点がございます。何よりも安全を第一に考え、少しでも不安を感じたら無理をしないことが肝心ですよ。

4.1 賞味期限切れ豆腐は必ず加熱調理する

賞味期限が切れた豆腐をもし召し上がるのであれば、必ず加熱調理を心がけてくださいね。ひんやりとした冷奴や、そのまま薬味を添えていただくのは、残念ながらこの場合はぐっと我慢しましょう。

加熱することで、万が一、豆腐に増えてしまったかもしれない食中毒の原因となる菌を減らす効果が期待できます。お鍋でコトコト煮込んだり、フライパンで香ばしく焼き色をつけたりする調理法がおすすめです。その際、豆腐の中心部まで十分に火が通るように、じっくりと加熱することを忘れないでくださいね。例えば、麻婆豆腐や豆腐チャンプルー、煮物など、しっかりと火を通すレシピを選ぶと安心です。

4.2 体調不良時や免疫力が低下している場合は避ける

ご自身の体調があまりすぐれない時や、お仕事や家事で少しお疲れ気味で免疫力が落ちているなと感じる時は、賞味期限切れの豆腐を食べるのは控えるのが賢明です。

普段なら何ともないようなわずかな変化でも、体が弱っている時には影響を受けやすく、思わぬ不調につながることも考えられます。「今日は少し体が重いな」「なんだか本調子じゃないかも」と感じたら、ご自身の体をいたわることを優先してくださいね。新しい、新鮮な食材で元気をチャージしましょう。

4.3 子供や高齢者が賞味期限切れ豆腐を食べるのは慎重に

小さなお子さんやご高齢の方、そして何らかのご病気で治療中の方など、抵抗力が特に気になる方が賞味期限切れの豆腐を口にするのは、できる限り避けたいものです。大人にとっては問題ない範囲のことであっても、デリケートな体には大きな負担となってしまう可能性があります。

特に、小さなお子さんは消化器官も未熟ですし、ご高齢の方は体の機能が少しずつ変化している時期でもあります。大切なご家族の健康を第一に考えるなら、賞味期限内の新しい豆腐を用意するのが一番安心できる選択と言えるでしょう。万が一、やむを得ない状況で食べさせる場合でも、ごく少量にとどめ、加熱は徹底し、大人がまず安全を確認してから、そして少しでも異変を感じたらすぐに食べるのをやめるようにしてくださいね。

5. 開封後の豆腐の賞味期限と適切な保存方法

豆腐は日本の食卓に欠かせない食材ですが、一度開封すると日持ちしにくいのが悩ましいところですね。ここでは、開封後の豆腐をできるだけ美味しく、安全にいただくための賞味期限の考え方と、適切な保存方法について詳しくご紹介します。

5.1 開封した豆腐は賞味期限に関わらず早めに消費

豆腐は一度開封してしまうと、空気に触れることで雑菌が繁殖しやすくなり、品質の劣化が早まります。パッケージに記載されている賞味期限は、あくまで未開封の状態で正しく保存した場合の目安です。

そのため、開封した豆腐は、賞味期限の日付に関わらず、できるだけその日のうちに、遅くとも翌日までには食べきるように心がけましょう。特に気温の高い夏場は、より一層注意が必要ですね。美味しいうちに、そして安全にいただくためには、早めの消費が基本となります。

5.2 開封済み豆腐の正しい冷蔵保存テクニック

使い切れずに残ってしまった豆腐を冷蔵庫で保存する際には、ちょっとしたコツで鮮度を保ちやすくなります。正しい保存方法を覚えて、豆腐を美味しく安全にいただきましょう。

まず、豆腐が入っていたパックの水(充填水)は、一度捨ててしまうのがおすすめです。そして、豆腐を保存容器に移し、豆腐全体がしっかりと浸るように新しいきれいな水を注ぎ入れましょう。このひと手間で、雑菌の繁殖を抑える効果が期待できます。

保存容器は、ふた付きのものを選び、密閉して冷蔵庫で保存してください。そして、ここが大切なポイントですが、保存している水は毎日取り替えるようにしましょう。これにより、豆腐をより良い状態で保つことができます。

この方法で保存した場合でも、1~2日以内には食べきるようにしてくださいね。保存場所は、冷蔵庫の中でも温度が低く安定しているチルド室などが適しています。普通の冷蔵室よりも温度が低めに設定されているため、豆腐の鮮度をより長く保つのに役立ちます。

開封済み豆腐の冷蔵保存のポイントをまとめましたので、参考にしてください。

ポイント具体的な方法
保存容器清潔なふた付きの密閉できる容器を使用する
豆腐が完全に浸る量の新しいきれいな水を入れ、毎日取り替える
保存場所冷蔵庫のチルド室など、温度の低い場所(0~5℃程度が目安)
保存期間の目安1~2日以内

ただし、これらの方法でも完璧に雑菌の繁殖を防げるわけではありませんので、保存期間に関わらず、食べる前には必ず豆腐の状態(色、におい、ぬめりなど)を確認するようにしましょう。

5.3 開封後の豆腐は冷凍保存できる?

「開封した豆腐、すぐに使い切れないけれど、冷蔵保存でも心配…」そんな時には、冷凍保存という方法もございます。ただし、冷凍すると豆腐の食感が大きく変わることを覚えておきましょう。

冷凍した豆腐は、水分が抜けてスポンジのような、いわゆる「高野豆腐」や「凍り豆腐」に似た食感になります。木綿豆腐は比較的食感の変化が少なく冷凍に向いていますが、絹ごし豆腐は水分が多いため、解凍後にスカスカとした食感になりやすいです。この食感の変化を活かして、煮物や炒め物、揚げ物などに使うと、味が染み込みやすくて美味しくいただけます。

開封後の豆腐を冷凍保存する手順は以下の通りです。

  1. 豆腐の水をしっかりと切ります。キッチンペーパーなどで豆腐を包み、電子レンジ(600W)で2~3分加熱するか、重しを乗せて30分ほど置くと、効率よく水気を切ることができます。
  2. 使いやすい大きさにカットします。調理方法に合わせて、サイコロ状や薄切りなど、お好みの形でどうぞ。
  3. カットした豆腐を一つずつラップで丁寧に包むか、くっつかないように少し離して金属製のバットなどに並べて急速冷凍します。凍った後に冷凍用の保存袋に移し替えると、使う分だけ取り出しやすくて便利です。
  4. 冷凍用の保存袋に入れ、空気をできるだけ抜いてから口を閉じ、冷凍庫で保存します。

この方法で冷凍保存した場合、約1ヶ月程度を目安に使い切るようにしましょう。解凍する際は、冷蔵庫で自然解凍するか、急ぐ場合は電子レンジの解凍機能を使っても大丈夫です。解凍時に水分がたくさん出ますので、調理前に軽く絞ってから使うのがおすすめです。

冷凍豆腐は、生のまま食べるのには向きませんので、必ず加熱調理してお召し上がりくださいね。麻婆豆腐や豆腐チャンプルー、煮物などに活用すると、いつもと違った食感で楽しめますよ。

6. 賞味期限が近い豆腐や切れてしまった豆腐の活用レシピ

うっかり賞味期限が近づいていたり、少し過ぎてしまったりしたお豆腐も、加熱調理をすれば美味しくいただける場合があります。ここでは、そんなお豆腐を無駄なく活用できる、簡単でおいしいレシピをご紹介します。ただし、お豆腐の状態をよく確認し、色やにおい、ぬめりなどに少しでも異変を感じた場合は、無理せず処分するようにしてくださいね。

6.1 加熱で安心美味しい豆腐ステーキ

まずご紹介するのは、シンプルながらも豆腐の美味しさを存分に味わえる「豆腐ステーキ」です。外はカリッと香ばしく、中はふんわりとした食感が楽しめる一品。木綿豆腐を使えば食べ応えがあり、絹ごし豆腐ならなめらかな口当たりに仕上がります。賞味期限が気になるお豆腐も、しっかりと両面を焼き付けることで安心して召し上がれますよ。味付け次第で和風にも洋風にもなるので、毎日の献立にも取り入れやすいですね。

【材料(2人分)】

材料分量
木綿豆腐(または絹ごし豆腐)1丁(約300g~400g)
片栗粉(または薄力粉)大さじ2程度
サラダ油(またはごま油)大さじ1
醤油大さじ1.5
みりん大さじ1
大さじ1
おろし生姜(お好みで)小さじ1/2
刻みネギや大葉(お好みで)適量

【作り方】

1. 豆腐はキッチンペーパーで包み、重しを乗せて30分ほど置き、しっかりと水切りをします。急ぐ場合は、キッチンペーパーで包んで電子レンジ(600W)で2分ほど加熱しても水切りできます。

2. 水切りした豆腐を厚さ1.5cm~2cmの食べやすい大きさに切ります。キッチンペーパーで表面の水分を軽く拭き取り、片栗粉を薄くまぶします。

3. フライパンにサラダ油をひいて中火で熱し、豆腐を並べ入れます。両面にこんがりと焼き色がつくまで、片面3~4分ずつ焼きます

4. 豆腐が焼けたら一度取り出すか、フライパンの空いているところに醤油、みりん、酒、おろし生姜を混ぜ合わせた調味料を入れ、少し煮詰めます。豆腐を戻し入れ、タレを全体に絡ませれば出来上がりです。お皿に盛り付け、お好みで刻みネギや大葉を添えてお召し上がりください。

きのこを一緒に炒めてあんかけ風にしたり、ポン酢でさっぱりいただくのもおすすめです。

6.2 豆腐チャンプルーで無駄なく消費

次にご紹介するのは、沖縄の家庭料理としてもおなじみの「豆腐チャンプルー」です。豆腐と野菜、豚肉などを一緒に炒め合わせることで、栄養バランスも良く、ボリューム満点の一品に。木綿豆腐を手で大きく崩して使うのが一般的で、炒めても形が崩れにくいのが特徴です。賞味期限が気になる豆腐も、他の具材と一緒に炒めることで風味も気になりにくく、美味しくいただけます。

【材料(2~3人分)】

材料分量
木綿豆腐1丁(約300g~400g)
豚バラ薄切り肉100g
ニラ1/2束
もやし1/2袋
1個
ごま油大さじ1
醤油大さじ1
鶏がらスープの素(顆粒)小さじ1
塩、こしょう各少々
かつお節(お好みで)適量

【作り方】

1. 豆腐は手で大きめに崩し、キッチンペーパーに包んで軽く水気を切ります。豚肉は食べやすい大きさに切り、ニラは4~5cm長さに切ります。卵は溶きほぐしておきます。

2. フライパンにごま油をひいて中火で熱し、豚肉を炒めます。肉の色が変わったら、豆腐を加えて焼き色がつくまで炒めます。

3. もやし、ニラの順に加えて炒め合わせ、野菜がしんなりしてきたら、鶏がらスープの素、醤油、塩、こしょうで味を調えます。

4. 最後に溶き卵を回し入れ、大きく混ぜて卵が半熟状になったら火を止めます。お皿に盛り付け、お好みでかつお節を散らしてどうぞ。ゴーヤやキャベツ、人参など、冷蔵庫にあるお好みの野菜を加えても美味しく仕上がりますよ。

6.3 豆腐ハンバーグでヘルシーにアレンジ

最後は、お子様から大人まで人気の「豆腐ハンバーグ」です。ひき肉に豆腐を混ぜ込むことで、通常よりもカロリーを抑えられ、ふんわりと柔らかい食感に仕上がるのが魅力。賞味期限が気になる豆腐も、しっかり加熱するハンバーグなら安心して活用できますね。鶏ひき肉を使えばさらにヘルシーに、豚ひき肉や合いびき肉を使えばジューシーな味わいが楽しめます。

【材料(作りやすい分量・約4個分)】

材料分量
木綿豆腐1/2丁(約150g~200g)
鶏ひき肉(または豚ひき肉、合いびき肉)200g
玉ねぎ1/4個
パン粉大さじ3
牛乳(または水)大さじ1
1/2個
塩、こしょう各少々
ナツメグ(お好みで)少々
サラダ油大さじ1
(ソース用)ケチャップ、中濃ソースなど各大さじ2程度(お好みで調整)

【作り方】

1. 豆腐はキッチンペーパーで包み、重しを乗せてしっかりと水切りをします。玉ねぎはみじん切りにします。パン粉は牛乳に浸しておきます。

2. ボウルにひき肉、水切りした豆腐(手で崩しながら加える)、みじん切りにした玉ねぎ、牛乳に浸したパン粉、溶き卵、塩、こしょう、ナツメグを入れ、粘りが出るまでよく混ぜ合わせます

3. 混ぜ合わせたタネを4等分にし、空気を抜きながら小判型に成形します。

4. フライパンにサラダ油をひいて中火で熱し、ハンバーグを並べ入れます。片面に焼き色がついたら裏返し、蓋をして弱火で5~7分ほど蒸し焼きにします。竹串を刺して透明な肉汁が出れば焼き上がりです。

5. ハンバーグを取り出したフライパンに、ケチャップと中濃ソース(またはお好みのソース材料)を入れて軽く煮詰め、ハンバーグにかければ完成です。大根おろしとポン酢で和風にいただくのも美味しいですよ。

これらのレシピを参考に、賞味期限が気になるお豆腐も上手に活用して、毎日の食卓を豊かにしてくださいね。

7. まとめ

賞味期限が過ぎた豆腐、すぐに捨ててしまうのはもったいないと感じることもありますよね。未開封で冷蔵庫で適切に保存されていれば、賞味期限を多少過ぎても食べられる場合があります。ただし、召し上がる前には必ず、豆腐の色やぬめり、パックの状態、そして匂いを丁寧に確認しましょう。酸っぱい匂いがしたり、少しでも普段と違う様子でしたら、残念ですが食べるのはお控えください。加熱調理をすれば、より安心してお召し上がりいただけます。豆腐を上手に使い切って、日々の食卓を豊かにしてくださいね。

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この記事を書いた人

ハレノヒ編集部は、「わたしらしく、身軽に暮らす」をテーマに、日々の暮らしを前向きに楽しむためのヒントをお届けしています。
美容や健康、趣味、暮らしの工夫など、50代以降の女性を中心に、誰もが自分らしく輝けるような情報をやさしい目線で発信しています。
ちょっと気になる話題や、ふと心に残る言葉も添えて、皆さまの毎日が少し晴れやかになりますように。

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