スマホで撮りためた思い出の写真、どなたかに送りたいけれど、どうすれば良いか迷ってしまうことはありませんか。この記事を読めば、LINEやメールはもちろん、iPhoneやAndroidスマホならではの便利な共有機能、たくさんの写真を一度に送る方法まで、ご自身の状況に合わせた最適な手段がきっと見つかります。写真のやり取りがもっとスムーズになるよう、手順や注意点を丁寧にご案内しますね。
1. スマホで写真を送る主な方法と選び方のポイント
スマートフォンで撮りためた大切な思い出の写真、どなたかに見せたい、送りたいと思うことはありませんか?一言で「写真を送る」と言っても、実はたくさんの方法があるんですよ。どの方法を選んだら良いのか迷ってしまうこともあるかもしれませんね。この章では、スマホで写真を送るための代表的な方法と、どんな時にどの方法を選ぶと便利なのか、そのポイントをやさしくご紹介します。
1.1 写真を送る代表的な方法一覧
まずは、スマホから写真を送る際に使われる主な方法を一覧で見てみましょう。それぞれに得意なことや特徴がありますので、ご自身の使い方に合うものを見つける参考にしてくださいね。
送信方法 | 主な特徴 | こんなときにおすすめ |
---|---|---|
LINE(ライン) | 日本で多くの方が利用しているアプリ。手軽にメッセージと一緒に送れるのが魅力です。アルバム機能で複数枚の共有も簡単。 | ご家族や親しいお友達との日常的なやり取り。スタンプなどで楽しくコミュニケーションを取りながら写真を送りたいとき。 |
メール | 相手のメールアドレスさえわかれば送れる、昔ながらの方法です。ビジネスシーンでも使われます。 | LINEを交換していない相手や、少し改まった形で写真を送りたいとき。パソコンを使っている相手にも送りやすいです。 |
AirDrop(エアドロップ) (iPhoneなどApple製品間) | Apple社の製品同士(iPhone、iPad、Macなど)で、近くにいればWi-FiやBluetoothを使って直接、高画質で送れる機能です。 | すぐそばにいるiPhoneユーザー同士で、画質を落とさずに素早く写真を交換したいとき。 |
ニアバイシェア (Androidスマホ間など) | AndroidスマートフォンやChromebookなどで使える機能。AirDropのように、近くの対応デバイスに直接写真を送れます。 | 近くにいるAndroidユーザー同士で、手軽に写真を共有したいとき。 |
ファイル転送サービス | 一度にたくさんの写真や、容量の大きなデータを送るのに適しています。専用のウェブサイトにアップロードし、ダウンロード用のURLを相手に伝えます。 | 結婚式や旅行で撮った大量の写真、画質を全く落としたくない大切な写真を送りたいとき。メールに添付できない大きなサイズの写真のやり取りに。 |
クラウドストレージ | GoogleフォトやiCloud写真など、インターネット上にデータを保存するサービス。保存した写真を特定の相手と共有することができます。 | 遠く離れた家族と継続的に写真を共有したいとき。バックアップも兼ねて写真を管理し、必要な時に共有したいとき。 |
SNSのダイレクトメッセージ(DM) | InstagramやX(旧Twitter)、FacebookなどのSNSに搭載されている個人間のメッセージ機能。手軽に写真を添付して送れます。 | SNSで繋がっているお友達に、気軽に写真を送りたいとき。 |
1.2 状況別 おすすめの写真送信方法
「どんな時にどの方法を使えばいいの?」と迷われる方のために、具体的な場面ごとにおすすめの方法をご紹介しますね。
1.2.1 ご家族や親しいお友達と、気軽に数枚の写真を送り合いたいとき
普段からよく使っているLINEや、その他のメッセージアプリ(Facebookメッセンジャーなど)が一番手軽で便利でしょう。メッセージと一緒に「この間の旅行の写真だよ!」といった感じで、会話の流れで自然に送れます。LINEならアルバム機能を使えば、画質をあまり落とさずにたくさんの写真をまとめて共有することもできますよ。
1.2.2 iPhoneやiPadを使っているお友達がすぐ近くにいるとき
もしお互いがiPhoneやiPad、MacといったAppleの製品をお持ちなら、AirDrop(エアドロップ)がとてもスピーディーで画質もそのまま送れるのでおすすめです。設定も簡単で、あっという間に写真の交換ができます。ただし、相手もAirDropを受け取れる設定にしている必要があります。
1.2.3 Androidスマートフォンを使っているお友達がすぐ近くにいるとき
Androidのスマートフォン同士なら、ニアバイシェアという機能がAirDropと同じように便利です。こちらもBluetoothやWi-Fiを使って、近くにいる相手に直接写真を送ることができます。設定方法もシンプルなので、ぜひ試してみてくださいね。
1.2.4 メールアドレスしか知らない相手や、少し丁寧なやり取りをしたいとき
LINEなどの連絡先を知らない方や、お仕事関係など少し改まった間柄の方へ写真を送る場合は、メールに添付するのが一般的です。ただし、一度に送れる写真の枚数や全体の容量に制限がある場合が多いので注意が必要です。たくさんの写真を送りたい場合は、後述するファイル転送サービスなどを検討しましょう。
1.2.5 結婚式や同窓会など、たくさんの写真を多くの人に配りたいとき
イベントで撮影した大量の写真を参加者全員に送りたい、といった場合には、ファイル転送サービスやクラウドストレージの共有機能が活躍します。ファイル転送サービスなら、アップロード後に発行されるURLを伝えるだけで、相手に好きなタイミングでダウンロードしてもらえます。Googleフォトなどのクラウドストレージなら、共有アルバムを作ってみんなで見られるようにするのも良い方法です。
1.2.6 できるだけ画質を落とさずに、きれいなままの写真を送りたいとき
せっかくきれいに撮れた写真ですから、画質を損なわずに送りたいですよね。AirDropやニアバイシェア、ファイル転送サービスは、基本的に元の画質のまま送れます。LINEでも設定次第で高画質で送れますし、クラウドストレージも多くはオリジナル画質で保存・共有が可能です。メール添付の場合も、圧縮されずに送られることが多いですが、容量には注意しましょう。
1.3 写真を送る際の注意点 容量や画質について
スマートフォンで写真を送る際には、いくつか心に留めておいていただきたいポイントがあります。特に「容量」と「画質」は、スムーズなやり取りのために大切なんですよ。
1.3.1 写真の容量(ファイルサイズ)について
最近のスマートフォンで撮影する写真は、とても高画質で美しい反面、1枚あたりのデータの容量(ファイルサイズ)も大きくなりがちです。特に、風景写真や細部までくっきり写っている写真は容量が大きくなる傾向にあります。 メールで送る場合、プロバイダやメールサービスによって一度に送受信できる容量の上限が決まっています。例えば、一般的な目安として数MB(メガバイト)から25MB程度です。容量の大きな写真を何枚も添付すると、この上限を超えてしまい、送信できなかったり、相手が受信できなかったりすることがあります。 LINEなどのアプリでも、一度に送信できる枚数や容量に制限が設けられている場合があります。
1.3.2 写真の画質(解像度)について
送る方法によっては、写真の画質が自動的に調整(圧縮)されて、少し粗くなってしまうことがあります。例えば、LINEで写真を送る際、標準の設定ではデータ通信量を抑えるために、写真が少し圧縮されて送られます。手軽で便利な反面、オリジナルのくっきりとした画質ではなくなる場合があるのです。 もし、印刷したり、大きく引き伸ばして見たりする予定のある大切な写真なら、できるだけ元の画質のまま送れる方法を選びたいですね。多くのアプリでは、設定を変更することで高画質で送ることも可能です。
1.3.3 通信環境とデータ通信量
たくさんの写真を送るときや、動画も一緒に送る場合は、Wi-Fi(ワイファイ)環境で操作するのがおすすめです。スマートフォンのモバイルデータ通信(ギガ)をたくさん消費してしまうのを防げますし、通信も安定していることが多いからです。特にファイル転送サービスやクラウドストレージへ大量の写真をアップロードする際は、Wi-Fi接続を確認しましょう。
1.3.4 個人情報やプライバシーへの配慮
スマートフォンで撮影した写真には、撮影した場所の位置情報(ジオタグ)などが記録されていることがあります。意図せず自宅の場所などを相手に伝えてしまう可能性も考えられますので、心配な場合は、写真から位置情報を削除する設定を確認したり、そうした情報が含まれないようにしてから送ると安心です。SNSなどに公開する際は特に注意が必要ですね。
これらのポイントを押さえておけば、きっとスムーズに、そして気持ちよく写真のやり取りができるはずです。次の章からは、それぞれの方法について、もっと詳しい手順を見ていきましょう。
2. 【アプリ別】スマホで写真を送る具体的な手順
スマホで撮った素敵な写真、誰かに見せたいけれど、どうやって送ったらいいのかしら? と迷うこと、ありますよね。大丈夫ですよ、この章では、普段お使いのアプリで簡単に写真を送る方法を、一つひとつ丁寧にご紹介しますね。LINEやメールなど、使い慣れたアプリでも、意外と知らなかった便利な機能が見つかるかもしれませんよ。
2.1 LINEで写真を送る方法
多くの方が毎日使っているLINEは、写真を手軽に送るのにとっても便利なアプリです。ご家族やお友達とのコミュニケーションに、ぜひ活用してみてくださいね。
2.1.1 トークで個別に写真を送る
一番基本的な送り方が、トーク画面で直接写真を送る方法です。操作も簡単なので、すぐに覚えられますよ。
- まず、写真を送りたいお相手とのトーク画面を開きましょう。
- 画面の下の方にある「+」のマーク(機種によっては写真のアイコン)をタップします。
- 「写真を選択」や「画像を選択」といった項目が出てくるので、それを選びます。
- スマホに保存されている写真の一覧が表示されますので、送りたい写真をタップして選びましょう。複数枚選ぶこともできますよ。
- 写真を選んだら、右下や右上にある送信ボタン(紙飛行機のマークなど)をタップすれば、お相手に写真が送られます。送る前に、選んだ写真を確認できる画面が出る場合もあります。
この方法なら、「これ見て!」と気軽に1枚だけ送りたいときにも便利ですね。
2.1.2 LINEアルバムで写真を共有する
旅行の写真やイベントの写真など、たくさんの写真をまとめて送りたいとき、またはみんなで共有したいときには、LINEアルバムがとても役立ちます。アルバムに保存した写真は、トークの履歴が流れてしまっても簡単に見返せますし、保存期間もありません(LINEのサービスが続く限り)。画質も比較的きれいに保たれますよ。
- 写真を共有したいお相手やグループのトーク画面を開きます。
- 画面の右上にあるメニューボタン(三本線のマークや「V」のようなマーク)をタップします。
- メニューの中から「アルバム」または「アルバムを作成」を選びます。
- 「+」ボタンや「写真を追加」などをタップして、アルバムに入れたい写真を選びます。
- 写真を選んだら、アルバムに名前を付けて(例えば「〇〇旅行の写真」など)作成すれば完了です。トーク画面にアルバムが作成されたことが通知されます。
一度アルバムを作っておけば、後から写真を追加したり、参加しているメンバーがそれぞれ写真を追加したりすることもできて便利です。
2.1.3 LINE Keepに保存して送る
LINE Keepは、LINEの中で使える自分専用の保存スペースのようなものでした。写真や動画、ファイルなどを一時的に保存しておくのに便利でしたが、残念ながらLINE Keepは2024年8月28日(水)14:00にサービス終了予定です。サービス終了後はKeepに保存した内容は利用できなくなりますので、大切なデータはバックアップを取るなど、ご注意くださいね。バックアップ方法など、詳しくはLINEみんなの使い方ガイド「【重要】LINE Keepサービス終了のお知らせ」をご確認ください。
サービス終了までは、例えば「この写真は後で誰かに送りたいな」という場合にKeepに保存しておき、送りたいタイミングでKeepからトークに送信するという使い方ができました。もしLINE Keepの代わりになるような機能をお探しでしたら、LINEの「ノート」機能や、他のクラウドストレージサービス(Googleフォトなど)の利用を検討してみるのも良いかもしれません。
2.1.4 LINEで写真を送るときの画質設定
LINEで写真を送るとき、実は画質を選べることをご存知でしたか? 送る相手や状況に合わせて画質を選ぶことで、データ通信量を節約したり、よりきれいな写真を見てもらったりすることができます。
写真を送る直前の画面で、画質を選択できる場合があります。「オリジナル画質」や「標準画質」といった選択肢が表示されたら、選んでみましょう。
画質設定 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
オリジナル画質 | 撮影したそのままの、最もきれいな画質で送れます。 | 写真の細部までくっきり見せたいときにおすすめです。 | データ容量が大きくなるため、送受信に時間がかかったり、通信量を多く消費したりすることがあります。 |
標準画質 | LINEが写真のデータを少し圧縮して、データ容量を小さくして送ります。 | 通信量を抑えたいときや、たくさんの写真を送りたいときに適しています。 | オリジナル画質に比べると、少し画質が落ちることがあります。 |
また、LINEアプリ全体の設定で、写真を送るときのデフォルトの画質を設定することもできます。LINEのホーム画面から「設定(歯車のマーク)」を選び、「写真と動画」といった項目に進むと、「送信する写真の画質」などを設定できる場合がありますので、一度確認してみてくださいね。
2.2 メールで写真を送る方法
LINEなどのアプリを使っていないお相手や、お仕事関係で写真を送る場合には、メールが便利ですね。スマホからでも簡単にメールに写真を付けて送ることができますよ。
2.2.1 iPhoneの標準メールアプリで写真を送る
iPhoneをお使いなら、最初から入っている「メール」アプリで写真を送れます。iPhoneユーザーなら誰でもすぐに使える手軽さが魅力です。
- ホーム画面にある「メール」アプリのアイコンをタップして開きます。
- 画面右下にある新規作成ボタン(四角にペンが描かれたマーク)をタップして、新しいメールを作成します。
- 宛先、件名、本文を入力します。
- 本文を入力する部分を長押しするか、軽くタップすると、メニューが表示されます。その中から「写真またはビデオを挿入」や「画像を挿入」といった項目を選びます。(もし表示されない場合は、キーボードの上にある「<」や「>」の矢印マークをタップして探してみてください。)
- 写真の一覧が表示されるので、送りたい写真を選んで「選択」や「挿入」をタップします。これでメールに写真が添付されます。
- 最後に送信ボタン(上向きの矢印マーク)をタップすれば完了です。
2.2.2 AndroidのGmailアプリで写真を送る
Androidのスマホをお使いの方の多くが利用しているのが「Gmail」アプリですね。こちらでも簡単に写真を添付して送れます。Androidスマホで広く使われているGmailなので、操作に慣れている方も多いかもしれません。
- ホーム画面やアプリ一覧から「Gmail」アプリのアイコンをタップして開きます。
- 画面右下にある「作成」ボタン(ペンのマークがついた丸いボタン)をタップします。
- 宛先、件名、本文を入力します。
- 画面の上部にあるクリップのマーク(添付ファイルのマーク)をタップします。
- 「ファイルを添付」や「ギャラリーから挿入」といった選択肢が表示されるので、選びます。
- スマホ内の写真やファイルが表示されるので、送りたい写真を選びます。選ぶと自動的にメールに添付されます。
- 最後に送信ボタン(紙飛行機のマーク)をタップすれば完了です。
2.2.3 メールで写真を送る際の容量制限と圧縮
メールで写真を送るときに気を付けたいのが、一度に送れるメールの容量(サイズ)に制限があることです。この制限は、お使いのメールサービス(Gmail、Yahoo!メール、携帯会社のメールなど)によって異なりますが、一般的には数MB(メガバイト)から25MB程度です。高画質の写真や複数枚の写真を送ろうとすると、この容量を超えてしまって送れないことがあります。
もし容量オーバーで送れない場合は、いくつかの対処法があります。
- 写真を圧縮する: iPhoneの場合、メールに写真を添付する際に画質(サイズ)を選ぶ画面が出ることがあります。「小」「中」「大」「実際のサイズ」などから、少し小さいサイズを選ぶと容量を抑えられます。Androidの場合は、写真編集アプリなどでサイズを小さくしてから添付する方法があります。
- 何通かに分けて送る: 少し手間はかかりますが、写真を数枚ずつ、何回かに分けて送るのも一つの手です。
- ファイル転送サービスやクラウドストレージを利用する: たくさんの写真や大きなサイズの写真を送りたい場合は、これらのサービスを利用するのがおすすめです。詳しくは後の章でご紹介しますね。
お相手の受信環境にも配慮して、あまりにも大きなサイズのメールを送るのは避けた方が親切かもしれませんね。
2.3 その他のアプリで写真を送る
LINEやメール以外にも、写真を手軽に送れるアプリはたくさんあります。普段よくお使いのアプリでも、実は写真送信機能があるかもしれませんよ。
2.3.1 SNSのDM機能で写真を送る
Instagram(インスタグラム)やX(旧Twitter)、Facebook(フェイスブック)といったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)には、DM(ダイレクトメッセージ)という、特定の相手と直接やり取りできる機能があります。このDM機能を使って、写真を送ることができます。
操作は各SNSアプリによって少し異なりますが、だいたい次のような流れです。
- 写真を送りたいお相手のDM画面を開きます。
- メッセージ入力欄の近くにある写真のアイコンやカメラのアイコン、クリップのマークなどをタップします。
- スマホ内の写真一覧から送りたい写真を選び、送信します。
普段使っているSNSで気軽に送りたいときには便利ですが、SNSによっては写真が自動的に圧縮されて画質が少し落ちることがあります。また、送る相手との関係性を考えて利用するのが良いでしょう。
2.3.2 メッセンジャーアプリで写真を送る
LINEもメッセンジャーアプリの一種ですが、他にも世界中で使われているメッセンジャーアプリがたくさんあります。例えば、Facebook Messenger(フェイスブックメッセンジャー)やWhatsApp(ワッツアップ)、Signal(シグナル)などです。
これらのアプリでも、基本的な操作はLINEやSNSのDMと似ていて、トーク画面から写真を選んで送ることができます。特定の相手と安全に、または国際的にやり取りしたい場合などに使われることが多いですね。もしお友達やご家族がこれらのアプリを使っているなら、写真のやり取りにも活用してみてください。
アプリによって画質設定や送れる容量が異なる場合があるので、必要に応じて確認してみると良いでしょう。
3. 【OS別】スマホの標準機能で写真を送る方法
お使いのスマートフォンに元々備わっている機能を使えば、特別なアプリをインストールしなくても、手軽に写真を送ることができますよ。特に、すぐ近くにいるお友達やご家族に写真を送りたいときに便利ですね。ここでは、代表的なiPhoneとAndroidの標準機能について、わかりやすくご説明いたします。
3.1 iPhoneで写真を送る AirDropの使い方
iPhoneをお使いでしたら、「AirDrop(エアドロップ)」という機能を使うと、近くにあるiPhoneやiPad、MacといったApple製品をお使いの方へ、簡単かつスピーディーに写真や動画を送ることができます。Wi-FiやBluetoothを利用して直接データを送るので、インターネット回線がなくても大丈夫ですし、画質が劣化する心配もほとんどありません。
3.1.1 AirDropで近くのiPhoneやiPad Macに写真を送る手順
AirDropで写真を送る手順は、とっても簡単ですよ。いくつかのステップで完了します。
- まず、送りたい写真を選びます。写真アプリを開いて、送りたい写真を選択してくださいね。複数枚まとめて選ぶこともできます。
- 次に、画面左下にある共有アイコン(四角から上向き矢印が出ているマーク)をタップします。
- 共有メニューが表示されたら、「AirDrop」のアイコンをタップしてください。
- すると、AirDropで送信可能な相手が一覧で表示されます。送りたい相手の名前やデバイス名を見つけてタップしましょう。
- 相手の方が受け入れを承認すると、写真の送信が始まります。あっという間に送れますので、少しお待ちくださいね。
受け取る側も、AirDropの設定を「連絡先のみ」または「すべての人」にしておく必要があります。設定アプリの「一般」から「AirDrop」と進んで確認してみてくださいね。
3.1.2 AirDropで写真を送るときの注意点
AirDropはとても便利な機能ですが、いくつか気をつけていただきたい点がございます。
- BluetoothとWi-Fiがオンになっている必要があります。コントロールセンターで簡単に確認・変更できます。
- 送信相手もApple製のデバイス(iPhone、iPad、Mac)を使っている必要があります。
- お互いのデバイスがある程度近くにある必要があります。目安としては、9メートル以内と言われていますが、壁などの障害物がない方がスムーズですね。
- 知らない人からのAirDropを避けるため、受信設定を「連絡先のみ」にしておくか、使わないときは「受信しない」にしておくと安心です。必要なときだけ「すべての人」に設定を切り替えるのがおすすめです。
これらの点に気をつければ、AirDropはとっても心強い味方になってくれますよ。
3.2 Androidで写真を送る ニアバイシェアの使い方
Androidスマートフォンをお使いの方には、「ニアバイシェア」という機能がおすすめです。こちらもAirDropと同じように、近くにいるAndroidスマートフォンやChromebookをお使いの方へ、写真やファイルを手軽に共有できる便利な機能です。インターネット接続は不要で、BluetoothやWi-Fiを使って直接データをやり取りします。
3.2.1 ニアバイシェアで近くのAndroidスマホやChromebookに写真を送る手順
ニアバイシェアで写真を送る手順も、難しくありませんのでご安心くださいね。
- 送りたい写真を選びます。ギャラリーアプリなどで写真を開き、共有アイコン(点と線がくの字でつながったマークなど、アプリによって多少異なります)をタップします。
- 共有メニューの中から「ニアバイシェア」(または「Nearby Share」と表示されることもあります)を選びます。
- スマートフォンが近くの共有可能なデバイスを探し始めます。送りたい相手のデバイス名が表示されたら、それをタップしてください。
- 相手の方が共有リクエストを承認すると、写真の送信が開始されます。送信が完了するまで少々お待ちくださいね。
受け取る側も、ニアバイシェアがオンになっている必要があります。クイック設定パネル(画面を上から下にスワイプすると出てくるメニュー)でオンオフを切り替えられます。また、ニアバイシェアの設定で、デバイスの公開範囲を「連絡先」「全員」「非公開」から選べますので、普段は「連絡先」や「非公開」にしておくと安心ですね。
3.2.2 ニアバイシェアで写真を送るときの注意点
ニアバイシェアを快適にお使いいただくために、いくつか知っておいていただきたいことがございます。
- Bluetoothと位置情報サービスがオンになっている必要があります。これらがオフになっていると、近くのデバイスを見つけられないことがあります。
- 送信相手もAndroidスマートフォンやChromebookなど、ニアバイシェアに対応したデバイスを使っている必要があります。
- お互いのデバイスが数メートル以内にある必要があります。近づいて操作してくださいね。
- セキュリティのため、共有相手を選んでから送信するようにしましょう。知らないデバイスからのリクエストは、むやみに承認しないように気をつけてくださいね。
- Wi-Fiに接続していなくても使えますが、大きなファイルを送る場合はWi-Fi Directという技術を使うため、Wi-Fiがオンになっているとよりスムーズに送信できることがあります。
これらの点を覚えておけば、Androidのニアバイシェアも、写真のやり取りがぐっと楽になりますよ。
4. 大量の写真や高画質の写真を送りたい場合の方法
旅の思い出がたくさん詰まった写真や、大切な記念日の高画質な写真。そのままの美しさで、お友達やご家族と共有したいけれど、どうやって送ればいいのかしら?と悩むことはありませんか。LINEやメールでは、一度に送れる写真の枚数や容量に限りがあったり、画質が少し落ちてしまったりすることもありますよね。でも、ご安心ください。たくさんの写真や、きれいな画質のままの写真を送るための、便利な方法があるんですよ。
ここでは、そんな時に役立つ「ファイル転送サービス」と「クラウドストレージ」という2つの方法について、詳しくご紹介します。それぞれの特徴を知って、あなたにぴったりの方法を見つけてみましょう。
4.1 ファイル転送サービスを利用して写真を送る
ファイル転送サービスは、インターネットを通じて一時的に大きなファイルを預かってくれて、そのファイルのダウンロード用URLを発行してくれるサービスです。このURLを相手に伝えるだけで、簡単に写真を受け渡すことができるんですよ。会員登録が不要なサービスも多く、手軽に利用できるのが魅力です。
結婚式の写真や、みんなで出かけた旅行の写真など、たくさんの写真を一度に送りたいときに、とても便利です。画質を落とさずに送れるのもうれしいポイントですね。
ただし、多くのサービスではファイルが保管される期間(ダウンロード期限)が決まっているので、その点だけ注意しましょう。また、大切な写真ですから、必要に応じてパスワードを設定するなど、セキュリティにも少し気を配ると安心ですね。
4.1.1 ギガファイル便で写真を送る方法
「ギガファイル便」は、無料で利用できる人気のファイル転送サービスです。会員登録をしなくても、一度にたくさんの写真や大きな動画ファイルなどを送ることができますよ。操作も比較的簡単なので、初めての方にもおすすめです。
ギガファイル便で写真を送る手順
- まず、お使いのスマートフォンやパソコンで「ギガファイル便」のウェブサイトにアクセスします。
- 「ファイルを選択」というボタンを押して、送りたい写真を選びます。複数の写真を選ぶこともできますよ。
- 写真を選んだら、必要に応じてファイルの保持期限(いつまでダウンロードできるようにするか)を設定します。パスワードを設定することもできるので、より安心して送りたい場合は活用しましょう。
- アップロードが完了すると、ダウンロード用のURLが発行されます。このURLをコピーして、LINEやメールなどで相手に伝えれば完了です。
写真を受け取る側は、送られてきたURLにアクセスして、写真をダウンロードするだけです。とっても簡単ですね。
ギガファイル便を使う際のポイント
- ダウンロード期限を相手に伝えておくと親切です。
- ファイル名は分かりやすいものにしておくと、受け取った方が管理しやすくなります。
4.1.2 その他のファイル転送サービスの紹介
ギガファイル便以外にも、便利なファイル転送サービスはたくさんあります。それぞれ特徴があるので、ご自身の使い方に合わせて選んでみてくださいね。
サービス名 | 特徴 | 無料プランの主な条件 |
---|---|---|
firestorage(ファイヤーストレージ) | 国産の老舗サービスで、安心して利用できます。会員登録なしでも利用可能です。 | 1ファイル2GBまで、保存期間は最大7日間(未登録の場合)。 |
データ便 | ビジネス利用も多いですが、個人でも手軽に使えます。セキュリティプランも選べます。 | ライトプラン(無料・登録不要)は500MBまで。フリープラン(無料・要登録)は2GBまで。 |
Send Anywhere(センドエニウェア) | アプリ版もあり、スマホ同士でのやり取りもスムーズです。6桁のキーを使ったリアルタイム転送も可能です。 | リンク共有の場合、1回10GBまで、48時間有効。 |
これらのサービスを選ぶ際は、一度に送りたい写真の総容量や、相手がいつ頃ダウンロードできそうか、操作が自分にとって分かりやすいかなどを考えてみると良いでしょう。
4.2 クラウドストレージを利用して写真を共有する
クラウドストレージは、インターネット上にご自身のデータを保存できるスペースを提供してくれるサービスです。ここに写真をアップロードしておけば、ご自身のスマホやパソコンだけでなく、他の人のスマホやパソコンからもアクセスできるようになります。写真のバックアップ場所としても活用できるので、一石二鳥ですね。
ファイル転送サービスとの大きな違いは、ファイルを「送る」というより「共有する」という感覚に近いことです。共有設定をすれば、特定の相手だけが見られるようにしたり、一緒にアルバムを編集したりすることもできますよ。長期間にわたって写真を共有したい場合や、複数人で継続的に写真を見たい場合に特に便利です。
多くのクラウドストレージサービスでは、利用開始にあたってアカウントの作成が必要になります。また、無料で使える容量には限りがある場合が多いですが、普段使いには十分なことが多いでしょう。
4.2.1 Googleフォトで写真を共有する方法
「Googleフォト」は、Googleのアカウントをお持ちの方なら誰でも利用できる、とても便利な写真・動画用のクラウドストレージサービスです。スマートフォンで撮った写真を自動でバックアップしてくれる機能もあり、整理や検索も簡単に行えます。
Googleフォトで写真を共有する手順
- Googleフォトアプリを開き、共有したい写真を選びます。
- 「共有」アイコンをタップし、「共有アルバムを作成」または「リンクを作成」を選びます。
- 共有アルバムの場合は、アルバムに名前を付け、共有したい相手を招待します(メールアドレスやGoogleアカウントで招待できます)。
- リンクを作成した場合は、そのリンクをコピーして、LINEやメールなどで相手に伝えます。
共有アルバムを使えば、お互いに写真を追加したり、コメントを付けたりすることもできるので、思い出をより豊かに共有できますね。 なお、以前は「高画質」設定であれば容量無制限でバックアップできましたが、現在はGoogleアカウントの無料ストレージ容量(通常15GB)を消費する形になっています。詳しくはGoogle フォトのストレージに関する変更をご確認ください。
4.2.2 iCloud写真で写真を共有する方法
iPhoneをお使いの方には、「iCloud写真」がおなじみかもしれませんね。AppleのクラウドサービスであるiCloudの一部で、iPhoneやiPad、MacなどApple製品同士での写真の同期や共有がとてもスムーズです。
iCloud写真で写真を共有する手順(共有アルバム)
- 「写真」アプリを開き、「アルバム」タブの下部にある「新規共有アルバム」をタップします。
- アルバムに名前を付け、「次へ」をタップします。
- 共有したい相手の連絡先(Apple IDやメールアドレス)を入力するか、連絡先から選択して招待します。
- 作成した共有アルバムに、送りたい写真を追加します。
共有アルバムに参加した人は、写真を見たり、自分の写真を追加したり、「いいね!」やコメントを付けたりできます。家族や親しい友人とのプライベートな写真共有にぴったりですね。 iCloudの無料ストレージは5GBです。共有アルバム自体はiCloudストレージを消費しませんが、共有アルバムに入れられる写真の枚数や動画の長さには制限があります。詳しくはiCloud 写真の共有アルバムの概要をご確認ください。
4.2.3 その他のクラウドストレージ
GoogleフォトやiCloud写真のほかにも、さまざまなクラウドストレージサービスがあります。それぞれに特徴があるので、ご自身の使い方や、お持ちのデバイスに合わせて選んでみましょう。
サービス名 | 特徴 | 無料プランの主な条件 |
---|---|---|
Dropbox(ドロップボックス) | 古くからある定番のクラウドストレージです。様々なOSやデバイスに対応しており、ファイルの同期機能が強力です。 | Basicプラン(無料)で2GBから。友達紹介などで容量を増やせます。 |
OneDrive(ワンドライブ) | Microsoftが提供するサービスで、Windowsパソコンとの連携がスムーズです。Officeファイルとの相性も良いです。 | 無料プランで5GB。Microsoft 365の契約者は追加容量を利用できます。 |
Amazon Photos(アマゾンフォト) | Amazonプライム会員の方は、写真(RAWファイル含む)を容量無制限で、元の画質のまま保存できます。動画は5GBまでです。 | プライム会員は写真無制限・動画5GB。非会員は写真・動画合わせて5GB。 |
クラウドストレージを選ぶ際は、普段お使いのサービス(Google、Apple、Microsoft、Amazonなど)との連携や、無料で使える容量、操作のしやすさなどを比較検討してみると良いでしょう。大切な写真を安心して預けられる、信頼できるサービスを選ぶことも大切ですね。
たくさんの写真や高画質の写真を送る方法は、意外とたくさんあるものですね。状況や相手に合わせて上手に使い分けて、素敵な写真と思い出を共有する楽しみを、もっと広げてみませんか。
5. スマホで写真が送れないときの原因と対処法
楽しみにしていた写真の共有、でもなぜか送れない…。そんな時は慌てずに、原因を一つひとつ確認してみましょう。ここでは、スマホで写真が送れないときによくある原因と、その対処法をわかりやすくご紹介しますね。
5.1 通信環境が不安定で写真が送れない
写真のような容量の大きなデータを送るには、安定した通信環境がとても大切です。電波が弱かったり、通信速度が遅くなっていたりすると、うまく送信できないことがあります。
こんな時は、以下の点を確認してみましょう。
- Wi-Fiの電波状況を確認する:Wi-Fiルーターの近くに移動したり、ルーターを再起動してみたりしましょう。一度Wi-Fiをオフにして、モバイルデータ通信で送れるか試してみるのも良いですね。
- モバイルデータ通信の電波状況を確認する:建物の奥まった場所や地下など、電波が届きにくい場所にいないか確認しましょう。電波の良い場所に移動するだけで解決することもあります。
- 機内モードのオン・オフを試す:一度機内モードをオンにし、少し待ってからオフに戻すことで、通信がリフレッシュされることがあります。
- 通信制限にかかっていないか確認する:契約している料金プランのデータ容量を使い切ってしまい、通信速度が極端に遅くなっているのかもしれません。ご契約の携帯電話会社のマイページなどで確認してみましょう。
- 通信障害が起きていないか確認する:まれに、ご利用の携帯電話会社で通信障害が発生していることもあります。各社の公式サイトで情報が出ていないか確認してみるのも一つの手ですね。
5.2 スマホのストレージ容量不足で写真が送れない
スマホ本体の保存できる場所(ストレージ)がいっぱいになっていると、新しい写真を送るための作業スペースが足りず、送信に失敗することがあります。特に高画質の写真や動画は容量を多く使いますから、気づかないうちにいっぱいになっていることもありますね。
まずは、スマホの空き容量を確認してみましょう。
- iPhoneの場合:「設定」アプリを開き、「一般」から「iPhoneストレージ」と進むと確認できます。
- Androidの場合:「設定」アプリを開き、「ストレージ」や「デバイスケア」といった項目から確認できます(お使いの機種によって表示が少し異なります)。
もし空き容量が少なければ、以下の方法で容量を確保しましょう。
- 不要なアプリやデータを削除する:もう使わないアプリや、古い写真、動画などを整理して削除しましょう。特に動画は容量が大きいので効果的です。
- キャッシュデータを削除する:アプリを使っていると一時的に保存されるデータ(キャッシュ)が溜まっていきます。これを削除することで容量を空けられることがあります。各アプリの設定画面や、Androidの場合は「設定」アプリの「アプリ」一覧から個別にキャッシュを削除できます。
- クラウドストレージにデータを移す:GoogleフォトやiCloud写真などのクラウドサービスに写真や動画をバックアップしてから、スマホ本体のデータを削除するのも良い方法です。
5.3 アプリのバージョンが古くて写真が送れない
LINEやメールアプリなど、写真の送信に使っているアプリのバージョンが古いと、不具合が修正されていなかったり、新しいスマホの機能に対応していなかったりして、うまく動作しないことがあります。
お使いのアプリが最新の状態になっているか確認し、もし古ければアップデートしてみましょう。
- App Store (iPhone) や Google Play ストア (Android) を確認する:それぞれのストアアプリを開き、「アップデート」の項目や、ご自身のアカウント情報内にある「マイアプリ」などから、利用中のアプリに新しいバージョンがないか確認しましょう。アップデートがあれば、実行してくださいね。
- スマホのOSも最新か確認する:アプリだけでなく、スマホ本体のシステム(OS)が古い場合も、アプリの動作に影響することがあります。「設定」アプリから「ソフトウェア・アップデート」や「システムアップデート」といった項目を確認し、最新版があれば更新しておくと安心です。
5.4 送信先の受信設定で写真が拒否される
ご自身のスマホやアプリには問題がなくても、お相手の方の受信設定によって写真が届かないこともあります。特にメールで送る場合に多い原因ですね。
考えられる原因と、お相手にお願いできることを確認してみましょう。
- 迷惑メールフィルターの設定:お相手のメールソフトやご利用のプロバイダの迷惑メールフィルターによって、あなたのメールが迷惑メールと判断されてしまっているかもしれません。迷惑メールフォルダに入っていないか確認してもらいましょう。また、あなたのメールアドレスを受信許可リストに追加してもらうと良いでしょう。
- 受信できるメールの容量制限:お相手のメール環境によっては、一度に受信できるメールのサイズに上限がある場合があります。大きな写真を送ろうとすると、この制限に引っかかってしまうことがあります。
- LINEなどのSNSアプリの場合:LINEでは、友だち登録していない相手からのメッセージを受信拒否する設定があります。もしお相手とまだ友だちになっていなければ、まずは友だち追加をしてもらう必要がありますね。
もし可能であれば、お相手に「こんな設定になっていないか確認してもらえますか?」と、別の方法で連絡を取ってみるのが確実です。
5.5 写真のファイルサイズが大きすぎる
最近のスマホで撮る写真はとても高画質で綺麗ですが、その分ファイルサイズも大きくなりがちです。特にメールで送る場合、一度に添付できるファイルの容量には上限が設けられていることがほとんどです(例えば、Gmailでは25MBまでが一般的です)。
ファイルサイズが大きすぎて送れない場合は、以下の方法を試してみましょう。
- 写真のサイズを小さくする(圧縮する):写真編集アプリや、一部のメールアプリには、送信時に写真のサイズを小さくする機能が付いています。画質は少し落ちるかもしれませんが、送信できるようになることがあります。
- 複数回に分けて送る:何枚か写真を送る場合は、一度に送らず、数枚ずつに分けて送ってみましょう。
- ファイル転送サービスやクラウドストレージを利用する:たくさんの写真や、画質を落とさずに大きな写真を送りたい場合は、ギガファイル便のようなファイル転送サービスや、Googleフォト、iCloud写真のようなクラウドストレージを利用して共有するのがおすすめです。これらの詳しい使い方は、この記事の別の章でご紹介していますので、そちらも参考にしてくださいね。
5.6 スマホ本体やアプリの一時的な不具合
上記のような原因に当てはまらない場合でも、スマホ本体や使っているアプリが一時的に調子が悪くなっているだけのこともあります。なんだかよくわからないけど、うまくいかない…そんな経験、ありますよね。
そんなときは、まず以下の基本的な操作を試してみましょう。
- アプリを再起動する:一度使っているアプリ(LINE、メールアプリなど)を完全に終了させてから、もう一度起動し直してみましょう。
- スマホを再起動する:多くの場合、スマホを再起動するだけで、小さな不具合が解消されることがあります。電源を一度オフにして、少し待ってから再度オンにしてみてください。
これらの対処法を試しても写真が送れない場合は、お使いのスマホのメーカーや、契約している携帯電話会社のサポートに相談してみるのも良いかもしれませんね。
6. まとめ
スマートフォンで大切な写真を送る方法は、実はたくさんあるのですね。この記事では、LINEやメールといったお馴染みの方法から、iPhoneのAirDropやAndroidのニアバイシェア、ギガファイル便やGoogleフォトといったサービスまで、状況に合わせた選び方をご紹介しました。容量や画質への配慮、もしもの時の対処法もわかれば、これからはもっと気軽に、安心して思い出を分かち合えることでしょう。この情報が、あなたの素敵な写真コミュニケーションに、少しでもお役立ていただければ嬉しいです。