2025年の「山の日」はいつ訪れるのでしょうか。答えは8月11日の月曜日です。この記事では、「山の日」が制定された意味や由来、なぜ8月11日なのかという理由をわかりやすく解説します。また、過去に日付が変更された特別な事情や、山へのお出かけからお家でのんびり過ごすアイデア、お盆休みとの関係まで、気になる情報をまとめました。祝日の意味を知り、自分らしい素敵な一日を計画するヒントにしてくださいね。
1. 2025年の「山の日」はいつ?8月11日の月曜日
「次の祝日はいつかしら?」とカレンダーを眺めるのは、日々の暮らしのささやかな楽しみのひとつですよね。さて、2025年の「山の日」はいつになるのでしょうか。早速ですが、結論からお伝えしますね。
2025年の「山の日」は、8月11日の月曜日です。国民の祝日ですので、お仕事がお休みになる方も多いことでしょう。月曜日が祝日ということは、週末とあわせて連休になるのが嬉しいポイントですね。
1.1 嬉しい3連休!2025年8月のカレンダー
2025年の山の日は月曜日のため、前の週の土曜日・日曜日とあわせて、8月9日(土)から8月11日(月)までの3連休となります。夏の盛りに訪れる貴重な連休、今から計画を立てるのも楽しいひとときになりそうです。
日付 | 曜日 | 祝日・休日 |
---|---|---|
2025年8月9日 | 土曜日 | 休日 |
2025年8月10日 | 日曜日 | 休日 |
2025年8月11日 | 月曜日 | 山の日 |
このようにカレンダーで見ると、お休みの実感が湧いてきますね。この連休は、後ほどご紹介するお盆休みと繋げて、さらに長い夏休みを過ごされる方もいらっしゃるかもしれません。
ちなみに、「山の日」が8月11日であることは、「国民の祝日に関する法律」によって定められています。より詳しい情報については、内閣府の公式な発表をご確認いただくのがおすすめです。
2. そもそも「山の日」とは?意味や由来を解説
カレンダーに「山の日」という文字を見かけると、なんだか新しい祝日のような気がしませんか?それもそのはず、「山の日」は平成の時代に生まれた、比較的新しい国民の祝日なのです。一体どのような意味が込められているのか、その由来を一緒に見ていきましょう。

2.1 「山に親しみ、山の恩恵に感謝する」日
私たち日本の国土は、その多くを緑豊かな山々が占めています。山は美しい景色を見せてくれるだけでなく、清らかな水や空気、木材や山の幸など、数えきれないほどの恵みを私たちの暮らしにもたらしてくれますね。
「山の日」は、そんな「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを目的として制定されました。これは「国民の祝日に関する法律」で定められている、正式な意味合いです。
毎日眺めているあの山のことを、少しだけ意識してみる。山が育んだおいしいお水や野菜を、ありがたくいただく。そんなふうに、山の存在にそっと感謝の気持ちを寄せる一日があっても素敵ですね。
2.2 「山の日」が8月11日に制定された理由
「海の日」があるのだから「山の日」も、という声から始まったこの祝日ですが、なぜ8月11日になったのでしょうか。そこには、なるほどと思えるいくつかの理由がありました。
特に、お盆休みの時期と合わせることで、多くの人が故郷の山に親しんだり、家族で山へ出かけたりするきっかけになるように、との願いが込められているようです。
理由 | 内容 |
---|---|
漢字の形から | 漢字の「八」が山の形に見えること。また、「十一」が木々が立ち並んでいる様子に見えることから。 |
お盆休みとの連携 | お盆休みとつなげて大型連休にしやすいため、多くの人が山に親しむ機会を作りやすい。 |
祝日のない月の解消 | 制定当時は6月と8月が祝日のない月でした。当初は梅雨の時期を避ける形で、8月が選ばれました。 |
2.3 「山の日」はいつから始まった祝日か
「山の日」は、2014年(平成26年)に国民の祝日に関する法律が改正されて制定され、2016年(平成28年)から施行された、一番新しい国民の祝日です(2024年時点)。
この祝日が生まれるまでには、日本山岳会をはじめとする山岳関係者の方々による、長年にわたる働きかけがありました。山を愛する多くの人々の願いが形となり、私たちのカレンダーに加わったのですね。
まだ歴史の浅い祝日ですが、これから先、私たちにとってより身近で大切な一日になっていくことでしょう。
3. 過去に「山の日」の日付が変更された年
「山の日」といえば8月11日ですが、実は過去に2度だけ、日付が変更された年があったのをご存知でしたか?「あれ、去年は違う日だったような…?」と感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。それは、東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせた特別な対応だったのですよ。
ここでは、なぜ日付が動いたのか、その理由を少し詳しく見ていきましょう。
3.1 東京オリンピックで移動した2020年の「山の日」

2020年は、本来であれば東京でオリンピックが開催される特別な年でした。世界中から多くの人が訪れるため、特に開会式や閉会式の前後の混雑を少しでも和らげようと、「国民の祝日」を移動させるための特別な法律が作られました。
この法律によって、2020年の「山の日」は、本来の8月11日(火)から、オリンピック開会式の翌営業日にあたる8月10日(月)へと移されたのです。これにより、土曜日からの3連休が生まれ、交通の集中を避ける狙いがありました。
3.2 同じく特別措置法で移動した2021年の「山の日」
ご記憶の通り、東京オリンピックは1年延期され、2021年に開催されることになりましたね。それに伴い、祝日を移動させる特別措置も2021年に適用されることになりました。
2021年の「山の日」は、本来の8月11日(水)から、オリンピック閉会式当日の8月8日(日)へと変更されました。日曜日が祝日になったため、翌日の8月9日(月)が振替休日となり、この年も3連休が生まれたのですよ。
このように、2年連続で「山の日」が移動したのは、国家的な一大イベントを円滑に進めるための特別な計らいだったのです。下の表に、その変更をまとめてみました。
年 | 本来の「山の日」 | 変更後の「山の日」 | 主な理由 |
---|---|---|---|
2020年 | 8月11日(火) | 8月10日(月) | 東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う混雑緩和のため |
2021年 | 8月11日(水) | 8月8日(日) ※翌9日(月)が振替休日 | 1年延期された東京オリンピック・パラリンピック開催のため |
これらの祝日の移動については、内閣府のウェブサイトでもご確認いただけます。
4. 「山の日」におすすめの過ごし方
8月の国民の祝日「山の日」。せっかくのお休みですから、普段とは少し違う特別な一日を過ごしてみたいものですよね。山の日にちなんでアクティブに過ごすのも素敵ですし、ご自宅でゆったりと心と体を休めるのも良いでしょう。ここでは、あなたの心に寄り添う、いくつかの過ごし方をご提案します。
4.1 山へ出かけるアウトドアな過ごし方
「山の日」と聞くと、やはり清々しい山の空気を吸いに出かけたくなりませんか。緑豊かな自然の中に身を置けば、日頃の疲れもすっと軽くなるかもしれません。ここでは、自然を満喫できるアウトドアの楽しみ方をご紹介します。
4.1.1 初心者や家族連れにおすすめの登山・ハイキング
「登山は少しハードルが高いかしら」と感じる方もご安心ください。ケーブルカーやロープウェイを使えば、気軽に山の頂上からの景色を楽しめる場所がたくさんあります。お孫さんと一緒に、無理のない範囲で自然散策を楽しむのも素敵ですね。大切なのは、ご自身の体力に合わせて無理のない計画を立てること。美しい景色とおいしい空気が、最高の思い出を運んできてくれますよ。
初心者の方やご家族でのお出かけにおすすめの山をいくつかご紹介します。
山名 | 所在地 | 特徴 |
---|---|---|
高尾山 | 東京都 | 都心からのアクセスが良く、ケーブルカーやリフトで気軽に中腹まで登れます。登山道も整備されており、グルメも楽しめます。 |
御岳山 | 東京都 | ケーブルカーで登った先に武蔵御嶽神社があり、周辺にはロックガーデンと呼ばれる美しい沢沿いの散策路が広がっています。 |
筑波山 | 茨城県 | 「西の富士、東の筑波」と称される名山。ケーブルカーとロープウェイがあり、山頂からは関東平野を一望できます。 |
六甲山 | 兵庫県 | ケーブルカーやロープウェーでアクセス可能。展望台からの神戸や大阪の夜景は特に有名で、一日中楽しめます。 |
4.1.2 キャンプやグランピングで自然を満喫
山の麓で、鳥のさえずりや川のせせらぎを聴きながらのんびりと過ごすのはいかがでしょうか。最近では、テントや食事の準備が不要な「グランピング」施設も増えており、手ぶらで気軽に贅沢なアウトドア体験ができます。夜には満点の星空を眺めながら、静かで穏やかな時間を過ごすのも、心豊かな休日の過ごし方ですね。
4.1.3 絶景が楽しめる山岳リゾートや温泉
アクティブに動くよりは、ゆったりと景色を楽しみたいという方には、山岳リゾートへの小旅行がおすすめです。例えば、長野県の上高地や、富山県と長野県にまたがる立山黒部アルペンルートなどは、夏でも涼しく、まさに天空の楽園。雄大な山々を眺めながら浸かる温泉は、心と体を芯から癒してくれることでしょう。美しい景色に包まれて、日々の喧騒を忘れるひとときをお過ごしください。
4.2 インドアでのんびり過ごす方法
「お休みの日は家でゆっくりしたい」という方も、もちろんいらっしゃいますよね。ご自宅にいながら「山」を感じる、穏やかな過ごし方もたくさんあります。例えば、山を舞台にした映画を観たり、美しい山岳写真家の写真集を眺めたりするのも素敵です。山にまつわる小説やエッセイを片手に、お気に入りの紅茶を淹れて読書にふけるのも良いでしょう。お家でゆったりと、自分だけの「山の日」を楽しむことで、心穏やかな休日になりますよ。
4.3 全国各地で開催される関連イベントに参加する
「山の日」には、その制定を記念して全国各地でさまざまなイベントが開催されます。毎年開催地を変えて行われる「山の日」全国大会をはじめ、地域の自治体や公園などが主催する自然観察会、親子で楽しめる木工教室、山の恵みに感謝するフェスティバルなど、内容は多岐にわたります。地域ならではの催しに参加して、新しい発見や出会いを楽しむのも、山の日の素敵な過ごし方の一つです。お住まいの地域の広報誌やウェブサイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。もしかしたら、思いがけない楽しいイベントが見つかるかもしれません。
全国的なイベントの情報は、下記の公式サイトで確認できます。
5. 「山の日」とお盆休みについて
「山の日」が8月にあることで、多くの方が気になるのがお盆休みとの関係ではないでしょうか。夏の過ごし方を計画する上で大切な連休のヒントを、ここで詳しくご紹介しますね。
5.1 2025年は「山の日」からお盆休みで大型連休に
2025年の「山の日」は8月11日、うれしいことに月曜日です。そのため、前の土日と合わせて8月9日(土)から11日(月・祝)まで、何もしなくても3連休となります。
そして、この連休のすぐ後にはお盆の時期がやってきます。お盆休みは地域によって異なりますが、一般的には8月13日から16日ごろをお休みとする会社が多いようです。もし、連休明けの8月12日(火)にお休みを取ることができれば、お盆休みとつながって、とても長い夏休みになりますよ。
2025年の8月のカレンダーを見てみましょう。
日付 | 曜日 | 祝日・休日など |
---|---|---|
8月9日 | 土曜日 | 休日 |
8月10日 | 日曜日 | 休日 |
8月11日 | 月曜日 | 山の日 |
8月12日 | 火曜日 | (平日)★ここでお休みを取ると… |
8月13日 | 水曜日 | お盆休み(一般的) |
8月14日 | 木曜日 | お盆休み(一般的) |
8月15日 | 金曜日 | お盆休み(一般的) |
8月16日 | 土曜日 | 休日・お盆休み(一般的) |
8月17日 | 日曜日 | 休日 |
いかがでしょう。8月12日(火)にお休みを取れば、なんと9連休も夢ではありません。これだけ長いお休みがあれば、少し遠くへの旅行や、ゆったりとした帰省、趣味に没頭する時間など、夏の計画がぐっと広がりそうですね。今から来年の夏の過ごし方を想像するのも、また楽しい時間かもしれません。
5.2 「山の日」はハッピーマンデー制度の対象外
2025年のように「山の日」が月曜日になると、「ハッピーマンデー制度で移動したのかしら?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。実は、「山の日」はハッピーマンデー制度の対象外の祝日です。
ハッピーマンデー制度とは、一部の祝日を特定の月曜日に移動させることで土日とつなげ、3連休を増やして余暇を過ごしやすくするための制度のことですよ。現在、この制度の対象となっているのは、成人の日、海の日、敬老の日、スポーツの日の4つの祝日です。
「山の日」が対象外なのは、8月11日という日付そのものに意味が込められて制定された祝日だから、という背景があります。日付を固定することで、その日の意味を大切にしようという想いが込められているのですね。2025年は、たまたま8月11日が月曜日にあたった、というわけなのです。詳しくは、内閣府のウェブサイトでもご確認いただけます。
6. まとめ
2025年の「山の日」は8月11日の月曜日です。「山に親しみ、その恩恵に感謝する」という素敵な意味が込められた、比較的新しい祝日ですね。過去には東京オリンピックの影響で日付が動いたこともありましたが、本来はこの日に制定されています。2025年はお盆休みとあわせて大型連休になる方も多いでしょう。賑やかに山へ出かけるのも、静かにおうちで過ごすのも、ご自身の心と体が安らぐ一日を選んでみてはいかがでしょうか。この機会に、日本の豊かな自然に思いを馳せるひとときをお過ごしください。
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