お風呂のふたの代わりになる物10選!100均やニトリで見つかる代用品

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お風呂のふたが壊れてしまったり、カビが気になって処分したりしたものの、すぐに新しいものを買うのはためらわれる…そんな経験はありませんか。実は、専用のふたを急いで買い直さなくても、身近なもので手軽に代用することができます。この記事では、ダイソーやセリアといった100円ショップや、ニトリ、カインズなどのホームセンターで手軽に手に入る代用品から、お家にあるもので今すぐ試せるアイデアまで、お風呂のふたの代わりになるものを厳選して10種類ご紹介します。あわせて、代用品で済ませるメリット・デメリットや、安全に使うための注意点も丁寧にお伝えしますので、ご家庭にぴったりの方法がきっと見つかるはずです。毎日のバスタイムをあたたかく快適に保つための暮らしのヒントとして、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

1. そもそもお風呂のふたは必要?代わりを探す前におさらいする役割

お風呂のふたが古くなったり、カビで黒ずんだりすると「いっそのこと、なくてもいいかしら?」なんて思うこともありますよね。でも、代わりのものを探す前に、お風呂のふたが果たしている大切な役割を少しだけおさらいしてみませんか?実は、ふたには私たちの暮らしをちょっと豊かにしてくれる、嬉しい効果がたくさん隠されているんですよ。

1.1 お湯の温度を保つ保温効果

お風呂のふたの一番大きな役割は、なんといっても沸かしたお湯の温かさを長持ちさせる保温効果です。ふたをしないでいると、湯船の表面から湯気と一緒にお湯の熱がどんどん逃げていってしまいます。特に冬場は、あっという間にお湯がぬるくなってしまいますよね。

家族が順番にお風呂に入るご家庭では、次の人が入るたびに追い焚きが必要になることもしばしば。でも、お風呂のふたをしっかり閉めておけば、お湯が冷めるのをぐっと遅らせることができるんです。ある調査では、ふたをした場合としない場合とで、4時間後のお湯の温度に約4℃もの差が出たという結果もあるほど。追い焚きの回数が減れば、それだけで手間も省けて嬉しいですよね。

1.2 水道代やガス代の節約効果

保温効果があるということは、毎日の水道代やガス代(または電気代)の節約にもつながります。追い焚きや足し湯をする回数が減れば、その分だけガスや電気の使用量を抑えられますし、お湯を足さなければ水道代もかかりません。

「たった一回の追い焚きでしょ?」と思われるかもしれませんが、この小さな積み重ねが、一年を通して見ると意外と大きな金額になるんです。

項目1日あたりの追加コスト年間の追加コスト
追い焚き(ガス代)約6円〜7円約2,190円〜2,555円
お湯の入れ替え(水道・ガス代)約50円〜70円約18,250円〜25,550円

※上記はあくまで一般的な目安です。ご家庭の給湯器の種類や設定、お住まいの地域の料金によって変動します。

このように、お風呂のふたを一枚使うだけで、無理なく家計にやさしい暮らしを始められます。まさに、暮らしの知恵ですね。

1.3 浴室内のカビ防止とホコリよけ

お風呂掃除で一番気が重いのが、手ごわいカビとの戦いではないでしょうか。実はお風呂のふたは、浴室内のカビの発生を抑え、お掃除の手間を減らしてくれるという嬉しい役割も担っています。

ふたをしないでおくと、湯船からのぼる暖かい湯気が浴室全体に充満し、壁や天井に水滴となって付着します。この湿気がカビの温床になってしまうのです。ふたをして湯気を閉じ込めることで、浴室内の湿度の上昇を抑え、カビが生えにくい環境を保つ手助けをしてくれます。

また、お湯を張ったままにしておくときに、空気中のホコリや髪の毛などがお湯に入ってしまうのを防ぐ、衛生的な役割もあります。いつでも気持ちよく、きれいなお湯に入れるのは嬉しいものですね。

1.4 子どもの転落事故を防ぐ安全性

そして、何よりも忘れてはならないのが、大切な家族を思わぬ事故から守るという安全面での役割です。小さなお子さんや、遊びに来たお孫さんがいるご家庭では特に重要になります。

子どもは好奇心旺盛で、少し目を離したすきに浴室に入り込み、浴槽をのぞき込んで転落してしまうという痛ましい事故が後を絶ちません。消費者庁も、子どもの浴室での溺水事故について注意を呼びかけています。浴槽にお湯が残っている場合は、必ずふたを閉めておくことで、こうした万が一の事故を防ぐことができます。

これは、お子さんだけでなく、室内で暮らす犬や猫などのペットがいるご家庭でも同じです。家族みんなが安心して暮らすために、お風呂のふたはとても大切な役割を果たしているのです。

2. お風呂のふたの代わりになる物10選

お風呂のふたが壊れてしまったり、もともと持っていなかったり。そんな時でも、身の回りにある物や、手軽に手に入る物で代用できるんですよ。ここでは、暮らしの知恵として役立つ「お風呂のふたの代わり」を10種類、ご紹介します。どこで手に入るかも合わせて見ていきましょう。

2.1 100均(ダイソー・セリア)で買える代用品

まずは、私たちの強い味方、100円ショップで手に入る便利な代用品からご紹介します。なんといってもお財布にやさしいのが一番の魅力ですね。思い立ったらすぐに買いに行ける手軽さも嬉しいポイントです。

2.1.1 アルミ保温シート

お弁当の保冷バッグの内側などにも使われている、銀色のシートです。100円ショップでは、お風呂用として売られていることもありますし、キッチンコーナーやアウトドアコーナーで見つけることもできます。薄くて軽いので扱いやすく、ハサミで浴槽の形に合わせて簡単にカットできるのが特徴です。薄いながらも保温効果は期待以上で、お湯の温度をしっかり保ってくれますよ。

メリットデメリット
安価で手に入る・保温性が高い・加工しやすい薄いので破れやすい・耐久性はあまりない

2.1.2 レジャーシート

ピクニックなどで使うレジャーシートも、立派な代用品になります。もともと水や汚れに強い素材でできているため、浴室で使うのにもぴったり。大きさも十分にあるので、ご家庭の浴槽サイズに合わせて自由にカットできます。様々なデザインがあるので、お気に入りの柄を選べば、バスタイムが少し楽しくなるかもしれませんね。

メリットデメリット
安価・防水性が高い・デザインが豊富アルミシートに比べると保温性は少し劣る

2.1.3 ヨガマット

少し意外かもしれませんが、ヨガマットも代用品として活躍します。100円ショップでは300円~500円ほどで売られていることが多いですが、その分厚みとクッション性があり、断熱効果が高いのが魅力です。浴槽のサイズにカットして使います。素材によっては少し乾きにくい場合があるので、使った後はお風呂の外でしっかり乾かすようにしましょう。

メリットデメリット
保温性・断熱性が高い・比較的丈夫他の100均グッズより少し高価・かさばる

2.2 ニトリやホームセンター(カインズなど)で買える代用品

次にご紹介するのは、ニトリやカインズといったホームセンターなどで手に入るアイテムです。100円ショップのものより少し価格は上がりますが、その分、耐久性や機能性に優れたものが見つかりますよ。

2.2.1 銀マット(キャンプ用マット)

キャンプやアウトドアで、テントの中に敷いて使う銀色のマットです。ヨガマットよりもさらに厚手で、アルミが蒸着されているため保温性と断熱性は代用品の中でもトップクラスと言えるでしょう。とても丈夫なので、一度浴槽のサイズに合わせて切ってしまえば、長く使うことができます。アウトドアがお好きな方なら、すでにお持ちかもしれませんね。

メリットデメリット
保温性が非常に高い・丈夫で長持ちする価格がやや高め・厚みがあり収納にかさばる

2.2.2 浴室用保温シート

こちらは、まさにお風呂のふたの代わりとして販売されている専用のシートです。ニトリなどで「お風呂保温シート」といった名前で売られています。浴槽に浮かべて使うタイプで、お湯の表面を覆うことで熱が逃げるのを防ぎます。専用品だけあって使い勝手も良く、手軽に高い保温効果を得たい方におすすめです。

メリットデメリット
専用品なので効果が高い・使いやすい他の代用品に比べると価格が高い

2.2.3 プラスチック段ボール(プラダン)

DIYや工作で使われることの多いプラスチック製の段ボール、通称「プラダン」も優れた代用品です。中が空洞になっているため断熱性があり、軽くて丈夫なのが特徴。カッターで好きなサイズに切れるので、加工も簡単です。水にも強いので、浴室で使うのに適しています。軽さと丈夫さを両立したい場合にぴったり’mark>です。

メリットデメリット
軽くて丈夫・断熱性がある・加工しやすい切り口の処理をしないと水が入ることがある

2.2.4 ブルーシート

工事現場の養生などでよく見かけるブルーシートも、実は代用品として使えます。非常に丈夫で防水性が高く、大きなサイズでも安価に手に入るのが魅力です。見た目は少し無骨ですが、とにかく丈夫で長持ちする代用品を探しているなら選択肢の一つになります。ハサミで簡単にカットできるのも便利な点です。

メリットデメリット
安価で非常に丈夫・大きな浴槽にも対応保温性はあまり期待できない・見た目が無骨

2.3 家にある物でできるお風呂のふたの代わり

「今すぐどうにかしたい!」という緊急事態には、わざわざ買いに行かなくても、お家にある物で代用できるかもしれません。あくまで一時的な方法ですが、知っておくと便利ですよ。

2.3.1 段ボールとゴミ袋

これは究極の応急処置です。まず、段ボールを浴槽の大きさに合わせてカットします。そして、その段ボールがすっぽり入る大きなゴミ袋(45Lなど)をかぶせて、水に濡れないようにテープでしっかりと密閉します。段ボールの空気層が断熱材の役割を果たし、意外と保温効果があります。費用をかけずに、今すぐできるのが最大の利点です。

メリットデメリット
費用がほぼかからない・すぐに作れる耐久性が低い・カビやすい・あくまで一時しのぎ

2.3.2 クリアファイル

半身浴などで、浴槽の半分だけを覆いたい時に便利なのがクリアファイルです。複数枚をテープでつなぎ合わせれば、ある程度の面積を覆うことができます。透明なのでお湯の様子が見えるのも面白い点ですね。ただし、保温性はあまり高くないので、本格的なふたの代わりというよりは、読書やスマホを楽しむ際の湯気よけといった使い方が向いているでしょう。

メリットデメリット
家にあるもので手軽にできる・透明保温性は低い・大きな浴槽には向かない

2.3.3 使わなくなったバスマット

古くなったバスマットを再利用する方法です。ある程度の厚みがあるので、お湯の上に置けば湯気が逃げるのを防いでくれます。ただし、この方法はあまりおすすめできません。布製のバスマットは水分を吸って重くなり、非常に乾きにくく、カビや雑菌が繁殖する原因になりやすいからです。もし試すのであれば、あくまで一時的な利用にとどめ、使用後はすぐに洗濯してよく乾かすなど、衛生管理に十分気をつけてくださいね。

メリットデメリット
家にあるものを再利用できる不衛生になりやすい・重くなる・乾きにくい

3. お風呂のふたを代用品で済ませるメリットとデメリット

お風呂のふたが急に壊れてしまったり、引っ越し先に備え付けられていなかったりすると、本当に困ってしまいますよね。そんな時、身近なものでサッと代用できるのはとても助かります。でも、代用品には良い面もあれば、少し気をつけたい面もあるのです。ここで一度、メリットとデメリットをきちんと整理して、ご自身の暮らしに合った方法か考えてみましょう。

3.1 代用品のメリットは手軽さと安さ

お風呂のふたを代用品で済ませるなんといっても一番の魅力は、その手軽さと安さです。正規のふたを買い替えるとなると、サイズを測って、お店やインターネットで探して…と、意外と手間も費用もかかりますものね。

その点、代用品なら100円ショップやホームセンターですぐに手に入りますし、家にあるもので工夫すれば費用はかかりません。例えばアルミシートなら数百円、段ボールなら無料です。「とりあえず今晩だけ!」という急な要望にもすぐに応えられるのが、代用品の最大の強みと言えるでしょう。

また、多くの代用品は軽くて扱いやすいのも嬉しいポイント。使わない時は小さくたたんだり丸めたりして、場所を取らずに収納できます。汚れたり傷んだりしても、安価なものなら気兼ねなく新しいものに交換できるので、精神的な負担も少ないかもしれませんね。

3.2 代用品のデメリットは保温性と安全性

手軽で便利な代用品ですが、やはり専用に作られたものではないため、デメリットも存在します。特に「保温性」と「安全性」については、使う前にしっかり理解しておくことが大切です。

下の表で、純正のふたと代用品の違いを比べてみましょう。

比較項目純正のお風呂のふた代用品(アルミシートなど)
保温性高い。お湯が冷めにくいように設計されている。低い。隙間ができやすく、お湯が冷めやすい。
安全性ある程度の強度があり、子どもが乗ってもすぐには落ちない作りが多い。強度がなく、人や物が乗ると簡単に沈み、転落の危険がある。
費用数千円~と高価。無料~数百円と安価。
手入れ・衛生面掃除しやすい素材で、カビ対策がされているものも多い。素材によってはカビが生えやすく、こまめな手入れや交換が必要。

表からもわかるように、代用品は保温効果があまり期待できません。せっかくお湯を張ってもすぐに冷めてしまい、追い焚きの回数が増えてかえってガス代が高くついてしまう…なんてことも考えられます。家族の入浴時間がバラバラのご家庭では、このデメリットが大きく感じられるかもしれません。

そして、何よりも注意したいのが安全性です。代用品には純正のふたのような強度がありません。小さなお子様やペットのいるご家庭では、誤って浴槽の上に乗り、そのまま転落してしまうという重大な事故につながる危険性があります。また、素材によっては追い焚き口の熱で溶けたり変形したりする恐れもあるため、火の気にも注意が必要です。

これらのメリットとデメリットをふまえて、代用品はあくまで「一時的なもの」と考えるのが良いかもしれませんね。

4. お風呂のふたの代わりを使う際の注意点

お風呂のふたの代用品は、手軽で便利な暮らしの味方。でも、使うときにはいくつか心に留めておきたい大切なことがあります。専用のふたとは違うからこその注意点をしっかり確認して、安全に、そして気持ちよくお風呂の時間を楽しみましょうね。

4.1 火気の近くに置かない

ご紹介した代用品の多くは、アルミシートやプラスチック、ビニールといった燃えやすい素材でできています。そのため、火の気には十分な注意が必要です。特に、追い焚き機能を使うときは注意してください。高温になる追い焚き口の近くにシートがあると、溶けたり、最悪の場合は火災につながる危険性も考えられます。

追い焚きをする際は、必ず代用品を浴槽から外すようにしましょう。また、給湯器の種火や浴室暖房機など、浴室内に火元や高温になる場所がある場合も、代用品を近くに置かないように気をつけてくださいね。

4.2 子どもやペットがいる家庭では特に注意

小さなお子さんや、わんちゃん、ねこちゃんといったペットと暮らしているご家庭では、安全面への配慮が何よりも大切です。正規のお風呂のふたはある程度の強度があり、子どもが乗ってもすぐに沈まないように作られている製品もあります。しかし、代用品にはそのような強度はまったくありません

「ふたがしてあるから大丈夫」と思って、お子さんやペットが浴槽の上に乗ってしまうと、シートが破れたりずれたりして、そのままお湯の中に転落してしまう重大な事故につながる恐れがあります。東京消防庁も、子どもの浴槽への転落事故について注意を呼びかけています。

安全性の違いをわかりやすく比べてみましょう。

比較ポイント正規のお風呂のふた代用品(アルミシートなど)
強度・耐荷重製品によるが、ある程度の強度があるほとんどない(人が乗ることは想定外)
転落防止効果高いない(非常に危険)

お湯を張っている間は、お子さんやペットが浴室に近づかないようにドアをしっかり閉める、ベビーゲートを設置するなど、事故を未然に防ぐ工夫を心がけてくださいね。

4.3 カビが発生しやすいためこまめな手入れを

浴室は、家の中でも特に湿気が多く、カビが発生しやすい場所です。お風呂のふたの代用品は、専用品と違って水はけがよくなかったり、乾きにくい素材だったりすることがほとんど。そのため、使いっぱなしにしていると、すぐにぬめりや黒カビが発生してしまいます

せっかくお風呂でリラックスするのですから、衛生面も気になりますよね。気持ちよく使い続けるために、次のようなお手入れを習慣にしてみませんか。

  • 使用後はシャワーでさっと洗い流し、水気を切る。
  • お風呂から上がったら、タオルなどで水分をしっかり拭き取る。
  • 浴室に置きっぱなしにせず、風通しの良い場所で乾かす。
  • 定期的に浴室用洗剤で洗い、清潔に保つ。

特に100円ショップなどで手に入れたものは、汚れがひどくなったら新しいものに交換するのも一つの手です。無理のない範囲で、こまめなお手入れを続けていきましょう。もちろん、浴室の換気扇を回しておくのも忘れずに行いましょうね。

5. まとめ

今回は、お風呂のふたが急に必要になったときに役立つ、身近なものでできる代用品をいくつかご紹介しました。暮らしの中のちょっとしたヒントとして、お役立ていただけたでしょうか。

お風呂のふたが持つ本来の役割は、お湯の温度を保ってくれるだけでなく、節約や浴室内のカビ予防、そして小さなお子様の安全を守るという大切なものです。100円ショップのアルミ保温シートやホームセンターの銀マットなどは、手軽で便利な代用品となりますが、やはり専用品と比べると保温性や安全性はどうしても劣ってしまいます。

そのため、代用品はあくまで一時的なものと考え、特にご家族の安全を第一に考えるならば、早めに浴槽のサイズに合った専用のふたをご用意いただくのが一番安心です。暮らしの中のささやかな工夫を楽しみながら、ご自身やご家族にとって心地よいバスタイムを過ごしてくださいね。

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この記事を書いた人

ハレノヒ編集部は、「わたしらしく、身軽に暮らす」をテーマに、日々の暮らしを前向きに楽しむためのヒントをお届けしています。
美容や健康、趣味、暮らしの工夫など、50代以降の女性を中心に、誰もが自分らしく輝けるような情報をやさしい目線で発信しています。
ちょっと気になる話題や、ふと心に残る言葉も添えて、皆さまの毎日が少し晴れやかになりますように。

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