8月が旬の食材は?真夏の野菜・魚・果物一覧

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太陽の光が眩しい8月、旬を迎える食材たちは、格別の美味しさと栄養を私たちに届けてくれます。この記事では、そんな8月の旬の野菜、魚介、果物を余すところなくご紹介。手軽なレシピや、食材を長持ちさせるコツも分かります。旬の恵みを上手に取り入れて、暑い夏も健やかに、そして美味しく過ごしましょう。

目次

1. 8月の旬の食材を味わうべき理由

うだるような暑さが続く8月。夏バテ気味で食欲がない…なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時こそ、太陽の恵みをいっぱいに受けた旬の食材を食卓に取り入れてみませんか? 8月の旬の食材には、私たちの心と体に嬉しい理由がたくさん詰まっているのです。

なぜ、旬の時期に採れた食材を味わうことが大切なのでしょうか。その主な理由をいくつかご紹介しますね。

旬の食材を選ぶ主なメリットその内容
栄養価が豊富食材が最も成長に適した時期に収穫されるため、ビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。
風味が豊かで格別の美味しさ食材本来の味や香りが際立ち、みずみずしさや旨みを存分に楽しめます。
比較的手頃な価格で手に入る収穫量が増えるため、市場に多く出回り、価格も安定してお手頃になる傾向があります。
食卓から季節を感じられる旬の食材を取り入れることで、日々の食事を通して季節の移ろいを感じ、豊かな食生活を送れます。

1.1 栄養満点で、体の中から元気に

旬の食材は、その食材が最も生育に適した時期に収穫されるため、栄養価がぐっと高まると言われていますね。特に太陽の光をたっぷり浴びた8月の夏野菜には、ビタミンCやカリウム、β-カロテンといった、私たちの体を整えてくれる栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は、夏の強い日差しや暑さで疲れた体を内側からサポートし、夏バテ予防にも繋がる大切なものです。旬のものをいただくことは、自然の恵みを最大限に活かした、理にかなった健康法と言えるでしょう。

1.2 太陽の恵みをたっぷり浴びて、格別の美味しさ

旬の時期に収穫された野菜や果物は、味や香りが濃く、みずみずしさに溢れているのが大きな特徴です。太陽の光を十分に浴びて育つことで、糖度が増したり、旨味成分が凝縮されたりするのです。お魚も同様で、産卵期前など、その魚が最も脂がのって美味しいとされる時期が旬にあたります。素材そのものの味がしっかりしているので、凝った調理をしなくても、シンプルな味付けだけで驚くほど美味しくいただけ、毎日の料理がより一層楽しくなるかもしれませんね。

1.3 お財布にもやさしい、旬ならではの魅力

旬の時期には、その食材の収穫量が増えるため、市場にたくさん出回り、価格も比較的お手頃になるという嬉しい側面もあります。美味しくて栄養満点な食材を、家計に優しく手に入れられるのは、毎日のことですから助かりますよね。旬の食材を上手に活用すれば、食卓を豊かに彩りながら、賢く家計を管理することにも繋がります。スーパーの店頭で、いきいきとした旬の食材を見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。

1.4 季節の移ろいを食卓で感じる、豊かな時間

スーパーマーケットに行けば、一年を通してさまざまな食材が手に入る便利な時代になりました。だからこそ、旬の食材を意識して食卓に取り入れることで、私たちは日々の食事を通して季節の移ろいをより深く感じることができます。例えば、みずみずしいスイカの甘い香りに夏の盛りを感じたり、少しずつ出始める梨に秋の気配を感じたり…。旬の味覚は、私たちの五感を心地よく刺激し、日々の暮らしに潤いと彩りを与えてくれます。ご家族やご友人と「この時期はこれが美味しいわね」と語り合いながら旬を味わうのも、また格別なひとときではないでしょうか。

2. 8月に食べたい旬の野菜たち

夏の日差しをたっぷり浴びて育った野菜たちは、色鮮やかで栄養も満点。私たちの体に元気を与えてくれる、とっておきの食材です。この季節ならではの美味しさを、ぜひ食卓で楽しんでくださいね。それぞれの野菜が持つ個性豊かな風味や食感は、夏の献立を豊かに彩ってくれることでしょう。

2.1 太陽の恵み トマト

夏の太陽をいっぱいに浴びて真っ赤に熟したトマトは、8月の食卓に欠かせない存在です。トマトの鮮やかな赤色はリコピンという成分によるもので、体を守る働きがあると言われています。また、ビタミンCやカリウムも含まれており、夏バテ気味の体にも嬉しいですね。サラダや冷製パスタで爽やかにいただいたり、じっくり煮込んでソースにしたりと、さまざまな料理で活躍してくれます。湯むきしてハチミツをかければ、デザートとしても楽しめますよ。

2.1.1 トマトの選び方とおいしい食べ方

ポイント詳細
選び方のコツ皮にハリとツヤがあり、ヘタが濃い緑色でピンとしているもの。持ったときにずっしりと重みを感じるものがおすすめです。お尻の部分から放射状に線が出ているものは甘みが強いと言われています。
主な栄養素リコピン、ビタミンC、カリウム、β-カロテン
おすすめの食べ方生でサラダ、冷やしトマト、カプレーゼ、加熱してトマトソース、スープ、炒め物、ラタトゥイユ

2.2 みずみずしい きゅうり

シャキシャキとした食感が心地よいきゅうりは、暑い夏にぴったりの野菜。約95%が水分でできているため、体の熱を冷まし、水分補給にも役立ちます。カリウムも豊富なので、汗とともに失われがちなミネラルを補給したり、むくみが気になる時にもおすすめです。独特の青い香りが食欲をそそりますね。ぬか漬けや浅漬けにすれば、乳酸菌も一緒に摂れて一石二鳥です。

2.2.1 きゅうりの選び方とおいしい食べ方

ポイント詳細
選び方のコツ皮の色が濃く、ハリとツヤがあるもの。表面のイボがチクチクするほど尖っているものが新鮮です。太さが均一なものが扱いやすいでしょう。曲がっていても品質に問題はありません。
主な栄養素カリウム、ビタミンC、食物繊維、シトルリン
おすすめの食べ方サラダ、酢の物、浅漬け、たたききゅうり、もろきゅう、冷やし中華やそうめんの具材

2.3 とろける食感 ナス

紫色が美しいナスは、スポンジのような果肉が特徴で、油との相性が抜群。炒め物や揚げ物にすると、とろりとした食感とコクのある味わいが楽しめます。皮にはナスニンというポリフェノールの一種が含まれており、鮮やかな色合いのもとになっています。和洋中どんな料理にも合う万能野菜で、焼きナスや煮びたし、麻婆茄子など、レパートリーも豊富です。体を冷やす効果もあると言われているので、暑い季節には嬉しいですね。

2.3.1 ナスの選び方とおいしい食べ方

ポイント詳細
選び方のコツ皮の色が濃くツヤがあり、ハリがあるもの。ヘタの切り口がみずみずしく、トゲが鋭いものが新鮮です。持ったときに軽く感じるものは水分が抜けている可能性があります。
主な栄養素ナスニン(ポリフェノール)、カリウム、食物繊維
おすすめの食べ方焼きナス、揚げ浸し、煮びたし、麻婆茄子、ラタトゥイユ、味噌炒め、天ぷら

2.4 彩り鮮やか ピーマン

鮮やかな緑色が食卓に彩りを添えるピーマン。独特の苦みが特徴ですが、加熱すると甘みが増し、食べやすくなります。ビタミンCやβ-カロテンが豊富で、特に油と一緒に調理するとβ-カロテンの吸収率がアップします。肉詰めやチンジャオロースなどの炒め物、夏野菜カレーの具材としても大活躍。最近では、苦みが少なく甘みが強いカラーピーマンも人気ですね。

2.4.1 ピーマンの選び方とおいしい食べ方

ポイント詳細
選び方のコツ皮の色が濃く、ツヤとハリがあるもの。ヘタの切り口が新しく、黒ずんでいないものを選びましょう。肉厚で弾力があるものが良品です。
主な栄養素ビタミンC、β-カロテン、ビタミンE、カプサイシン(少量)
おすすめの食べ方炒め物(チンジャオロースなど)、肉詰め、和え物、サラダ(カラーピーマン)、天ぷら、バーベキュー

2.5 甘くて美味しい とうもろこし

プチプチとした食感と、口いっぱいに広がる甘みがたまらないとうもろこし。食物繊維が豊富で、お腹の調子を整えるのにも役立ちます。ビタミンB群やマグネシウムなども含んでおり、夏バテ予防にも一役買ってくれます。茹でたり焼いたりするだけでも美味しいですが、コーンスープや炊き込みご飯、かき揚げにするのもおすすめです。鮮度が落ちやすいので、手に入れたら早めに調理するのが美味しくいただくコツですよ。

2.5.1 とうもろこしの選び方とおいしい食べ方

ポイント詳細
選び方のコツ皮が鮮やかな緑色で、ひげが茶色くフサフサしているものが新鮮です。皮を少しめくって、粒が隙間なくびっしりと並び、ツヤとハリがあるか確認しましょう。
主な栄養素食物繊維、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、カリウム、アスパラギン酸
おすすめの食べ方茹でとうもろこし、焼きとうもろこし、コーンスープ、炊き込みご飯、サラダ、かき揚げ

2.6 夏バテ知らず ゴーヤ

独特の苦みが特徴のゴーヤは、沖縄料理でおなじみの夏野菜ですね。この苦み成分はモモルデシンと呼ばれ、食欲を増進させたり、胃腸の働きを助けたりする効果が期待できます。また、ビタミンCが豊富で、その量はレモンの約2~3倍とも言われています。しかも、ゴーヤのビタミンCは加熱に強いのが嬉しいポイント。ゴーヤチャンプルーはもちろん、薄切りにしてサラダやおひたし、天ぷらにしても美味しくいただけます。

2.6.1 ゴーヤの選び方とおいしい食べ方

ポイント詳細
選び方のコツ鮮やかな緑色で、表面のイボが密集していてハリがあるもの。ずっしりと重みがあり、硬いものが良品です。イボが小さい方が苦みが強い傾向にあります。
主な栄養素ビタミンC、モモルデシン、カリウム、食物繊維、β-カロテン
おすすめの食べ方ゴーヤチャンプルー、おひたし、和え物、サラダ、天ぷら、スムージー

2.7 ネバネバ健康 オクラ

星形の断面が可愛らしいオクラ。独特のネバネバ成分は、ペクチンやムチンといった水溶性食物繊維で、お腹の調子を整えたり、血糖値の急上昇を抑えたりする働きがあると言われています。β-カロテンやカリウム、カルシウムなども含んでおり、栄養価の高い野菜です。サッと茹でて刻み、かつお節と醤油で和えるだけで美味しい一品に。和え物やサラダ、スープ、天ぷらなど、幅広く活用できます。

2.7.1 オクラの選び方とおいしい食べ方

ポイント詳細
選び方のコツ鮮やかな緑色で、表面のうぶ毛がびっしりと生えているもの。ハリがあり、ヘタの切り口が変色していないものが新鮮です。大きすぎるものは硬いことがあるので、小ぶりなものを選ぶのがおすすめです。
主な栄養素ペクチン、ムチン(水溶性食物繊維)、β-カロテン、カリウム、カルシウム、葉酸
おすすめの食べ方おひたし、和え物、サラダ、スープ、天ぷら、肉巻き、刻んで薬味として

2.8 風味豊かな みょうが

爽やかな香りとシャキシャキとした食感が特徴のみょうがは、日本の夏の薬味として古くから親しまれています。独特の香り成分であるアルファピネンには、食欲を増進させたり、眠気を覚ましたりする効果があると言われています。また、発汗を促し、体の熱を冷ます働きも期待できるため、夏バテ対策にもぴったり。そうめんや冷奴の薬味はもちろん、酢の物や天ぷら、味噌汁の具にしても美味しいですね。

2.8.1 みょうがの選び方とおいしい食べ方

ポイント詳細
選び方のコツふっくらとしていて、表面にツヤがあり、紅色が鮮やかなもの。穂先が開きすぎておらず、キュッと締まっているものが新鮮です。
主な栄養素カリウム、カルシウム、食物繊維、アルファピネン(香り成分)
おすすめの食べ方薬味(そうめん、冷奴、刺身など)、酢の物、甘酢漬け、天ぷら、味噌汁の具、和え物

2.9 人気の夏野菜 ズッキーニ

見た目はきゅうりに似ていますが、実はカボチャの仲間であるズッキーニ。淡白な味わいでクセがなく、油との相性が良いため、炒め物や揚げ物、グリル料理など、さまざまな調理法で楽しめます。カロテンやビタミンC、カリウムなどを含み、低カロリーなのも嬉しいポイント。ラタトゥイユなどの煮込み料理に入れると、他の野菜の旨味を吸って美味しくなります。加熱すると甘みが増し、とろりとした食感も楽しめますよ。

2.9.1 ズッキーニの選び方とおいしい食べ方

ポイント詳細
選び方のコツ皮にハリとツヤがあり、太さが均一なもの。ヘタの切り口がみずみずしいものが新鮮です。大きすぎると味が大味になることがあるので、20cm程度のものがおすすめです。
主な栄養素β-カロテン、ビタミンC、カリウム、食物繊維
おすすめの食べ方炒め物、グリル、オーブン焼き、ラタトゥイユ、フライ、スープ、パスタの具

3. 8月におすすめ旬の魚介類

夏の太陽がきらめく8月は、海からの恵みも豊かな季節です。この時期ならではの新鮮で美味しい魚介類を食卓に取り入れて、暑い夏を元気に乗り切りましょう。ここでは、8月に特におすすめしたい旬の魚介類をご紹介しますね。

3.1 旨味たっぷり アジ

アジは一年を通して見かけるお魚ですが、特に夏から秋にかけて旬を迎える「真アジ」は脂がのって格別の美味しさです。DHAやEPAといった良質な脂質をはじめ、カルシウムやビタミンB群も豊富に含まれており、夏バテ気味の体に嬉しい栄養がたっぷり。お刺身やたたきはもちろん、塩焼きやフライ、南蛮漬けなど、さまざまな調理法で楽しめます。

新鮮なアジを選ぶときは、目が澄んでいて、エラが鮮やかな赤色をしているか、そして体にハリがあるかをチェックしてみてくださいね。小アジなら、丸ごと唐揚げにしても美味しいですよ。

3.2 栄養満点 イワシ

「海の米」とも呼ばれるイワシも、8月に旬を迎える魚のひとつです。特にこの時期のマイワシは「入梅イワシ」や「梅雨イワシ」とも呼ばれ、脂がのってとろけるような味わいが楽しめます。イワシには、血液をサラサラにする効果が期待できるEPAやDHA、そして骨を丈夫にするカルシウムやビタミンDが豊富に含まれています。お刺身や塩焼き、煮付け、つみれ汁など、手軽に調理できるのも魅力ですね。

鮮度が落ちやすいお魚なので、目が黒く澄んでいて、ウロコがキラキラと輝き、しっかりと付いているものを選ぶのがポイントです。手開きで簡単に調理できるので、ぜひ旬の味を試してみてください。

3.3 初ガツオも美味しい カツオ

カツオは春の「初ガツオ」と秋の「戻りガツオ」が有名ですが、8月は初ガツオの終盤から、一部地域では戻りガツオの走りも楽しめる時期にあたります。初ガツオは身が引き締まり、さっぱりとした味わいが特徴で、たたきにして香味野菜と一緒にいただくのが定番ですね。ニンニクやショウガ、ミョウガなどの薬味をたっぷり添えれば、食欲がないときでもさっぱりといただけます。

カツオには、疲労回復を助けるビタミンB群や、貧血予防に役立つ鉄分も豊富です。皮の色が鮮やかで光沢があり、身に弾力があるものを選ぶと、より美味しくいただけますよ。

3.4 上品な味わい スズキ

スズキは夏を代表する白身魚で、特に6月から8月にかけて旬を迎え、その淡白で上品な味わいは格別です。成長するにつれて名前が変わる出世魚としても知られていますね。クセがないので、洗い(薄切りにして氷水で締めたもの)や塩焼き、ムニエル、ポワレ、アクアパッツァなど、和洋中どんな料理にもよく合います。

良質なたんぱく質が豊富で、ビタミンAやDも含まれています。目が澄んでいて、エラが鮮やかな赤色をしており、身に透明感とハリがあるものを選びましょう。皮と身の間にも旨味があるので、皮ごと調理するのもおすすめです。

3.5 夏の味覚 タコ

夏祭りの屋台でもおなじみのタコ。日本の食卓でよく見かけるマダコは、夏が旬とされています。キュッと締まった歯ごたえと、噛むほどに広がる旨味がたまりませんね。高タンパクで低カロリーなのも嬉しいポイント。また、栄養ドリンクなどにも含まれるタウリンが豊富で、夏バテ予防や疲労回復にも効果が期待できます。

お刺身や酢の物、たこ焼き、唐揚げ、アヒージョ、煮物など、調理の幅も広いです。皮の色が濃く、吸盤がしっかりと盛り上がっていて、弾力があるものが新鮮な証拠です。

3.6 スタミナ源 ウナギ

「土用の丑の日」でおなじみのウナギは、夏バテ防止のスタミナ食材として古くから親しまれています。天然ウナギの旬は秋から冬にかけてですが、養殖ものは夏に向けて栄養を蓄え、最も多く出荷される時期です。ビタミンA、B群、D、E、そしてDHAやEPAなど、滋養強壮に役立つ栄養素がバランス良く含まれています。

定番の蒲焼や白焼き、ひつまぶしなど、香ばしい香りが食欲をそそりますね。身に厚みがあり、皮にハリとツヤがあるものを選ぶと、ふっくらとした食感を楽しめます。少し贅沢ですが、夏の特別な日にいかがでしょうか。

3.7 高級魚 ハモ

「梅雨の水を飲んで美味しくなる」と言われるハモは、まさに夏を代表する高級魚のひとつで、特に京都の夏料理には欠かせない存在です。小骨が非常に多いため、「骨切り」という高度な技術が必要ですが、その手間をかけることで、ふんわりとした上品な味わいを楽しむことができます。

湯引きにして梅肉でいただくのが定番ですが、お吸い物や天ぷら、蒲焼にしても絶品です。目が澄んでいて、皮にツヤがあり、身が白く締まっているものが良いハモの証。料亭などでいただく機会があれば、ぜひその繊細な味わいを堪能してみてくださいね。

4. 8月に楽しみたい旬の果物

夏の太陽をたっぷり浴びて育った8月の果物は、格別の美味しさですね。みずみずしい甘さや豊かな香りは、暑い日々の疲れを癒やし、心に潤いを与えてくれます。この季節ならではの旬の果物を味わい、夏の食卓を豊かに彩ってみませんか。ここでは、8月にぜひ楽しんでいただきたい代表的な果物をご紹介します。

4.1 夏の風物詩 スイカ

日本の夏といえば、やはりスイカを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。シャリシャリとした食感と、口いっぱいに広がるみずみずしい甘さは、夏の暑さを忘れさせてくれる最高のデザートです。スイカには水分が豊富に含まれているため、汗をかきやすいこの時期の水分補給にもぴったり。カリウムも含まれているので、夏バテ予防にも役立つと言われていますよ。

美味しいスイカを選ぶコツは、皮の縞模様がくっきりとしていて、ツルが枯れ始めているものを選ぶこと。軽く叩いてみて、「ポンポン」と澄んだ音がするものは、実が詰まっていて美味しいサインです。冷やしすぎると甘みが感じにくくなるので、食べる1~2時間前に冷蔵庫で冷やすのがおすすめです。

代表的な品種には、「縞王(しまおう)」や「祭りばやし777(まつりばやしスリーセブン)」などがあります。最近では、種が少ない品種や小玉スイカも人気ですね。

4.2 甘くジューシーな桃

とろけるような食感と芳醇な香り、そして上品な甘さが魅力の桃も、8月が旬の代表的な果物です。一口食べれば、幸せな気持ちに包まれるような優しい味わいは、特別な日のデザートにもぴったりですね。桃には、食物繊維の一種であるペクチンや、ナイアシン、カリウムなどが含まれています。

桃はとてもデリケートな果物なので、選ぶときや保存するときには少し注意が必要です。ふっくらと丸みがあり、全体にうぶ毛が生え、甘い香りがするものを選びましょう。食べる直前に冷やすと、より美味しくいただけますよ。皮をむくときは、お湯にさっと通すとむきやすくなります。

主な品種としては、「白鳳(はくほう)」、「あかつき」、「川中島白桃(かわなかじまはくとう)」などがあり、それぞれに異なる風味や食感が楽しめます。

4.3 種類も豊富 ぶどう

8月になると、さまざまな種類のぶどうが店頭に並び始め、選ぶ楽しみも増えますね。甘みと酸味のバランスが絶妙で、品種によって異なる風味や食感を楽しめるのがぶどうの魅力です。最近では、皮ごと食べられて種がない品種も多く、手軽に楽しめるようになりました。ぶどうには、ポリフェノールやブドウ糖などが含まれています。

美味しいぶどうを選ぶポイントは、軸が緑色でしっかりしていて、粒にハリがあり、表面にブルームと呼ばれる白い粉がまんべんなく付いているものです。ブルームは、ぶどう自身が乾燥や病気から実を守るために出すもので、新鮮さの証でもあります。

代表的な品種と特徴をいくつかご紹介しますね。

品種名特徴主な食べ方
巨峰(きょほう)「ぶどうの王様」とも呼ばれ、濃厚な甘みと適度な酸味が特徴です。皮をむいて食べます。
シャインマスカットマスカット特有の爽やかな香りと高い糖度が人気。種がなく皮ごと食べられます。皮ごとそのままいただけます。
デラウェア小粒で種がなく、強い甘みが特徴。お子様にも人気です。皮からつるんと実を取り出して食べます。
ピオーネ巨峰に似た大粒で、種なしのものが多いです。強い甘みと爽やかな酸味があります。皮をむいて食べます。種なしの場合はそのままも。

他にもたくさんの品種がありますので、お好みのぶどうを見つけてみてくださいね。

4.4 秋を先取り 梨

シャリシャリとした独特の食感と、みずみずしい果汁が魅力の梨。8月には、幸水(こうすい)などの早生品種が出始め、夏の終わりに秋の気配を感じさせてくれる果物です。梨には、カリウムや食物繊維、疲労回復を助けると言われるアスパラギン酸などが含まれています。

美味しい梨を選ぶには、形が良く、ずっしりと重みがあり、皮にハリがあるものが良いでしょう。お尻の部分がどっしりとしていて、少し黄色みがかったものが甘い傾向にあります。食べる前に冷蔵庫で冷やすと、より一層美味しくなりますよ。

8月に旬を迎える代表的な品種は「幸水」で、その名の通り果汁が豊富で甘みが強いのが特徴です。続いて「豊水(ほうすい)」なども出てきますので、品種ごとの味わいの違いを楽しむのもおすすめです。

4.5 トロピカルな マンゴー

濃厚な甘さととろけるような舌触り、そして豊かな香りが魅力のマンゴーは、南国気分を味わえるトロピカルフルーツの代表格ですね。国産マンゴーは主に夏が旬で、8月にも美味しいマンゴーを楽しむことができます。マンゴーには、β-カロテンやビタミンC、葉酸などが豊富に含まれています。

美味しいマンゴーを選ぶポイントは、皮にツヤがあり、ふっくらとしていて、甘い香りがするものです。軽く押してみて、少し柔らかさを感じるくらいが食べ頃のサイン。追熟が必要な場合は、常温で保存し、甘い香りが強くなってきたら冷蔵庫で冷やしていただきましょう。

国産では宮崎県産の「太陽のタマゴ」などが有名ですが、沖縄県産や鹿児島県産のアップルマンゴーなども人気があります。

4.6 プチっと弾ける ブルーベリー

小さな実に栄養がギュッと詰まったブルーベリーも、8月が旬の果物の一つです。目に良いとされるアントシアニンが豊富なことで知られていますね。その他にもビタミンEや食物繊維などが含まれています。そのまま食べるのはもちろん、ヨーグルトやシリアルに添えたり、ジャムやスイーツにしたりと、いろいろな楽しみ方ができます。

新鮮なブルーベリーを選ぶには、実の色が濃い紫色で、表面にブルーム(白い粉)がしっかり付いているものが良いでしょう。粒がふっくらとしていて、ハリがあるものがおすすめです。傷みやすいので、購入後は早めに食べるか、冷凍保存すると良いですよ。

国内で栽培されている主な品種には、ハイブッシュ系やラビットアイ系などがあります。

4.7 上品な甘さ いちじく

独特のプチプチとした食感と、とろりとした上品な甘さが特徴のいちじく。漢字では「無花果」と書きますが、私たちが食べているのは花の部分なんですよ。食物繊維のペクチンやカリウム、カルシウムなどのミネラル、たんぱく質分解酵素のフィシンなどを含んでおり、美容と健康にも嬉しい果物です。

美味しいいちじくを選ぶコツは、果皮全体が赤褐色に色づき、お尻の部分が少し割れかかっているくらいのもの。ふっくらとしていて、甘い香りが漂うものが食べ頃です。皮が薄いので、優しく扱ってくださいね。冷蔵庫で冷やしてそのままいただくのはもちろん、生ハムと合わせたり、コンポートにしたりするのもおすすめです。

代表的な品種には、「桝井ドーフィン(ますいドーフィン)」や「とよみつひめ」などがあります。夏に収穫される「夏果」と、秋に収穫される「秋果」があり、8月は主に夏果が楽しめます。

いかがでしたでしょうか。8月は、太陽の恵みをいっぱいに受けた美味しい果物がたくさん旬を迎えます。それぞれの果物が持つ個性豊かな味わいや香りを楽しみながら、夏の食卓を豊かに彩ってくださいね。旬の果物から元気をもらって、暑い夏を健やかにお過ごしくださいませ。

5. 8月の旬の食材を使った簡単レシピアイデア

うだるような暑さが続く8月。食欲が落ちてしまったり、夏バテ気味になったりすることもありますよね。そんな時こそ、太陽の恵みをいっぱいに受けた旬の食材を取り入れて、美味しく元気に夏を乗り切りましょう。ここでは、8月が旬の野菜や魚、果物を使った、手軽に作れて食卓が華やぐ簡単レシピのアイデアをご紹介します。毎日の献立のヒントになれば嬉しいです。

5.1 夏野菜の揚げ浸し

夏の太陽をたっぷり浴びた野菜たちを、一度素揚げしてから美味しいおだしに浸す「揚げ浸し」は、暑い日にもさっぱりといただける人気のお惣菜です。ナスやピーマン、かぼちゃ、オクラなど、お好みの夏野菜で作れるのが嬉しいですね。冷蔵庫で冷やして味をなじませると、より一層美味しくなりますよ。作り置きしておけば、毎日の食卓にもう一品、彩りを添えてくれます。

使う主な8月の旬の食材調理のポイント
ナス、ピーマン、オクラ、みょうが、かぼちゃ野菜は素揚げすることでコクと旨味が増します。だしはめんつゆで手軽に作っても良いでしょう。薬味にみょうがや生姜を添えると、風味豊かになります。

5.2 アジの塩焼きレモン添え

8月に旬を迎えるアジは、身がふっくらとして脂ものり、塩焼きにするだけでご馳走になりますね。シンプルながらも素材の味を最大限に楽しめる調理法です。グリルで焼けば香ばしく、フライパンでも手軽に調理できますよ。焼き立てにキュッとレモンを絞れば、爽やかな酸味がアジの旨味を引き立て、暑い夏でも食が進みます。大根おろしを添えるのも定番で美味しいですね。

使う主な8月の旬の食材調理のポイント
アジ、レモンアジは焼く直前に塩を振ると、身が締まり美味しく仕上がります。皮目に切り込みを入れると火通りが良くなり、見た目もきれいです。

5.3 桃と生ハムの冷製パスタ

夏のデザートとして人気の桃ですが、実はお料理にも大活躍するのをご存知でしたか?甘く熟した桃と塩気のある生ハムの組み合わせは、驚くほど相性が良く、おしゃれな冷製パスタにぴったりです。カッペリーニのような細いパスタを使えば、ソースとよく絡み、つるりとした喉ごしを楽しめます。見た目も華やかで、おもてなし料理としても喜ばれますよ。バジルやミントを添えると、さらに爽やかな香りが広がります。

使う主な8月の旬の食材調理のポイント
桃、バジル、ミント桃は食べる直前にカットして和えると変色を防げます。オリーブオイル、レモン汁、塩胡椒でシンプルに味付けするのがおすすめです。

5.4 ゴーヤと豚肉の味噌炒め

独特の苦味が特徴のゴーヤは、夏バテ予防にも効果が期待できる頼もしい野菜です。豚肉と一緒に味噌で炒めれば、ゴーヤの苦味と豚肉の旨味、味噌のコクが絶妙に調和し、ご飯が進む一品になります。豆腐や卵を加えれば、ボリュームもアップし、栄養バランスもさらに良くなりますね。ゴーヤの苦味が苦手な方は、下処理で塩もみしたり、さっと茹でたりすると和らぎますよ。

使う主な8月の旬の食材調理のポイント
ゴーヤ、豚肉ゴーヤはワタをしっかり取り除くと苦味が軽減されます。豚肉はバラ肉やこま切れなど、お好みの部位で。味噌とみりん、砂糖で甘辛く味付けするのが定番です。

5.5 とうもろこしの炊き込みご飯

夏になると食べたくなる、甘くて美味しいとうもろこし。そのまま茹でたり焼いたりするのも良いですが、炊き込みご飯にするのもおすすめです。とうもろこしの優しい甘みと香りがご飯一粒一粒に染み渡り、お子様から大人まで、家族みんなで楽しめる味わいです。炊飯器にとうもろこしの実と芯も一緒に入れて炊くと、だしが出てより風味豊かに仕上がります。バターを少し落として混ぜ合わせるのも、コクが出て美味しいですよ。

使う主な8月の旬の食材調理のポイント
とうもろこしとうもろこしの実は包丁でそぎ落とし、芯も一緒に炊飯器に入れるのがポイントです。お好みで昆布や酒を少量加えて炊くと、風味が増します。

6. 8月の食材をさらに美味しくする豆知識

太陽の恵みをいっぱいに浴びた8月の食材は、それだけでごちそうですよね。でも、ほんの少しのコツで、もっとその魅力を引き出すことができるんですよ。ここでは、旬の味覚を最大限に楽しむための、とっておきの豆知識をご紹介します。毎日の食卓が、より豊かで楽しいものになりますように。

6.1 新鮮な8月の食材の選び方

せっかく旬のものをいただくなら、やっぱり一番美味しい状態で味わいたいもの。新鮮な食材を見分けることは、美味しさへの第一歩です。ここでは、野菜、魚介類、果物それぞれについて、選ぶ際の基本的なポイントをまとめました。

6.1.1 野菜を選ぶときのポイント

夏野菜は、太陽の光をたっぷり浴びて育つため、色鮮やかで栄養も満点です。選ぶ際には、以下の点に注目してみましょう。

  • 色とツヤ:野菜本来の色が濃く、鮮やかで、表面に自然なツヤがあるものを選びましょう。例えばトマトなら真っ赤に、きゅうりやピーマンなら深い緑色のものが良いでしょう。
  • ハリと弾力:触ってみて、しっかりとしたハリがあり、適度な弾力を感じるものが新鮮です。ナスやピーマンは、皮にシワがなく、パンと張っているものがおすすめです。
  • 重み:手に持ったときに、ずっしりと重みを感じるものは、水分が豊富でみずみずしい証拠です。特に、とうもろこしやスイカなどは重さが重要になります。
  • ヘタや切り口:トマトやナスのヘタは、緑色が鮮やかで、枯れたり変色したりしていないものを選びましょう。切り口がある場合は、乾燥しすぎていないか確認します。

これらのポイントを押さえて、美味しい夏野菜を見つけてくださいね。

6.1.2 魚介類を選ぶときのポイント

夏の海で育った魚介類もまた格別です。鮮度が命ですから、見極めが大切になります。

  • :目が澄んでいて、黒目がくっきりとし、ハリがあるものが新鮮です。白く濁っていたり、へこんでいたりするものは避けましょう。
  • エラ:エラ蓋を開けてみて、中のエラが鮮やかな紅色をしているか確認します。茶色っぽく変色しているものは鮮度が落ちています。
  • 身の弾力:お腹や背中を軽く押してみて、しっかりとした弾力があり、すぐに元に戻るものが新鮮です。ブヨブヨしているものは避けましょう。
  • 皮のツヤとウロコ:皮にツヤがあり、ウロコがしっかりと付いていて、剥がれていないものが良いでしょう。アジやイワシは特に皮の輝きが目安になります。
  • 匂い:生臭さではなく、磯の香りや魚本来の良い香りがするものが新鮮です。アンモニア臭など不快な匂いがするものは避けましょう。

お店の方に尋ねてみるのも、良い方法の一つですよ。

6.1.3 果物を選ぶときのポイント

夏の果物は、甘くてジューシーなものが多く、デザートやおやつにぴったりです。美味しく熟したものを選びましょう。

  • 香り:果物特有の良い香りが強く漂ってくるものは、食べごろに近い証拠です。特に桃やマンゴー、ぶどうなどは香りが選び方のポイントになります。
  • 色と形:品種によって異なりますが、全体的に色が均一で鮮やか、そして形が整っているものが良いでしょう。スイカは縞模様がくっきりしているもの、桃は全体に赤みがさしているものがおすすめです。
  • 重み:同じ大きさなら、手に持ったときにずっしりと重みを感じるものを選びましょう。果汁がたっぷり含まれている証拠です。
  • 皮の状態:皮にハリがあり、傷や変色、しなびた部分がないか確認しましょう。ぶどうは粒がしっかりついていて、白い粉(ブルーム)がついているものが新鮮です。

果物によっては、少し追熟させることで、より甘みが増すものもあります。お店の方に食べごろを尋ねてみるのも良いですね。

6.2 夏場に役立つ食材の保存テクニック

気温が高い夏場は、食材が傷みやすい季節でもあります。適切な保存方法を知っておくことで、美味しさを長持ちさせ、無駄なく使い切ることができます。ここでは、食材の種類別に、夏場に特に役立つ保存のコツをご紹介します。

食材の種類冷蔵保存のポイント冷凍保存のポイント特に注意したいこと
野菜(葉物以外)トマトやナス、きゅうり、ピーマンなどは、乾燥を防ぐためにキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。とうもろこしは、購入後すぐに加熱するか、生のままなら皮付きでラップして冷蔵し、早めに使い切りましょう。トマトは丸ごとやカットして、ナスやピーマン、ズッキーニは使いやすい大きさにカットしてから冷凍用保存袋へ。オクラやゴーヤは下茹でしてから冷凍すると便利です。夏野菜の中には、低温に弱いものもあります。例えば、ナスやきゅうりは冷やしすぎると傷みやすいので、野菜室の中でも冷気の直接当たらない場所に置くと良いでしょう。
魚介類購入後はできるだけ早く、内臓やエラを取り除くなどの下処理をします(お店で頼める場合もあります)。水気をよく拭き取り、一切れずつラップで包むか、密閉容器に入れて冷蔵庫のチルド室やパーシャル室で保存します。当日か翌日には食べきるのが理想です。下処理後、水気をしっかり拭き取り、一切れずつラップに包んでから冷凍用保存袋に入れて冷凍します。アジやイワシなどの青魚は、酸化しやすいため、できるだけ空気に触れないようにするのがポイントです。鮮度が落ちるのが非常に早いため、購入したらすぐに冷蔵庫へ。ドリップ(汁)が出ている場合は、こまめに拭き取りましょう。
果物スイカはカットしたらラップでぴったりと包み、冷蔵庫で保存し、早めに食べきりましょう。桃やマンゴーは、熟していないものは常温で追熟させ、熟したら乾燥しないように包んでから冷蔵庫の野菜室へ。ぶどうやブルーベリーは、洗わずに容器に入れるか、キッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れ、野菜室で保存します。桃やマンゴーは皮をむいてカットしてから、ぶどうは房から外して、ブルーベリーはそのまま冷凍用保存袋へ。いちじくも皮をむいてラップに包んで冷凍できます。冷凍した果物は、シャーベットのように楽しめます。果物によっては、冷やしすぎると甘みを感じにくくなるものもあります。食べる少し前に冷蔵庫から出すと、より美味しくいただけます。追熟が必要な果物は、冷蔵庫に入れるタイミングに注意しましょう。

これらのテクニックを活用して、8月の豊かな恵みを最後まで美味しく味わってくださいね。

6.3 8月の食材で夏バテ対策

暑い日が続くと、どうしても食欲が落ちたり、体がだるくなったりしがちですよね。そんな夏バテ気味の体を内側から元気にしてくれるのが、旬の食材たちです。8月に旬を迎える野菜や果物には、夏を乗り切るための栄養素がたっぷり含まれています。

ここでは、夏バテ対策に役立つ代表的な栄養素と、それらを多く含む8月の食材をご紹介します。

栄養素期待できる主な働き多く含む8月の旬の食材例
カリウム体内の余分なナトリウムを排出し、水分バランスを調整します。汗で失われやすいミネラルの一つです。きゅうり、トマト、ナス、ゴーヤ、スイカ、桃、とうもろこし
ビタミンB1糖質をエネルギーに変えるのを助け、疲労回復をサポートします。不足すると夏バテの原因にも。とうもろこし、枝豆(旬の時期が近いです)、ウナギ、豚肉(レシピのヒントに)
ビタミンC抗酸化作用があり、免疫力を高めるのを助けます。日焼けによる肌のダメージ回復にも役立ちます。ゴーヤ、ピーマン、トマト、オクラ、スイカ、桃、ぶどう、マンゴー、ブルーベリー
クエン酸エネルギー代謝を活発にし、疲労物質の分解を促進します。食欲増進効果も期待できます。梅干し(食材ではありませんが夏バテ対策の定番)、レモン(レシピのヒントに)、トマト
水分脱水症状を防ぎ、体温調節に不可欠です。夏は特に意識して摂取が必要です。スイカ、きゅうり、トマト、ナス、桃など、水分を多く含む野菜や果物

これらの栄養素を上手に取り入れながら、バランスの良い食事を心がけることが大切です。例えば、食欲がないときには、喉越しの良いスイカやきゅうり、酸味のあるトマトや梅干しを使った料理などがおすすめです。また、香りの良いみょうがや香味野菜を薬味として使うと、食欲を刺激してくれますよ。

旬の食材の力を借りて、暑い夏も元気に、そして美味しく乗り切りましょう。もし夏バテの症状が続く場合は、無理せず医療機関にご相談くださいね。

(参考:農林水産省 みんなの食育 夏バテ予防に効果的な栄養素と食材

7. まとめ

8月は、太陽の恵みを一身に受けたトマトやナス、とうもろこしといった夏野菜、アジやウナギなどの魚介類、そしてスイカや桃、ぶどうといった果物が旬を迎えます。旬の食材は、その時期ならではの格別な美味しさに加え、栄養価も高く、私たちの心と体に元気を与えてくれますね。ご紹介したレシピや選び方のコツも参考に、8月ならではの味覚を食卓に取り入れて、暑い夏を豊かに、そして健やかにお過ごしいただけたら幸いです。

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この記事を書いた人

ハレノヒ編集部は、「わたしらしく、身軽に暮らす」をテーマに、日々の暮らしを前向きに楽しむためのヒントをお届けしています。
美容や健康、趣味、暮らしの工夫など、50代以降の女性を中心に、誰もが自分らしく輝けるような情報をやさしい目線で発信しています。
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