12月の花は?見頃の花の名前と花言葉一覧

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寒さが深まる12月、暮らしに彩りを添えるお花が恋しくなりませんか。実はこの時期だからこそ楽しめる、色鮮やかで可憐な花がたくさんあります。この記事では、12月に見頃を迎える代表的な花の名前や花言葉を一覧でご紹介。ガーデニングや切り花、プレゼントといった楽しみ方別の選び方から、誕生花、鑑賞スポットまで網羅しました。あなたにぴったりの花を見つけて、心温まる冬のひとときをお過ごしください。

目次

1. 12月に見頃を迎える代表的な花10選

寒さが深まる12月。街がイルミネーションで輝き始めると、心も華やぐ季節の到来ですね。そんな冬の景色に、あたたかな彩りを添えてくれるのがこの時期に咲く花々です。ここでは、12月に見頃を迎え、私たちの心まで温めてくれる代表的な10種類の花をご紹介します。それぞれの花の魅力や花言葉を知って、暮らしの中に冬の花を取り入れてみませんか。

1.1 シクラメン

冬の室内を彩る鉢花の代表格といえば、やはりシクラメンでしょう。ハート形の葉の間から、蝶が舞うように咲き誇る姿はとても優雅です。赤やピンク、白、紫など色の種類が豊富なだけでなく、花びらの形もさまざま。窓辺に一鉢置くだけで、お部屋の雰囲気がぱっと明るくなりますよ。

項目内容
開花時期10月~3月
花の色赤、ピンク、白、紫、複色など
花言葉「内気」「はにかみ」「清純」「思慮深い」

シクラメンは、少し控えめな花言葉を持つことから、奥ゆかしい方への贈り物にもぴったりです。上手に管理すれば春まで次々と花を咲かせてくれるので、長く楽しめるのも嬉しいポイント。底面給水鉢で育てると、水やりの管理がしやすくておすすめです。

1.2 ポインセチア

クリスマスシーズンになると、お花屋さんや雑貨店の店先を鮮やかに彩るポインセチア。燃えるような赤と深い緑のコントラストは、まさにクリスマスのシンボルですね。実は、赤く色づいている部分は花ではなく「苞(ほう)」と呼ばれる葉の一種で、中心にある黄色い小さな部分が本当の花です。最近では、赤だけでなくピンクや白、斑入りの品種も人気を集めています。

項目内容
見頃11月~1月
苞(ほう)の色赤、ピンク、白、クリーム色など
花言葉「祝福する」「聖なる願い」「幸運を祈る」

「祝福」という花言葉を持つポインセチアは、大切な人へのクリスマスの贈り物に最適です。リビングに飾れば、一気に聖なる夜の雰囲気を演出してくれますよ。

1.3 クリスマスローズ

「冬の貴婦人」とも呼ばれ、寒さの中でうつむきがちに咲く姿が奥ゆかしく、多くのガーデナーを魅了するクリスマスローズ。名前に「ローズ」とありますが、バラの仲間ではなくキンポウゲ科の植物です。シックで落ち着いた色合いが多く、冬の庭にしっとりとした趣を与えてくれます。

項目内容
開花時期12月~4月(品種による)
花の色白、ピンク、緑、紫、黒、複色など
花言葉「いたわり」「追憶」「私の不安をやわらげて」

寒さに強く、日陰でも育つ丈夫な性質なので、初心者の方でも育てやすいのが魅力です。うつむいて咲く花は、少し高い位置の花壇や鉢に植えて、下から見上げるようにして楽しむのがおすすめです。

1.4 カトレア

「洋ランの女王」と称されるカトレアは、その豪華で気品あふれる花姿が魅力です。甘く華やかな香りを放ち、特別な存在感をまとっています。育てるのは少し手間がかかるイメージがあるかもしれませんが、最近ではミニカトレアなど、室内でも育てやすい品種が増えています。

項目内容
開花時期主に冬咲き・秋咲き・春咲きなど品種により様々
花の色ピンク、紫、白、黄、オレンジ、赤など
花言葉「優美な貴婦人」「成熟した大人の魅力」「魔力」

花言葉の通り、大人の女性への贈り物や、記念日を祝う特別な花束にぴったりです。一輪あるだけで、その場がぱっと華やぎ、贅沢な気持ちにさせてくれるでしょう。

1.5 サザンカ(山茶花)

「さざんか さざんか 咲いた道〜」の童謡でもおなじみのサザンカは、日本の冬を代表する花木です。ツバキによく似ていますが、サザンカは花びらが一枚ずつはらりと散っていくのが特徴。花の少ない寂しい冬の庭に、あたたかな彩りを添えてくれます。

項目内容
開花時期10月~12月
花の色赤、ピンク、白、絞り咲きなど
花言葉「困難に打ち勝つ」「ひたむきな愛」「謙譲」

寒さに負けずに咲く姿から付けられた「困難に打ち勝つ」という花言葉は、何か新しい挑戦をしている方への応援の気持ちを込めた贈り物としても素敵ですね。生垣として利用されることも多く、私たちの暮らしにとても身近な花です。

1.6 ニホンズイセン(日本水仙)

冬の寒気の中、すっと伸びた茎の先に清楚な花を咲かせるニホンズイセン。その凛とした佇まいと、あたりに漂う甘く爽やかな香りは、新しい年の訪れを感じさせてくれます。お正月の生け花としても古くから親しまれてきました。

項目内容
開花時期12月~2月
花の色白と黄色
花言葉「うぬぼれ」「自己愛」「神秘」

ギリシャ神話に由来する少し個性的な花言葉もありますが、その清らかな香りと姿は、心を落ち着かせ、清々しい気持ちにさせてくれます。冬の静かなお部屋に数本飾るだけで、季節の趣を深く感じることができるでしょう。

1.7 シャコバサボテン

節のある平たい茎が連なったユニークな姿から、エビのシャコに似ていることが名前の由来となったシャコバサボテン。クリスマスの時期に花を咲かせることから「クリスマスカクタス」という愛称でも親しまれています。鮮やかな色の花が、垂れ下がるように咲く様子はとても華やかです。

項目内容
開花時期11月~12月
花の色赤、ピンク、白、オレンジ、黄など
花言葉「美しい眺め」「つむじまがり」「命の喜び」

サボテンの仲間ですがトゲはなく、乾燥に強くて育てやすいので、植物を育てるのが初めてという方にもおすすめです。毎年きちんと花を咲かせるためには、秋に短日処理(日照時間を短くする管理)をすることが綺麗に咲かせるコツです。

1.8 シンビジウム

カトレアと並んで人気の高い洋ランの一種、シンビジウム。すらりと伸びた茎にたくさんの花を咲かせる姿は、上品で優雅な印象を与えます。ランの中では比較的寒さに強く、丈夫で育てやすいことから冬の贈答用の鉢花として定番となっています。

項目内容
開花時期12月~4月
花の色ピンク、白、黄、緑、茶色など
花言葉「飾らない心」「素朴」「高貴な美人」

花持ちが非常に良く、長い期間その美しい姿を楽しめるのが大きな魅力です。年末の贈り物として選べば、お正月の華やかな雰囲気にもぴったりと合いますね。

1.9 ビオラとパンジー

冬から春にかけての庭やベランダを、休むことなく彩ってくれるビオラとパンジー。花の少ない時期に、健気に咲き続ける姿は見る人の心を和ませてくれます。色の種類が驚くほど豊富で、単色だけでなく、グラデーションやフリル咲きなど個性的な品種もたくさんあります。

項目内容
開花時期10月~5月
花の色紫、黄、白、青、赤、オレンジ、ピンク、黒、複色など
花言葉パンジー:「もの思い」「私を思って」
ビオラ:「誠実」「信頼」「ちいさな幸せ」

育てやすく、どんな花とも相性が良いため、冬の寄せ植えには欠かせない存在です。どの色を組み合わせようかと考える時間も、ガーデニングの楽しみのひとつですね。花がらをこまめに摘んであげると、次々と花が咲き、春まで長く楽しめます。

1.10 ハボタン(葉牡丹)

冬の花壇やお正月の寄せ植えを、牡丹の花のように華やかに演出してくれるハボタン。キャベツやブロッコリーの仲間で、花ではなく冬の寒さにあたって色づいた葉を観賞します。中心が紫や白、ピンクに色づき、その周りを緑の葉が囲む姿は、まるで大きな花のようです。

項目内容
見頃11月~2月
葉の色紫、白、ピンク、クリーム色など
花言葉「祝福」「利益」「慈愛」

「祝福」という縁起の良い花言葉を持つことから、お正月の飾りとして門松などと一緒に飾られることも多いです。最近では、バラの花束のように見えるミニハボタン「光子(みつこ)」シリーズなど、切り花として楽しめる品種も登場し、人気を集めています。

2. 【一覧で見る】12月の花と花言葉

冬の静かな空気のなか、健気に咲き誇る花々は、見る人の心をそっと温めてくれます。それぞれの花には、古くから伝わる素敵な「花言葉」が秘められているのをご存知でしょうか。ここでは、12月が見頃の花々とその花言葉を一覧でご紹介します。大切な方への贈り物選びや、ご自身の毎日に彩りを添える花を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

2.1 冬を彩る花々の花言葉

12月に私たちの目を楽しませてくれる代表的な花たちの、心温まるメッセージをのぞいてみましょう。色によって花言葉が変わることもありますが、ここでは一般的によく知られている花言葉を集めてみました。

花の名前主な花言葉ワンポイント
シクラメン遠慮、はにかみ、内気、絆下を向いて咲く姿から控えめな花言葉がつけられましたが、「絆」という素敵な意味も持っています。
ポインセチア祝福、聖夜、幸運を祈るクリスマスの花として有名ですね。その花言葉は、まさに聖なる夜にぴったりです。
クリスマスローズいたわり、追憶、慰め冬の寒さの中で咲く姿が、心を優しくいたわってくれるようです。
カトレア優美な貴婦人、成熟した大人の魅力「洋ランの女王」とも呼ばれる、気品あふれる花姿にふさわしい花言葉です。
サザンカ(山茶花)ひたむきな愛、困難に打ち勝つ寒さが厳しくなる中で咲き続ける姿から、力強い花言葉がつけられました。
ニホンズイセン(日本水仙)うぬぼれ、自己愛、神秘水面に映る自分の姿に恋をした、ギリシャ神話の美少年ナルキッソスに由来します。
シャコバサボテン美しい眺め、一時の美、命の喜びくっきりとした鮮やかな花を咲かせる姿から、生命力あふれる花言葉がついています。
シンビジウム飾らない心、素朴、高貴な美人華やかな見た目とは対照的に、素朴で誠実な花言葉を持つのが魅力です。
ビオラ誠実な愛、信頼、ちいさな幸せ愛らしい姿にぴったりの、心温まる花言葉。ガーデニングでも人気のお花です。
ハボタン(葉牡丹)祝福、利益、慈愛幾重にも重なる葉が「吉事が重なる」ことを連想させ、お正月の縁起物とされます。

2.2 プレゼントに最適な花言葉を持つ12月の花

花言葉を知ると、花を贈る時間がもっと特別なものになります。ここでは、大切な方への気持ちを伝えるのにぴったりな花言葉を持つ、12月の花をいくつかご紹介します。

2.2.1 大切なパートナーやご家族へ贈る花

日頃の感謝や愛情を、美しい花に託してみてはいかがでしょう。言葉にするのは少し照れくさい気持ちも、花がそっと伝えてくれます。

シクラメン
「絆」という花言葉を持つシクラメンは、家族やパートナーとの変わらない結びつきを表現するのに最適な贈り物です。赤やピンク、白など色の種類も豊富なので、相手の好きな色を選んで贈るのも素敵ですね。

サザンカ(山茶花)
「ひたむきな愛」という花言葉は、一途な想いや深い愛情を伝えるのにぴったりです。厳しい寒さにも負けずに咲くその姿が、これからも寄り添っていくという温かいメッセージを届けてくれるでしょう。

2.2.2 ご友人やお世話になった方へ贈る花

一年の終わりに、感謝の気持ちを込めてお花を贈るのも良いものです。「ありがとう」の言葉と一緒に、幸せを願う花言葉を添えてみませんか。

ポインセチア
「祝福」や「幸運を祈る」という花言葉は、相手の幸せを心から願う気持ちを伝えるのにふさわしい言葉です。クリスマスの時期のご挨拶として贈れば、お部屋も気持ちもぱっと華やぎます。

シンビジウム
「飾らない心」や「素朴」という花言葉を持つシンビジウムは、気心の知れたご友人へのプレゼントにおすすめです。上品でありながら親しみやすい雰囲気で、感謝の気持ちを素直に伝えてくれます。

3. 【楽しみ方別】12月の花の選び方

寒さが増す12月ですが、お花との暮らしを楽しむ方法はたくさんあります。冬の澄んだ空気の中、お庭を彩るガーデニングや、暖かなお部屋に切り花を飾るひととき。また、クリスマスという特別なイベントに向けて、心のこもったお花のプレゼントを選ぶのも素敵ですね。ここでは「ガーデニング」「切り花」「プレゼント」という3つの楽しみ方にあわせて、12月のお花の選び方をご紹介します。あなたの暮らしにぴったりの楽しみ方を見つけてみませんか。

3.1 ガーデニングや寄せ植えで楽しむ12月の花

冬枯れの景色が広がる季節だからこそ、お庭やベランダに咲くお花は、私たちの心を温かくしてくれます。特に、いくつかの種類をひとつの鉢に植える「寄せ植え」は、冬のガーデニングの醍醐味。色とりどりのお花を組み合わせれば、自分だけの小さな冬の庭が完成します。

3.1.1 冬の庭を彩る草花

寂しくなりがちな冬のお庭や玄関先を、ぱっと明るくしてくれる主役級のお花たちをご紹介します。寒さに強く、健気に咲き続ける姿は、見るたびに元気を与えてくれますよ。

  • ハボタン(葉牡丹)
    キャベツのようなユニークな見た目が可愛らしく、冬のガーデニングには欠かせない存在です。白やピンク、紫など色の種類も豊富で、幾重にも重なる葉がまるで大輪の花のよう。一つ植えるだけで、ぐっと華やかな印象になります。
  • ビオラとパンジー
    次から次へと花を咲かせ、春まで長く楽しめるのが魅力です。色のバリエーションがとても豊かで、単色でシンプルにまとめても、複数の色を混ぜてカラフルにしても素敵。どんなお花とも相性が良く、寄せ植えの名脇役としても大活躍します。
  • サザンカ(山茶花)
    花の少ない冬に、艶やかな花を咲かせる貴重な花木です。生垣などにも利用され、私たちにとって馴染み深いお花の一つ。凛とした佇まいは、冬の景色によく映えます。
  • クリスマスローズ
    「冬の貴婦人」とも呼ばれ、うつむき加減に咲く姿が奥ゆかしく、上品な魅力を持つお花です。日陰でもよく育つため、お庭の少し寂しい場所に植えるのもおすすめです。

3.1.2 初心者でも育てやすい12月の花

「ガーデニングは初めてで、お手入れが心配…」という方でも大丈夫。ここでは、特に手間がかからず、初心者の方でも安心して育てられる丈夫なお花を集めました。まずは気軽に一鉢から、お花のある暮らしを始めてみませんか。

花の名前育てやすさのポイント
ニホンズイセン(日本水仙)球根を植えっぱなしでも毎年花を咲かせてくれる、とても丈夫な性質です。すっと伸びた茎の先に咲く清楚な花と、あたりに広がる甘い香りが楽しめます。
ビオラ・パンジー寒さに非常に強く、特別な冬越しの準備は必要ありません。花が咲き終わったらこまめに摘み取る(花がら摘み)だけで、春までたくさんの花を咲かせてくれます。
ハボタン(葉牡丹)もともとがキャベツの仲間なので、とても丈夫です。日当たりの良い場所に置き、土が乾いたらお水をあげるだけで、長くその美しい姿を保ってくれます。

3.2 切り花として室内で飾る12月の花

外の寒さが厳しい日は、暖かなお部屋の中でお花の美しさを楽しむのが一番です。冬は室温が低めに保たれるため、切り花が長持ちしやすい季節でもあります。一輪お気に入りを飾るだけで、いつもの空間が特別な場所に変わりますよ。

3.2.1 長持ちする冬の切り花

せっかく飾るなら、少しでも長く楽しみたいもの。ここでは、特に花持ちが良く、長くお部屋を彩ってくれるお花をご紹介します。

  • シンビジウム
    洋ランの一種で、その豪華な見た目と抜群の花持ちの良さが魅力です。一本の茎にたくさんの花が連なって咲くため、一輪挿しに生けるだけでもお部屋がぱっと華やぎます。
  • カトレア
    「洋ランの女王」と称されるほどの気品と、優雅な香りが特徴です。特別な日やお客様をお迎えする際に飾れば、最高のおもてなしになります。
  • スイセン
    凛とした立ち姿と爽やかな香りが、冬の澄んだ空気にぴったりです。和室にも洋室にもすっと馴染み、清々しい気持ちにさせてくれます。

冬の切り花をより長持ちさせるには、暖房の風が直接当たらない、涼しい場所に飾るのがおすすめです。お水もこまめに替えてあげましょう。

3.2.2 お正月飾りにも使える花

12月も下旬になると、新しい年を迎える準備が始まりますね。松や千両といった縁起物と一緒に、華やかなお花を飾ってみてはいかがでしょうか。手作りのお正月飾りは、きっと素敵な新年を連れてきてくれます。

  • ハボタン(葉牡丹)
    「牡丹」という名前が縁起良いとされ、お正月飾りに古くから用いられてきました。紅白の色を選べば、よりおめでたい雰囲気を演出できます。
  • シンビジウム
    その華やかさから、お祝いの席にふさわしいお花として人気があります。淡い黄色やグリーンのシンビジウムは、松の緑とも相性抜群です。
  • ニホンズイセン(日本水仙)
    「雪中花」という別名もあり、新春を告げる花として親しまれています。その清楚な美しさは、新しい年の始まりに清らかな気持ちを添えてくれます。

3.3 クリスマスプレゼントにおすすめの12月の花

大切な人へのクリスマスプレゼントに、心温まるお花の贈り物はいかがでしょうか。美しいお花は、クリスマスの楽しい気分を一層盛り上げてくれます。ここでは、プレゼントにぴったりの鉢植えや、手作りリースのアイデアをご紹介します。

3.3.1 クリスマスの雰囲気を高める鉢植え

クリスマスの時期になると、お花屋さんの店先には赤や白の華やかな鉢植えが並びます。ラッピングされた鉢植えは、そのまま飾れて手軽なのも嬉しいポイントです。

  • ポインセチア
    「クリスマスの花」といえば、やはりポインセチアです。鮮やかな赤と緑のコントラストが美しく、お部屋に一つあるだけでクリスマスの雰囲気が高まります。近年はピンクや白といった品種も人気です。
  • シクラメン
    冬の鉢花の代表格で、華やかな姿は贈り物に最適です。赤や白、ピンクなど花色も豊富なので、贈る相手のイメージに合わせて選ぶのも楽しいですね。
  • シャコバサボテン
    クリスマスの時期に花を咲かせることから「クリスマスカクタス」という愛称で親しまれています。節のあるユニークな茎の先に、鮮やかな色の花を咲かせる姿が魅力的です。

3.3.2 クリスマスリースやスワッグに使える花材

今年は、お花やグリーンを使って手作りのクリスマス飾りを作ってみませんか。ヒムロスギやモミなどの針葉樹をベースに、彩りを添える花材を組み合わせれば、世界に一つだけのオリジナル作品が完成します。作る時間もまた、楽しい思い出になりますよ。

  • 赤い実もの
    サンキライやヒイラギ、ペッパーベリーなど、つややかな赤い実を加えると、ぐっとクリスマスらしい印象になります。
  • コットンフラワー(綿花)
    ふわふわとした白い綿は、まるで雪のよう。冬の温かみと可愛らしさを演出してくれます。
  • 松ぼっくりやシナモンスティック
    自然素材ならではの素朴な風合いが、リースやスワッグに温かみをプラスしてくれます。

完成したリースやスワッグは、玄関のドアやリビングの壁に飾って楽しみましょう。手作りの飾りで迎えるクリスマスは、きっと格別なものになるはずです。

4. 知っておきたい12月の誕生花

ご自身や大切な方のお誕生日に、特別な意味を持つ誕生花を贈ってみませんか。12月の誕生花は、厳しい寒さの中でも凛として咲く、力強くも美しい花々が揃っています。花に込められた物語や花言葉を知ることで、贈り物選びがもっと楽しく、心に残るものになりますよ。

4.1 12月全般の誕生花

12月全体を象徴する誕生花には、いくつかの代表的な花があります。どれも冬の季節感にあふれ、お祝いの気持ちを伝えるのにぴったりです。

  • ポインセチア
    クリスマスの花としてお馴染みのポインセチアは、燃えるような赤と深い緑のコントラストが美しい植物です。「祝福」「聖なる願い」といった花言葉を持ち、大切な方の幸せを願う、温かい気持ちを伝える贈り物として最適です。
  • シクラメン
    冬の室内を華やかに彩るシクラメンも12月の誕生花です。うつむき加減に咲く可憐な姿から、「はにかみ」「内気」といった花言葉がつけられました。一方で、次々と花を咲かせる様子から「絆」や「愛情」といった意味も持ち合わせています。
  • カトレア
    「洋ランの女王」と称されるカトレアは、その豪華で優雅な姿から「優美な貴婦人」「成熟した大人の魅力」という花言葉を持ちます。特別な記念日や、憧れの女性への贈り物に選べば、きっと喜ばれることでしょう

4.2 12月の主な日付の誕生花

12月は、一日一日にも誕生花が定められています。ここでは、その中からいくつかの日付をピックアップしてご紹介します。お誕生日や記念日に合わせて、特別な一輪を探してみてはいかがでしょうか。

日付花の名前主な花言葉
12月1日ニホンズイセン(日本水仙)自己愛、うぬぼれ
12月4日サザンカ(赤)あなたが最も美しい、謙譲
12月9日ポインセチア祝福、聖なる願い、私の心は燃えている
12月15日オキザリス輝く心、決してあなたを捨てません
12月20日ハボタン(葉牡丹)祝福、利益、慈愛
12月25日クリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)神の保護、将来の見通し、不滅の輝き
12月31日ユズ(柚子)健康美、汚れなき人、恋のためいき

例えば、クリスマスの12月25日の誕生花は、クリスマスホーリー。「神の保護」や「将来の見通し」といった、希望に満ちた素敵な花言葉が添えられています。また、一年の締めくくりである大晦日の誕生花が「健康美」という花言葉を持つユズ(柚子)なのも、新しい年への願いが込められているようで心温まりますね。

※誕生花やその花言葉には、国や地域、文献によって様々な説があり、ここでご紹介しているのはその一例です。

5. 12月の花を観賞できる全国のおすすめスポット

寒さでついお家にこもりがちな季節ですが、冬だからこそ出会える美しい景色があります。澄み切った空気の中で凛と咲く花々は、心を晴れやかにしてくれますよ。ここでは、12月に見頃を迎える花々を鑑賞できる、全国のおすすめお出かけスポットをご紹介します。暖かい服装で、冬の散策を楽しんでみませんか。

5.1 関東エリアで12月の花が楽しめる場所

都会の喧騒を離れて、冬の自然が織りなすアートに触れる。関東には、イルミネーションと共に花を楽しめる場所や、広大な敷地でゆったりと散策できる公園が点在しています。

施設名見どころ公式サイト
あしかがフラワーパーク
(栃木県足利市)
全国的にも有名なイルミネーション「光の花の庭」は圧巻の一言。光と花の幻想的な共演は、訪れる人の心を温かく照らしてくれます。園内では冬咲きのボタンやパンジー、ビオラなども彩りを添え、クリスマスシーズンの雰囲気を満喫できます。公式サイトへ
国営昭和記念公園
(東京都立川市)
広大な園内では、12月になるとサザンカが見頃を迎え、美しい花のトンネルを作ります。早咲きのニホンズイセンも咲き始め、冬の訪れを告げる甘い香りが漂います。ゆったりと自分のペースで散策を楽しみたい方にぴったりの場所です。公式サイトへ
江の島サムエル・コッキング苑
(神奈川県藤沢市)
「湘南の宝石」と名付けられた光の祭典が有名ですが、苑内では冬咲きのチューリップや、早咲きのスイセンなども楽しめます。海を望む高台からの景色と美しい花々、そしてきらめく光の共演は、忘れられない冬の思い出になることでしょう。公式サイトへ

5.2 関西エリアで12月の花が楽しめる場所

歴史ある街並みと共に楽しむ冬の花もまた格別です。関西エリアには、由緒ある植物園や、美しい景色を望めるハーブ園など、魅力的なスポットがたくさんあります。

施設名見どころ公式サイト
京都府立植物園
(京都府京都市)
日本で最も歴史のある公立植物園の一つ。12月は、椿園のサザンカが見頃を迎えます。また、国内最大級の観覧温室では、カトレアやシンビジウムといった洋ランや、色鮮やかなポインセチアが展示され、寒い日でも暖かく花の美しさを満喫できます。公式サイトへ
万博記念公園
(大阪府吹田市)
太陽の塔で知られる公園ですが、実は花の楽園でもあります。園内の「つばきの森」や「自然文化園」では、約100品種ものサザンカが咲き誇ります。また、ニホンズイセンも可憐な花を咲かせ、冬の散策路に彩りと香りを添えてくれます。公式サイトへ
神戸布引ハーブ園/ロープウェイ
(兵庫県神戸市)
ロープウェイで向かう、標高約400メートルの展望エリア。神戸の街並みと港を一望できる絶景が広がります。冬は「古城のクリスマス」イベントが開催され、温室ではポインセチアやシクラメンが華やかに彩ります。ハーブの香りに包まれながら、心安らぐひとときを過ごせます。公式サイトへ

5.3 その他のエリアのおすすめ植物園や公園

日本全国には、まだまだ冬の花を楽しめる素敵な場所があります。少し足を延ばして、その土地ならではの冬景色に会いに行ってみるのも良いですね。

施設名見どころ公式サイト
なばなの里
(三重県桑名市)
壮大なイルミネーションで全国にその名を知られていますが、花々の美しさも格別です。特に一年中満開の花々を楽しめる「ベゴニアガーデン」は、まるで絵画のような空間。冬の寒さを忘れさせてくれる、色鮮やかな世界が広がっています。公式サイトへ
国営海の中道海浜公園
(福岡県福岡市)
博多湾と玄界灘に囲まれた、自然豊かな公園です。冬には約5万本のニホンズイセンが甘い香りを漂わせ、サザンカも園内を彩ります。広大な敷地でのんびりと過ごせるため、ご家族やご友人とのお出かけにもおすすめです。クリスマスにはキャンドルナイトも開催されます。公式サイトへ

※お出かけの際は、各施設の公式サイトで最新の開園状況やイベント情報をご確認くださいね。

6. まとめ

冬の訪れとともに、少し寂しくなりがちな季節ですが、12月にはシクラメンやサザンカなど、寒さの中で凛と咲く美しい花々がたくさんあります。ガーデニングで、あるいは切り花としてお部屋で、楽しみ方は人それぞれ。この記事を参考に、あなたの暮らしにそっと寄り添うお気に入りの花を見つけてみませんか。一輪の花が、慌ただしい年末の毎日に、心安らぐひとときを運んでくれることでしょう。

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この記事を書いた人

ハレノヒ編集部は、「わたしらしく、身軽に暮らす」をテーマに、日々の暮らしを前向きに楽しむためのヒントをお届けしています。
美容や健康、趣味、暮らしの工夫など、50代以降の女性を中心に、誰もが自分らしく輝けるような情報をやさしい目線で発信しています。
ちょっと気になる話題や、ふと心に残る言葉も添えて、皆さまの毎日が少し晴れやかになりますように。

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