「2025年の海の日はいつかしら?」そんな疑問にお答えします。2025年の海の日は7月21日(月曜日)です。この記事をお読みいただくと、海の日の意味やその由来、そして7月の第3月曜日になった背景がすっきりと分かります。あわせて、海の日をより楽しむための過ごし方のヒントもご紹介。祝日への理解を深め、素敵な一日を計画するお手伝いをいたします。
1. 2025年の海の日はいつ?祝日情報をチェック
夏の訪れとともにやってくる「海の日」。青い空と輝く太陽が似合うこの祝日は、多くの方にとって待ち遠しい一日なのではないでしょうか。計画を立てるためにも、まずは2025年の「海の日」がいつなのか、正確な情報を確認しておきましょう。

1.1 2025年の海の日は7月21日 月曜日
早速ですが、2025年の「海の日」は、7月21日(月曜日)です。土曜日、日曜日がお休みの方にとっては、うれしい3連休となりますね。夏のレジャーや帰省など、さまざまな計画を立てるのに絶好の機会となりそうです。今からどんな風に過ごそうか、考えるだけでワクワクしてきませんか。
この祝日の日付は、国民の祝日に関する法律に基づいて定められており、内閣府の「国民の祝日について」のページでも公式に発表されていますので、安心してご予定を立ててくださいね。
1.2 海の日はいつから7月の第3月曜日になったの?
「海の日」が7月の第3月曜日になったのは、いつからかご存知でしょうか?実は、「海の日」が祝日として制定された当初から、この日取りだったわけではないのです。
現在のように「海の日」が7月の第3月曜日になったのは、2003年(平成15年)からのことです。これは「ハッピーマンデー制度」という、一部の祝日を特定の月曜日に移動させることで3連休を増やし、余暇を過ごしやすくすることを目的とした制度改正によるものです。この変更によって、より多くの方が週末とつなげて海に親しむ機会を得やすくなりました。
それ以前、1996年(平成8年)に「海の日」が国民の祝日として初めて施行された際は、日付が固定されており、毎年7月20日と定められていました。7月20日が「海の日」だった頃を懐かしく思い出される方もいらっしゃるかもしれませんね。
1.3 過去の海の日はいつだった?一覧で確認
「海の日」は、制定されてから現在に至るまで、日付が何度か変更されています。特に近年では、東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴う特別な措置として、日付が移動したこともありました。ここで、過去の「海の日」が具体的にいつだったのか、近年の日付を一覧で振り返ってみましょう。
年 | 月日 | 曜日 | 備考 |
---|---|---|---|
2024年 | 7月15日 | 月曜日 | 7月第3月曜日 |
2023年 | 7月17日 | 月曜日 | 7月第3月曜日 |
2022年 | 7月18日 | 月曜日 | 7月第3月曜日 |
2021年 | 7月22日 | 木曜日 | 東京オリンピック・パラリンピック開催のため移動 |
2020年 | 7月23日 | 木曜日 | 東京オリンピック・パラリンピック開催のため移動(当初予定) |
2019年 | 7月15日 | 月曜日 | 7月第3月曜日 |
2003年 | 7月21日 | 月曜日 | ハッピーマンデー制度導入により7月第3月曜日に変更 |
1996年 | 7月20日 | 土曜日 | 「海の日」として国民の祝日に制定(7月20日固定) |
このように一覧で見てみると、2020年と2021年は、特別な理由で日付が大きく変わったことがよくわかりますね。普段と異なる日付だったため、少し戸惑われた方もいらっしゃったかもしれません。こうした変遷を経て、現在の7月の第3月曜日という形に落ち着いているのです。
2. 海の日の意味と制定された由来をわかりやすく解説
毎年やってくる「海の日」。夏の始まりを感じさせてくれる嬉しい祝日ですが、その意味や由来をご存じでしょうか。ここでは、「海の日」がどのような日なのか、そしてどのようにして制定されたのか、その背景をわかりやすく紐解いていきましょう。
2.1 海の日はどんな祝日?その意味とは
「海の日」は、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」日として、国民の祝日に関する法律(祝日法)で定められています。四方を海に囲まれた島国である日本にとって、海は古来より私たちの生活と文化に深く関わってきました。豊かな海の幸をもたらし、人や物を運ぶ交通路となり、時には厳しい自然の姿を見せながらも、数えきれないほどの恵みを与え続けてくれています。
この祝日は、そんな海の恩恵に対して感謝の気持ちを捧げ、海と共存し発展してきた海洋国としての日本の未来を考える、大切な機会を与えてくれる日なのです。日頃当たり前のように感じている海の存在に、改めて思いを馳せてみるのも素敵ですね。
2.2 海の日の由来 「海の記念日」が始まり
「海の日」の直接的なルーツは、「海の記念日」という記念日にさかのぼります。これは、1876年(明治9年)の出来事に由来しています。
当時、明治天皇は東北地方へのご巡幸(視察の旅)をされていました。その際、それまでの軍艦ではなく、イギリスから購入した灯台巡視船である汽船「明治丸(めいじまる)」にお乗りになり、青森から函館を経由して、7月20日に無事横浜港にご帰着されました。この「明治丸」による航海は、日本の造船技術や海運の発展を象徴する出来事でもありました。
この歴史的な航海を記念し、海運の重要性を広く国民に認識してもらうため、当時の逓信大臣(ていしんだいじん)であった村田省蔵(むらた しょうぞう)氏の提唱により、1941年(昭和16年)に7月20日が「海の記念日」として制定されたのです。この「明治丸」は、現在も東京海洋大学の越中島キャンパス(東京都江東区)に現存しており、国の重要文化財として大切に保存されています。機会があれば、日本の海事史を物語るその姿を一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
2.3 「海の日」制定までの歴史と経緯
「海の記念日」が制定されてから半世紀以上が経ち、この日を国民の祝日にしようという動きが活発になりました。海運や造船、港湾関係者の方々を中心に、「日本は海洋国であり、海の恩恵に感謝し、その発展を願う日として『海の日』を祝日にすべきだ」という国民的な声が高まっていったのです。
こうした長年の熱意と運動が実を結び、1995年(平成7年)3月に「国民の祝日に関する法律」の一部が改正され、翌1996年(平成8年)から7月20日が「海の日」として国民の祝日となりました。これにより、海への関心と理解を深めるための大切な一日として、広く国民に親しまれるようになったのです。
「海の日」制定に至るまでの主な出来事を時系列で見てみましょう。
年(和暦) | 主な出来事 |
---|---|
1876年(明治9年) | 明治天皇が灯台巡視船「明治丸」にて東北地方をご巡幸後、7月20日に横浜港へご帰着。 |
1941年(昭和16年) | 明治天皇のご帰着日である7月20日を記念し、「海の記念日」が制定されました。 |
1995年(平成7年) | 「国民の祝日に関する法律」が改正され、「海の日」が国民の祝日として制定されました(施行は翌1996年から)。 |
1996年(平成8年) | 7月20日を「海の日」として施行が開始されました。 |
このように、「海の日」は、明治時代の出来事に端を発し、多くの人々の願いによって国民の祝日として制定された、深い歴史と意味を持つ日なのです。なお、この「海の日」が後に7月の第3月曜日に移動することになりますが、その経緯については次の章で詳しくご紹介しますね。
より詳しい情報をお知りになりたい方は、内閣府のウェブサイトも参考になさってください。
内閣府 「国民の祝日」について
3. 海の日はなぜ移動した?ハッピーマンデー制度と祝日改正
「海の日」といえば、夏の楽しい連休のひとつとしておなじみですね。でも、以前は毎年7月20日と日付が固定されていたのをご存知でしたか? いつの頃からか「7月の第3月曜日」となり、3連休になることが増えました。この変更には、私たちの暮らしをより豊かにするための「ハッピーマンデー制度」というものが深く関わっているのです。この章では、海の日がなぜ移動するようになったのか、その背景にある祝日改正とハッピーマンデー制度について、わかりやすくご説明しますね。
3.1 ハッピーマンデー制度とは?
「ハッピーマンデー制度」という言葉、耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。これは、一部の国民の祝日を特定の日付から特定の月曜日に移動させることで、土曜日・日曜日と合わせた3連休を作りやすくするための制度です。連休が増えることで、旅行やレジャーに出かけやすくなったり、ゆっくりと休息を取ったりする時間が増え、私たちの生活にゆとりが生まれることを目指しています。また、観光振興など経済的な効果も期待されているんですよ。
この制度は、2000年(平成12年)から段階的に導入され、「国民の祝日に関する法律」の一部改正によって実施されました。具体的には、次のような祝日が月曜日に移動しています。
祝日名 | 以前の日付 | 現在のハッピーマンデー制度での日付 | 変更年 |
---|---|---|---|
成人の日 | 1月15日 | 1月の第2月曜日 | 2000年 |
海の日 | 7月20日 | 7月の第3月曜日 | 2003年 |
敬老の日 | 9月15日 | 9月の第3月曜日 | 2003年 |
スポーツの日(旧 体育の日) | 10月10日 | 10月の第2月曜日 | 2000年(体育の日として) |
これらの祝日が月曜日に移動したことで、週末とつながる連休が増え、多くの方が余暇を楽しみやすくなりました。より詳しい情報については、内閣府の「国民の祝日について」のページも参考になさってくださいね。
3.2 海の日が7月の第3月曜日に移動したのはいつから?
さて、私たちの夏の楽しみである「海の日」ですが、これが7月の第3月曜日に移動したのは、2003年(平成15年)からです。それ以前は、1996年(平成8年)に国民の祝日として制定されて以来、毎年7月20日に固定されていました。
この変更も、先ほどお話しした「ハッピーマンデー制度」の一環として行われました。「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」という海の日の意義深さはそのままに、より多くの方が海に親しみ、その恩恵を感じられるように、そして週末と合わせた連休として過ごしやすくするために、月曜日への移動が決まったのです。
これにより、多くの場合で海の日を含む3連休が実現し、海水浴やマリンスポーツ、海辺のイベントへの参加など、夏ならではのレジャーを計画しやすくなりましたね。日付が固定されなくなったことに少し寂しさを感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、連休が増えることで、海の魅力を満喫する機会が広がったと言えるのではないでしょうか。
4. 海の日 おすすめの過ごし方アイディア集
せっかくの祝日「海の日」、どのように過ごそうか考えるだけでワクワクしますね。海に親しみ、その恩恵に感謝するこの日にぴったりの、心に残る過ごし方をご紹介します。アクティブに楽しみたい方も、ゆったりと過ごしたい方も、きっとお気に入りの過ごし方が見つかるはずですよ。
4.1 海や水辺で楽しむアクティビティ
やはり「海の日」といえば、海や水辺でのレジャーが定番ですね。夏の太陽を浴びながら、思いっきり自然を満喫するのはいかがでしょうか。
4.1.1 海水浴や磯遊びで夏を満喫
日本の夏といえば、やはり海水浴。キラキラ輝く太陽の下、心地よい潮風を感じながら過ごす時間は格別です。ご家族やお孫さんと一緒に、砂浜で遊んだり、波打ち際を散歩したりするのも楽しいですね。また、潮が引いた後の磯は、小さなカニやヤドカリ、小魚など、たくさんの生き物に出会える自然の水族館。お子さんだけでなく、大人も夢中になれる磯遊びは、海の豊かさを実感できる貴重な体験となるでしょう。
海水浴場へお出かけの際は、日焼け対策や水分補給をしっかり行い、安全に気を付けて楽しんでくださいね。
4.1.2 マリンスポーツに挑戦 サーフィンやSUPなど
いつもとは違う海を楽しみたいなら、マリンスポーツに挑戦してみるのもおすすめです。新しいことに挑戦して、爽快感を味わうのも素敵ですね。最近では、初心者向けの体験スクールも充実しているので、気軽にトライできますよ。
マリンスポーツの種類 | 特徴 | 気軽に楽しむポイント |
---|---|---|
SUP(サップ) | ボードの上に立ってパドルで漕ぎ進む、近年人気のアクティビティです。海上散歩を楽しんだり、ヨガをしたりと多様な楽しみ方があります。 | 穏やかな湾内や湖であれば、初心者でも比較的簡単に楽しめます。体験ツアーに参加するのも良いでしょう。 |
シーカヤック | カヤックに乗って、自分の力で水面を漕ぎ進みます。海抜0メートルの視点から眺める景色は格別です。 | 二人乗りのカヤックなら、ご家族や友人と協力して楽しめます。半日程度の体験コースも人気です。 |
シュノーケリング | マスク、シュノーケル、フィンを装着して、水面を漂いながら海中を観察します。手軽に熱帯魚やサンゴ礁などを見ることができます。 | 浅瀬でも楽しめる場所が多く、泳ぎが苦手な方でもライフジャケットを着用すれば安心です。 |
体験ダイビング | 専門のインストラクターの指導のもと、本格的な海中散歩を体験できます。日常では味わえない感動が待っています。 | 健康状態に関する条件がありますが、特別なライセンスは不要です。水族館のような世界を体感できます。 |
ご自身の体力や興味に合わせて、無理なく楽しめるものを選んでみてくださいね。
4.1.3 家族や友人と楽しむ釣り
穏やかな波の音を聞きながら、のんびりと釣り糸を垂れるのも、休日の過ごし方として魅力的です。海釣り公園や整備された防波堤なら、初心者や家族連れでも気軽に楽しめます。釣れた魚をその場で調理して味わえる施設や、バーベキュー場で楽しむのも良いですね。自分で釣った魚を味わう喜びは、忘れられない思い出になるでしょう。船に乗って少し沖へ出てみる本格的な船釣りも、釣果が期待できて人気があります。
4.2 海の日ならではのイベントに参加する
「海の日」には、その意義を祝して全国各地で様々なイベントが開催されます。普段はなかなか体験できない催しに参加して、特別な一日を過ごすのはいかがでしょうか。
4.2.1 全国各地で開催される海の日関連イベント情報
「海の日」前後には、港や海岸で、船の一般公開、体験乗船、海上パレード、花火大会などが企画されることがあります。また、海の幸をテーマにしたフェスティバルや、親子で楽しめるワークショップなども人気です。お住まいの地域や近隣で開催されるイベントをチェックして、特別な一日を過ごしてみませんか。最新の情報は、各自治体の観光情報サイトや、海上保安庁のウェブサイトなどでご確認ください。
参考情報として、海上保安庁では「海の日」に関連する行事の情報を発信していることがあります。ご興味のある方は、海上保安庁のウェブサイトなどをチェックしてみるのも良いでしょう。
4.2.2 水族館や博物館の特別企画展
多くの水族館や海の生き物をテーマにした博物館では、「海の日」や夏休み期間に合わせて、特別な企画展やイベントが開催されます。海の生き物たちの生態を楽しく学べる展示や、普段は見られないバックヤードツアーなど、知的好奇心を満たしてくれるプログラムが用意されていることも。涼しい館内で、海の生き物たちの神秘に触れる知的な時間もおすすめです。お子さんやお孫さんと一緒に訪れれば、夏休みの自由研究のヒントも見つかるかもしれませんね。
4.3 おうちで海を感じる過ごし方
「当日は天気が心配…」「人混みはちょっと苦手…」という方や、おうちでゆっくり過ごしたいという方もいらっしゃるでしょう。そんな時は、ご自宅で海を感じる工夫をしてみてはいかがでしょうか。
4.3.1 海の幸を味わう特別な料理
旬の海の幸を取り寄せて、ご家庭でちょっと贅沢な海の恵みを堪能するのも良いですね。新鮮なお刺身や焼き魚はもちろん、アクアパッツァやパエリアなど、海を感じる華やかな料理に挑戦してみるのも楽しいものです。ご家族みんなで食卓を囲めば、会話も弾み、素敵な思い出になるでしょう。お気に入りの器に盛り付けて、目でも楽しむ工夫を凝らすと、より一層豊かな気持ちになれますよ。
4.3.2 海がテーマの映画やドキュメンタリー鑑賞
美しい海中世界を映し出すドキュメンタリー映画や、海を舞台にした感動的な物語、あるいはハラハラドキドキの冒険映画など、海がテーマの作品は数多くあります。美しい映像や壮大な物語を通して、海の魅力に改めて気づかされるかもしれません。冷たい飲み物片手に、ゆったりと映画の世界に浸る時間は、心豊かなひとときとなるでしょう。
4.4 海の環境保全について考える機会に
「海の日」は、海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日です。この機会に、私たちの暮らしと深く関わっている海の環境について、少し思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。近年、海洋プラスチックごみ問題や、地球温暖化による海水温の上昇、それに伴う生態系への影響などが懸念されています。美しい海を未来に残すために、私たち一人ひとりができることを考える良い機会にもなります。例えば、マイボトルやエコバッグを持ち歩く、地域のビーチクリーン活動に参加してみるなど、小さなことでも構いません。海への感謝の気持ちを行動に移すことで、「海の日」がより意義深いものになるはずです。
環境省のウェブサイトでは、海洋ごみ問題について分かりやすく解説されています。関心のある方は、環境省 海洋ごみ問題に関する啓発ページ(例)などを参考に、知識を深めてみるのも良いでしょう。
5. 海の日に関するよくある質問 Q&A
海の日について、皆さまが疑問に思われることや、もっと知りたいことにお答えしますね。これで海の日がもっと身近なものに感じられるかもしれません。
5.1 海の日の天気予報 傾向と対策
海の日は7月の後半ですから、多くの場合、梅雨も明けて本格的な夏の到来を感じるお天気になることが多いですね。青い空と輝く太陽のもと、海辺で過ごすにはぴったりの季節と言えるでしょう。
ただ、最近は突然の夕立や局地的な大雨に見舞われることもありますし、年によっては台風が近づいてくる可能性もゼロではありません。お出かけの計画を立てる際には、いくつか心に留めておきたいことがあります。
まず、お出かけ当日の朝だけでなく、数日前から天気予報をこまめにチェックすることをおすすめします。気象庁のウェブサイトなどで、最新の情報を確認なさってくださいね。もし雨の心配があるようでしたら、折り畳みの傘や軽いレインコートをバッグに忍ばせておくと、いざという時に安心です。
そして、晴れた日には日差しが強くなりますから、帽子や日傘、サングラス、日焼け止めといった紫外線対策は万全に。また、屋外で過ごす時間が長くなる場合は、こまめな水分補給を心がけて、熱中症にも十分お気をつけください。特に小さなお子様やご年配の方とご一緒の場合は、周りの方が気をつけて見てあげてくださいね。
5.2 海の日と山の日はどう違うの?
「海の日」と「山の日」、どちらも私たちの暮らしに身近な自然に感謝する素敵な祝日ですが、その意味合いや成り立ちには違いがあります。それぞれの祝日が持つ意味を知ると、より一層その日を大切に過ごせるかもしれませんね。
簡単にまとめると、次のようになります。
項目 | 海の日 | 山の日 |
---|---|---|
祝日の意味 | 海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日です。 | 山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日です。 |
日付 | 原則として7月の第3月曜日です。 | 8月11日です。 |
制定の背景 | 明治天皇の東北ご巡幸の際、灯台巡視船「明治丸」で横浜にご安着された日(7月20日)を「海の記念日」としたのが始まりです。 | 山に親しみ、その恵みに感謝する日として、多くの国民の意見や関係団体の活動を踏まえて制定されました。 |
このように、「海の日」は四方を海に囲まれた日本ならではの、海との深いつながりに思いを馳せる日。一方、「山の日」は、国土の多くを占める山々の豊かな恵みに感謝する日、というわけですね。どちらも自然への感謝の気持ちを育む大切な機会と言えるでしょう。
5.3 海の日のイベント情報はどこで探せる?
海の日には、全国各地で海に親しむための様々な催しが開かれます。せっかくの祝日ですから、お近くのイベントに参加して、海を満喫するのも素敵ですね。イベント情報は、いくつかの方法で見つけることができますよ。
まず、お住まいの市区町村の広報誌や公式ウェブサイトをチェックしてみましょう。「〇〇市 海の日 イベント」といったキーワードで検索してみるのも良い方法です。地域に密着した情報が見つかることが多いですよ。
また、各都道府県の観光協会や観光情報サイトも、イベント情報を発信しています。少し足を延ばして、普段行かない場所のイベントに参加してみるのも楽しいかもしれませんね。
インターネットの大きなイベント情報ポータルサイト(例えば「ウォーカープラス」や「じゃらんnet」など)で、「海の日」や「7月 イベント」といったキーワードで検索するのもおすすめです。たくさんの情報の中から、興味のあるものを選べます。
そして、海の安全を守ってくれている海上保安庁では、例年「海の日」や「海の日」を含む「海の月間」に、灯台の一般公開や巡視船の体験航海といった特別なイベントを実施していることがあります。こうした情報は、海上保安庁のウェブサイトで確認できますので、ぜひチェックしてみてくださいね。普段はなかなかできない貴重な体験ができるかもしれません。
最近では、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSで、「#海の日イベント」や「#(地域名)イベント」といったハッシュタグで検索すると、リアルタイムな情報や口コミが見つかることもあります。思いがけない素敵な情報に出会えるかもしれませんよ。
これらの方法で情報を集めて、ご自身やご家族、ご友人と楽しめる海の日の過ごし方を見つけてくださいね。
6. まとめ
2025年の「海の日」は7月21日の月曜日ですね。この記事では、海の日の意味や、かつて「海の記念日」であったことから祝日へと変わった歴史、そしてハッピーマンデー制度によって7月の第3月曜日にお引越しした経緯について、ご紹介してまいりました。海の恵みに感謝し、海洋国日本の繁栄を願うこの大切な日。海水浴やマリンスポーツ、各地のイベントで夏を満喫したり、おうちで海の幸を味わったりと、思い思いの過ごし方で楽しんでみてはいかがでしょうか。この機会に、私たちの暮らしを支える美しい海について、少し思いを馳せてみるのも良いかもしれませんね。
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