ジューンブライドとは?「6月の花嫁」意味や由来、入籍と結婚式はどっち?

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「ジューンブライド」、耳にするたびに心がときめく響きですね。「6月の花嫁は幸せになれる」と昔から言われますが、その本当の意味や由来をご存知でしょうか。この記事では、ジューンブライドのロマンティックな言い伝えから、結婚式を挙げるメリット・デメリット、さらには入籍との関係まで、気になる情報を詳しく解説します。その幸せの謂れには、ローマ神話の女神の祝福やヨーロッパの気候・習慣が深く関わっているようです。

目次

1. ジューンブライドとは 6月の花嫁が意味するもの

「ジューンブライド」という言葉、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。なんだかロマンティックで、幸せな響きがありますよね。昔から「6月の花嫁は幸せになれる」という言い伝えがあり、多くの女性が憧れを抱く結婚の形の一つです。この章では、まずジューンブライドが持つ基本的な意味と、なぜそう言われるのか、その魅力の入り口を一緒に見ていきましょう。

1.1 ジューンブライドの基本的な意味

ジューンブライド(June Bride)とは、その名の通り「6月の花嫁」を意味します。具体的には、6月に結婚式を挙げる花嫁さんのこと、あるいは6月に行われる結婚式そのものを指す言葉として、古くからヨーロッパで語り継がれてきたロマンティックな言い伝えです。日本でもこの素敵な習慣は広く知られるようになり、多くのカップルにとって憧れのウェディングスタイルの一つとして定着しています。

単に6月に結婚するというだけでなく、そこには「幸せな結婚生活を送ることができる」という、美しい願いが込められているのが特徴です。まるで魔法の言葉のように、花嫁さんたちの心をときめかせてきたのですね。

1.2 なぜ「6月の花嫁は幸せになれる」と言われるのか

では、なぜ「6月の花嫁は幸せになれる」と昔から言い伝えられているのでしょうか。この美しい言葉の背景には、いくつかの説があり、それらが重なり合って現代にまで受け継がれていると考えられています。詳しい由来については次の章でじっくりとご紹介しますが、ここではその魅力の核心に少し触れておきましょう。

この言い伝えは、単なるおまじないや迷信というわけではなく、ヨーロッパの歴史や気候、神話などが深く関わっているとされています。例えば、結婚や出産を司る女神の守護があるという説や、気候が安定し農作業が一段落する時期であったという説など、様々な理由が語り継がれているのです。「6月の花嫁は幸せになれる」という言葉には、花嫁の永遠の幸せを願う、あたたかな想いが込められているのですね。だからこそ、時代を超えて多くの人々の心に響き、特別な意味を持つようになったのでしょう。

2. ジューンブライドの由来と語源を深掘り

「ジューンブライド」という言葉には、古くからの言い伝えやヨーロッパの歴史が深く関わっています。なぜ6月の花嫁は幸せになれると言われるのか、その由来を一緒に紐解いていきましょう。主な説としては、以下の3つが知られていますよ。

2.1 女神ユノ説 ローマ神話に由来する言い伝え

ジューンブライドの由来として最も有力とされているのが、ローマ神話に登場する女神「ユノ(Juno)」に由来する説です。ユノは結婚や出産、育児を司る女神であり、女性や子供、家庭の守護神とされています。ギリシャ神話における主神ゼウスの妻「ヘラ」と同一視されることも多い、最高位の女神の一柱なんですよ。

ローマ神話では、1月から6月まで、それぞれの月を守護する神がいると考えられていました。そして、6月を守護するのが、この女神ユノなのです。そのため、ユノが守護する6月に結婚式を挙げると、女神ユノからの祝福を受けて生涯幸せな結婚生活を送れると信じられるようになりました。英語で6月を意味する「June」も、この女神ユノ(Juno)の名前が語源になっていると言われています。とてもロマンティックな由来ですね。

2.2 ヨーロッパの気候や風習に由来する説

もう一つの説は、ヨーロッパの6月の気候や当時の風習に関連するものです。昔のヨーロッパにおいて、3月、4月、5月は農作業が非常に忙しい時期でした。畑を耕し、種をまき、作物の世話をするため、結婚式のような大きな行事を行う余裕がなかったのです。

ようやく農作業が一段落するのが6月頃。この時期になると、ヨーロッパの気候は一年で最も安定し、晴れの日が多く過ごしやすい季節を迎えます。美しい花々が咲き乱れ、街全体がお祝いムードに包まれるため、結婚式を挙げるのに最適なシーズンと考えられたのですね。また、この時期はキリスト教の祝祭である復活祭(イースター)も終わり、人々が心穏やかに祝福できる時期でもあったようです。

2.3 結婚解禁説 昔のヨーロッパの慣習

さらに、昔のヨーロッパの結婚に関する慣習が由来だとする説もございます。その昔、ヨーロッパの一部の地域では、農作業の繁忙期にあたる3月、4月、5月の3ヶ月間は、結婚が禁じられていたというのです。

これは、農作業に集中し、労働力を確保するための政策的な意味合いがあったと考えられています。そして、この結婚禁止期間が明けるのが6月1日。待ちわびたカップルたちが一斉に結婚式を挙げたため、6月に結婚式が集中し、「ジューンブライド」として定着したというわけです。長い間結婚を待っていたカップルにとって、6月はまさに祝福の月だったのでしょうね。

これらの説が複合的に絡み合い、「6月の花嫁は幸せになれる」というジューンブライドの言い伝えが生まれたと考えられています。どの説も、聞いているだけでなんだか幸せな気持ちになりますね。

説の名称由来のポイント関連するキーワード
女神ユノ説ローマ神話の結婚を司る女神ユノが6月を守護し、その月に結婚すると女神の祝福を受けられるとされています。ローマ神話、女神ユノ(Juno)、結婚の守護神、祝福
気候・風習説ヨーロッパの6月は気候が良く、農作業が一段落し、お祝いムードに包まれるため結婚式に適した時期とされました。ヨーロッパの気候、農閑期、復活祭後、お祝いムード
結婚解禁説昔のヨーロッパで農作業の繁忙期(3~5月)は結婚が禁じられ、6月に解禁されたため結婚式が集中したと言われています。結婚禁止期間、農作業の繁忙期、労働力確保、結婚解禁

3. ジューンブライドで結婚式を挙げるメリット

「6月の花嫁は幸せになれる」というロマンティックな言い伝えがあるジューンブライド。多くの女性が一度は憧れるのではないでしょうか。ここでは、ジューンブライドで結婚式を挙げることの魅力やメリットについて、具体的にご紹介してまいりますね。

3.1 縁起の良さとロマンティックなイメージ

ジューンブライドの最大の魅力は、なんといってもその縁起の良さと、幸せな結婚を象徴するロマンティックなイメージでしょう。「6月に結婚する花嫁は生涯幸せになれる」という言い伝えは、結婚という人生の大きな節目を迎えるお二人にとって、心強いお守りのようなもの。この美しいジンクスが、結婚式をより一層特別なものにしてくれます。

この言い伝えは、ローマ神話に登場する結婚や出産を司る女神「ユノ(Juno)」が守護する月が6月(June)であることに由来するといわれています。女神ユノの祝福を受けられるとされる6月の結婚式は、神聖でロマンあふれる雰囲気に包まれ、お二人の門出を美しく彩ってくれることでしょう。こうした背景を知ると、ジューンブライドへの憧れがさらに深まりますね。

3.2 気候が良いとされるヨーロッパの伝統

ジューンブライドの言い伝えが生まれたヨーロッパでは、6月は一年の中でも特に気候が良い季節とされています。雨が少なく、爽やかで過ごしやすい気候が続くため、結婚式に最適な時期と考えられてきました。美しい花々が咲き誇り、緑が輝くこの季節は、屋外でのセレモニーやガーデンパーティーにもぴったりです。

ヨーロッパの映画や物語で描かれるような、陽光あふれる美しい結婚式のイメージも、この時期の気候の良さからきているのかもしれません。こうした伝統的な背景も、ジューンブライドが持つ魅力の一つと言えるでしょう。ただし、日本の6月は梅雨の時期にあたるため、気候面ではヨーロッパとは異なる点に注意が必要です。この点については、後の章で詳しく触れてまいりますね。

3.3 日本におけるジューンブライドの特典やプラン

日本では6月が梅雨シーズンにあたるため、天候を心配される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、だからこそ結婚式場によっては、ジューンブライド向けの特別な特典やお得なプランを用意している場合があります。憧れのジューンブライドを、賢く、そしてお得に実現できるチャンスがあるのです。

例えば、以下のような特典やサービスが考えられます。

特典・プランの例内容の例
費用割引挙式料や会場費の一部割引、パッケージプランの割引など
オプションサービスドレスのグレードアップ無料、写真アルバムのプレゼント、演出アイテムの無料提供など
雨天時の保証・対応雨天でも楽しめる室内ガーデンやアトリウムの利用、雨の日限定の特別な演出、日程変更の柔軟な対応など
季節限定メニュー6月ならではの食材を使った特別なウェディングメニューの提供

これらの特典を上手に活用すれば、予算を抑えつつ、理想の結婚式を叶えることができるかもしれません。また、人気の結婚式場でも、梅雨の時期は比較的予約が取りやすい傾向にあることも。まずは気になる式場に問い合わせて、ジューンブライド向けのプランがあるか確認してみるのがおすすめです。天候への配慮がしっかりとなされた会場を選べば、雨の日でも心に残る素敵な一日を過ごせるはずですよ。

4. ジューンブライドのデメリットと注意点 日本の梅雨との関係

「6月の花嫁は幸せになれる」という素敵な言い伝えがあるジューンブライド。でも、日本で6月に結婚式を挙げるとなると、少し気をつけておきたいこともあるのですよ。ここでは、ジューンブライドのデメリットや注意点を、日本の気候と合わせて見ていきましょう。

4.1 日本の6月は梅雨シーズン 天候への配慮

ご存知の通り、日本の6月は梅雨の真っ只中であることが多いですね。ジューンブライドのロマンティックな響きとは裏腹に、お天気が心配な時期でもあります。

雨が降ると、楽しみにしていたガーデンウェディングや屋外での写真撮影が難しくなってしまうかもしれません。また、ゲストの皆様も、雨の中での移動や、湿気でセットした髪型が崩れてしまわないかなど、気を遣うことが増えるかもしれませんね。

でも、がっかりしないでくださいね。最近では、雨の日でも快適に過ごせる全天候型の結婚式場も増えていますし、屋内でも素敵な演出がたくさんあります。例えば、チャペルや披露宴会場の窓から見える雨の景色が、かえってしっとりとしたロマンチックな雰囲気を演出してくれることもありますよ。「雨降って地固まる」ということわざもありますし、雨の日の結婚式も、工夫次第で心に残る素敵な思い出になります。

事前に式場の方と、雨天の場合のプランをしっかり話し合っておくことが大切です。例えば、以下のような点を相談しておくと安心ですね。

確認・相談しておきたいポイント具体的な内容例
雨天時の代替スペース屋外演出を予定していた場合の屋内スペースの確保、広さ、雰囲気など
写真撮影場所雨でも濡れずに撮影できる屋内スポット、チャペル内での撮影可否など
ゲスト用雨具の準備傘の貸し出し、タオルの用意など
会場内の湿度対策空調設備、除湿機の有無など

少しでも不安なことがあれば、遠慮なくプランナーさんに相談してみましょう。きっと、お二人にぴったりのアドバイスをしてくれますよ。

4.2 人気シーズンゆえの結婚式場の予約と費用

ジューンブライドは、そのロマンティックなイメージから、やはり人気の高い結婚式のシーズンです。そのため、特に人気のある結婚式場や日取りの良い日は、予約が早くから埋まってしまう傾向にあります。

「絶対にこの式場でジューンブライドを!」と考えている方は、できるだけ早めに式場探しを始めることをおすすめします。1年以上前から動き出すカップルも珍しくありませんよ。

また、人気があるということは、残念ながら費用も他のシーズンに比べてやや割高になることがあります。特に土日祝日の大安などは、高めの料金設定になっていることも。予算と相談しながら、日取りや曜日を検討することも大切ですね。平日や仏滅などを選ぶと、少し費用を抑えられる場合もありますし、式場によっては「梅雨時期限定プラン」のようなお得なプランを用意していることもありますから、諦めずに探してみましょう。

4.3 ゲストへの配慮と対策

梅雨時の結婚式で忘れてはならないのが、ゲストの皆様への細やかな配慮です。雨の中、おしゃれをしてお祝いに駆けつけてくださるゲストの方々が、少しでも快適に過ごせるように心を配りたいものですね。

例えば、こんな配慮はいかがでしょうか。

  • 会場までのアクセス:最寄り駅から濡れずに会場まで行けるか、送迎バスを手配するかなどを検討しましょう。タクシーチケットを用意するのも良いかもしれません。
  • 雨具やタオルの用意:受付に予備の傘やタオルを準備しておくと、万が一の時にゲストに喜ばれます。
  • 控室の環境:湿気で蒸し暑くならないよう、控室の空調を適切に保ちましょう。冷たいウェルカムドリンクを用意するのも素敵ですね。
  • 引き出物:雨の日に持ち帰ることを考えると、あまり重たいものやかさばるものは避けた方が親切かもしれません。後日配送できるギフトを選ぶのも一つの方法です。

招待状を送る際に、もし雨天が予想される場合は、一言「雨の季節ではございますが、お気をつけてお越しくださいませ」といった気遣いの言葉を添えるのも、おもてなしの心が伝わって良いでしょう。

ジューンブライドには、確かに気候面での心配や、人気シーズンならではの注意点もあります。でも、それらを事前に理解し、しっかりと対策を立てておけば、きっと素晴らしい結婚式を挙げることができるはずです。お二人でよく話し合って、素敵なジューンブライドを迎えてくださいね。

5. ジューンブライドは入籍と結婚式のどっちを指す?

「ジューンブライド」という言葉を耳にすると、6月に結婚式を挙げる花嫁さんの姿を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。では、入籍日と結婚式、ジューンブライドはどちらを指すのが一般的なのでしょうか。ここでは、その疑問にお答えしながら、それぞれのケースについて一緒に考えてまいりましょう。

まずお伝えしたいのは、ジューンブライドに厳密な定義はなく、入籍日と結婚式のどちらを6月に行ってもジューンブライドと呼ぶことができるということです。伝統的には結婚式を指すことが多いと言われていますが、現代ではお二人の考え方やライフスタイルに合わせて、より柔軟に捉えられていますのよ。

5.1 ジューンブライドにおける入籍日の考え方

ジューンブライドの由来として知られるローマ神話の女神ユノは、結婚や出産、そして家庭生活を守護する神様です。そのため、女神ユノのご加護があると言われる6月に入籍することで、幸せな結婚生活が送れると考える方もいらっしゃいます。入籍は、お二人が法的に夫婦として認められる大切な日ですから、縁起の良い月を選びたいというお気持ちは、とても自然なことですね。

6月に入籍だけを行い、結婚式は別の季節に行う、あるいは結婚式は行わないという選択も、もちろんジューンブライドの一つの素敵な形です。何よりも大切なのは、お二人が心から納得して、その記念すべき日を迎えられることでしょう。

5.2 結婚式の日取りとしてのジューンブライド

一般的に「ジューンブライド」と聞いて多くの方が心に描くのは、やはり6月に行われる華やかな結婚式ではないでしょうか。ヨーロッパの気候が安定し、花々が咲き誇る6月に結婚式を挙げる習慣が由来の一つとされていることからも、伝統的には結婚式の日取りを指すことが多いようです。

純白のウェディングドレスに身を包んだ花嫁さんが、たくさんの祝福の中で愛を誓い合う姿は、まさにジューンブライドのロマンティックなイメージそのもの。この時期に結婚式を挙げることで、ジューンブライドならではの幸福感や特別な気持ちを、より一層深く感じられるかもしれませんね。

ただ、日本の6月は梅雨の季節にあたりますので、当日の天候への配慮は少し心に留めておくと安心ですわね。

5.3 入籍と結婚式を6月に行う場合

入籍と結婚式の両方を6月に行うことは、ジューンブライドの言い伝えにある祝福を最大限に受けたいと願うカップルにとって、とても魅力的な選択肢となるでしょう。結婚という人生の大きな節目となる二つの大切な出来事を同じ月に行うことで、記念日も一つにまとまり、より思い出深いものになるかもしれません。

この場合、どのような点に注目すると良いのでしょうか。いくつかのパターンと、それぞれのポイントを少し整理してみました。

6月に行うこと主なポイント考えておくと良いこと
入籍のみ女神ユノのご加護を願う。結婚の記念日として縁起の良い月を選ぶことができます。結婚式を別の時期にする場合、準備期間を分散させることができます。
結婚式のみ伝統的なジューンブライドのイメージを大切にしたい場合に。ロマンティックな雰囲気を重視できます。日本の梅雨時期なので、天候への対策(例えば、室内で楽しめる会場選びや、雨天時のプランなど)をしっかり考えておくと安心です。
入籍と結婚式の両方ジューンブライドの恩恵を余すところなく。記念日も一つにまとまります。準備が同じ時期に集中するため、計画的に進めることが大切です。人気の時期でもあるため、会場などの予約は早めに行うと良いでしょう。

どのタイミングを選ぶにしても、お二人の気持ちやご状況に合わせて、最も心地よい形でジューンブライドをお祝いできると素敵ですね。何よりも大切なのは、お二人が心からの幸せを感じられる選択をなさることです。

6. 日本でのジューンブライドの現状と人気度

ヨーロッパでは古くから憧れの的であるジューンブライド。ここ日本でも、そのロマンティックな響きに心惹かれる方は多いのではないでしょうか。実際のところ、日本の結婚式シーンにおいてジューンブライドはどのように捉えられ、どれほどの人気があるのでしょう。ここでは、気になる日本のジューンブライドの現状と、選ばれる理由について見ていきましょう。

6.1 日本の結婚式におけるジューンブライドのトレンド

日本でジューンブライドが注目され始めたのは、結婚式場や関連業界がヨーロッパの文化を取り入れ、積極的にPRしたことがきっかけの一つと言われています。かつては「6月の花嫁は幸せになれる」という言葉とともに、非常に高い人気を誇った時期もありました

現在では、結婚式のスタイルや時期の選択肢が多様化し、ジューンブライド一択という時代ではなくなりました。春や秋といった気候の良いシーズンも依然として人気ですが、ジューンブライドも根強い人気を保っていると言えるでしょう。特に、梅雨の時期であることを考慮した全天候型の結婚式場や、室内でも自然光をたっぷり取り込めるような会場が増えたことも、ジューンブライドを後押しする要因の一つです。

また、結婚情報誌「ゼクシィ」の調査などを見ても、6月に結婚式を挙げるカップルは一定数存在し、憧れのイメージは健在であることがうかがえます。ただし、他の人気月と比較すると、気候の懸念からやや控えめな割合になることもあるようです。

6.2 ジューンブライドを選ぶカップルの理由

では、梅雨という少し気掛かりな季節にもかかわらず、多くのカップルがジューンブライドを選ぶのはなぜなのでしょうか。その背景には、いくつかの魅力的な理由があるようです。

まず何といっても、「6月の花嫁は幸せになれる」というロマンティックな言い伝えへの憧れは大きいでしょう。古くからのジンクスを大切にし、特別な意味を込めて6月を選ぶ方は少なくありません。

次に、結婚式場によっては、ジューンブライド限定の特別なプランや特典が用意されていることがあります。梅雨時期の集客を目的としたもので、費用を抑えられたり、魅力的なオプションが付いてきたりと、賢く結婚式を挙げたいカップルにとっては見逃せないポイントですわね。

また、雨の日の結婚式には「雨降って地固まる」といった縁起の良い言い伝えもあり、雨ならではのしっとりとした風情を好む方もいらっしゃいます。新緑が雨に濡れて一層美しく見えることも、この時期ならではの魅力と言えるかもしれませんね。

さらに、6月は祝日がなく大型連休も少ないため、ゲストの予定が合わせやすいという現実的なメリットを感じる方もいるようです。お仕事の都合などで、他の月に比べて日程調整がしやすい場合もあるでしょう。

7. ジューンブライド以外で結婚式に人気のシーズン

「6月の花嫁は幸せになれる」というジューンブライドの言い伝えはとてもロマンティックですが、結婚式を挙げるのに素晴らしい季節は他にもたくさんございます。それぞれの季節が持つ魅力に目を向けて、おふたりにとって最高のシーズンを見つけてみませんか。ここでは、ジューンブライド以外で特に結婚式に人気の高い春と秋のシーズンについて、その魅力をご紹介いたします。

7.1 春(3月・4月・5月)の結婚式の魅力

心華やぐ春の結婚式は、新しい門出にぴったりの季節と言えるでしょう。厳しい冬が終わり、草木が芽吹き始める春は、生命力にあふれ、希望に満ちた雰囲気が漂います。そんな春の結婚式には、たくさんの魅力がございます。

まず挙げられるのは、過ごしやすい気候です。寒すぎず暑すぎない穏やかな陽気は、屋外でのガーデンウェディングや写真撮影にも最適。ゲストの皆様にも快適にお過ごしいただけますわね。特に5月は新緑が目に鮮やかで、爽やかな風を感じながらの結婚式は格別です。

そして、春といえばやはり美しい花々でしょう。3月下旬から4月上旬にかけては、桜が日本列島を彩ります。桜の下での結婚式や前撮りは、日本人ならではの情緒あふれる特別な思い出となるはずです。会場の装花にも、チューリップやスイートピーといった春らしいお花を取り入れることで、より一層華やかな雰囲気を演出できます。

また、春はゴールデンウィークなどの大型連休があるため、遠方からのゲストをお招きしやすいというメリットもございます。気候が良いので、結婚式と合わせて小旅行を楽しまれるゲストもいらっしゃるかもしれませんね。

ただし、春先は天候が変わりやすい日もございますし、花粉症が気になる方もいらっしゃるかもしれません。屋外での演出を計画される場合は、雨天時の代替案を用意しておくと安心です。ゲストへの配慮として、花粉症対策グッズをウェルカムスペースに用意するのも喜ばれるかもしれませんわ。

7.2 秋(9月・10月・11月)の結婚式の魅力

実りの秋に行う結婚式もまた、春と並んで大変人気のあるシーズンです。暑さが和らぎ、過ごしやすい気候となる秋は、結婚式に多くの恵みをもたらしてくれます。

秋の最大の魅力の一つは、安定した過ごしやすい気候です。「天高く馬肥ゆる秋」という言葉があるように、空気が澄み渡り、晴天に恵まれる日が多いと言われています。もちろん、9月は台風シーズンでもあるため注意が必要ですが、10月や11月は比較的穏やかな天候が期待でき、屋外での演出も安心して計画しやすいでしょう。

そして、秋の風景を彩る美しい紅葉は、結婚式に格別な風情を添えてくれます。赤や黄色に色づいた木々を背景にした結婚式は、まるで絵画のような美しさ。和装はもちろん、ウェディングドレスにも映え、ゲストの記憶にも深く刻まれることでしょう。紅葉の名所にある結婚式場や、庭園が美しい会場は特に人気がございます。

また、「食欲の秋」とも言われるように、秋は旬の食材が豊富な季節です。松茸や栗、かぼちゃ、ぶどうなど、秋ならではの味覚をふんだんに使ったお料理は、ゲストへのおもてなしの心を伝えるのにぴったり。美味しいお料理は、結婚式の満足度を大きく高めてくれますわね。

秋にもシルバーウィークなどの連休があり、ゲストが参加しやすいというメリットがあります。気候が良いので、結婚式の前後に観光を楽しむのにも適しています。

注意点としては、春と同様に人気シーズンであるため、結婚式場の予約が早めに埋まりやすいことや、費用が他のシーズンに比べてやや高めに設定されている場合があることです。早めの準備と情報収集を心がけましょう。

春も秋も、それぞれに素晴らしい魅力があり、どちらの季節を選ばれても、きっと素敵な結婚式になることでしょう。おふたりの好みや大切にしたいこと、ゲストの顔ぶれなどを考えながら、最適なシーズンを選んでくださいね。

8. まとめ

「ジューンブライド」、その響きには特別なロマンを感じますね。「6月の花嫁は幸せになれる」という素敵な言い伝えは、ローマ神話の女神ユノの加護や、ヨーロッパの気候が良い時期であることに由来すると言われています。日本では梅雨の季節と重なりますが、縁起の良さやロマンティックな雰囲気から、今もなお人気の高い結婚式のシーズンです。入籍日としても、結婚式の日取りとしても、お二人の記念すべき門出に彩りを添えてくれることでしょう。この記事が、お二人らしい素敵な一日を迎えるための、ささやかなお手伝いとなれば幸いです。

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この記事を書いた人

ハレノヒ編集部は、「わたしらしく、身軽に暮らす」をテーマに、日々の暮らしを前向きに楽しむためのヒントをお届けしています。
美容や健康、趣味、暮らしの工夫など、50代以降の女性を中心に、誰もが自分らしく輝けるような情報をやさしい目線で発信しています。
ちょっと気になる話題や、ふと心に残る言葉も添えて、皆さまの毎日が少し晴れやかになりますように。

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