50代夫婦のセックスレスは改善できる!「したい」気持ちを取り戻すための5つのステップ

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「最近、夫との間に少し距離を感じる」「昔のように自然に触れ合えなくなった」…そんなふうに感じているのは、あなただけではありません。50代になると、心や体の変化、長年の生活による慣れから、夫婦のセックスレスに悩む方は実はとても多いのです。この記事では、なぜ50代でセックスレスが起こるのか、その原因を紐解きながら、もう一度「したい」という気持ちを取り戻し、夫婦の絆を深めるための具体的な5つのステップを丁寧にご紹介します。大切なのは、焦らずお互いを思いやること。スキンシップや会話から始める小さな一歩が、二人の関係を温め直すきっかけになります。この記事を読めば、セックスレスは改善できると分かり、挿入だけではない新しい愛の形を見つけるヒントが得られるはずです。もう一度、心を通わせるための第一歩を、ここから一緒に踏み出してみませんか。

目次

1. あなただけじゃない 50代夫婦のセックスレスのリアルな実態

「最近、夫とご無沙汰だわ…」「もう何年もそんな気持ちになっていないかも」。パートナーとのセックスレスについて、誰にも打ち明けられずに一人で悩んでいませんか?年齢を重ねるにつれて、夫婦のスキンシップが減ってしまうのは、仕方のないことなのでしょうか。周りの友人とはなかなか話しづらいテーマだからこそ、「もしかして、うちだけ?」と不安に感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、安心してください。その悩み、決してあなた一人だけのものではありません。まずは、50代夫婦のリアルな実態を一緒に見ていきましょう。

1.1 データで見る50代のセックス頻度

実際のところ、同世代の夫婦はどのくらいの頻度でセックスをしているのでしょうか。少し驚くかもしれませんが、客観的なデータを見てみましょう。ジェクス株式会社が2020年に行った調査によると、なんと50代女性の65.8%が「この1年間、まったくセックスをしていない」と回答しています。これは、50代女性の半数以上がセックスレスの状態にあるという現実を示しています。

また、相模ゴム工業株式会社が行った大規模な調査「ニッポンのセックス」では、男女間の意識の違いも浮き彫りになりました。以下の表を見てみてください。

年代・性別セックスレスだと感じている割合もっとセックスしたいと感じている割合
50代男性70.3%76.3%以上
50代女性62.4%25.6%
60代男性68.1%67.9%
60代女性57.3%14.6%

(参考:ジェクス株式会社「ジャパン・セックスサーベイ2020」相模ゴム工業株式会社「ニッポンのセックス」

このように、多くの男性がセックスレス状態を改善したいと望んでいるのに対し、女性側はそれほど積極的ではない、というギャップが見て取れます。「夫は求めているのに、自分は応えられない…」そんな心苦しさを感じている女性が、実はたくさんいるのです。

1.2 セックスレスが夫婦関係に与える影響

セックスレスは、単に「夜の営みがない」という事実だけにとどまりません。気づかないうちに、夫婦の心にも少しずつ距離を生んでしまうことがあります。

長年連れ添ってきたパートナーに対して、「今さら男女の関係なんて…」「もう家族だから」と感じてしまうのは、ごく自然なことかもしれません。日常の会話はあっても、恋人時代のようにときめいたり、夢中で語り合ったりする時間は少なくなります。いつの間にか、お互いの体に触れることさえ、どこか気まずく感じてしまう…。「夫とは仲が悪いわけではないけれど、男女というよりは同居人みたい」そんな声も少なくありません。

こうした「家族化」が進むと、スキンシップが減り、その延長線上にセックスレスが定着してしまいます。そして、「女性として見られていないのでは」「もう魅力的ではないのかも」といった自信の喪失につながり、寂しさや虚しさを感じる原因にもなり得るのです。

一方で、「子どもも独立したし、本当は夫婦二人の時間をもっと楽しみたい」という密かな願いを抱いている女性もいます。妊娠の心配もなくなり、これからこそ、パートナーとの親密な時間を大切にしたい。そう思っていても、相手の気持ちが分からなかったり、どう切り出していいか戸惑ったりして、結局何も言い出せないまま時間が過ぎていく…。

セックスレスは、夫婦の数だけさまざまな背景や感情が絡み合う、とてもデリケートな問題です。しかし、その根底にあるすれ違いや寂しさに蓋をして見ないふりをするのではなく、まずは「自分たちの問題」として向き合うことが、関係改善への大切な第一歩になります。

2. なぜ?50代でセックスレスに陥る主な原因

「若い頃はあんなに求め合っていたのに、いつからだろう…」。ふと、パートナーとの間に距離を感じていませんか?50代になると、多くのご夫婦がセックスレスという壁に直面します。でも、安心してください。それはあなたたち夫婦だけが特別なのではありません。原因は一つではなく、心と身体、そして長年の関係性といった、いくつかの要因が複雑に絡み合っていることがほとんどなのです。まずはその原因を一つひとつ、やさしく紐解いていきましょう。

2.1 原因1 身体的な変化

50代は、男女ともに身体が大きく変化するお年頃。決してネガティブなことではなく、誰もが通る自然な道のりです。この変化が、セックスに対する気持ちに影響を与えているのかもしれません。

2.1.1 女性側の悩み 更年期による性交痛や意欲の低下

私たち女性にとって、50代は「更年期」と深く関わる時期。閉経をはさむ前後約10年間に、女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少します。この変化が、心と身体にさまざまな影響を及ぼすのです。

特に大きな悩みが、エストロゲンの減少による膣の乾燥や萎縮です。これにより、セックスの際に強い痛み(性交痛)を感じることがあります。ジェクス株式会社の調査「ジャパン・セックスサーベイ2017」によれば、50代女性の6割以上が性交痛の経験があると回答しているほど、多くの女性が抱える切実な悩みです。一度痛みを感じてしまうと、「また痛いかも…」という不安から、セックスそのものを避けたくなってしまうのは当然のことですよね。

また、ホルモンバランスの乱れは、気分の落ち込みや不眠、ほてりといった不調を引き起こすことも。身体が辛いと、どうしても「セックスどころじゃない」という気持ちになってしまいます。性的な意欲そのものが低下するのも、ホルモンの影響が大きいのです。

2.1.2 男性側の悩み ED(勃起不全)や体力の低下

一方で、男性側にも変化は訪れます。パートナーが以前ほど求めてこなくなったと感じる場合、その背景には男性特有の悩みがあるのかもしれません。

代表的なものが「ED(勃起不全)」です。加齢だけでなく、高血圧や糖尿病といった生活習慣病、仕事のストレスなどが原因で起こります。「うまくいかなかったらどうしよう」というプレッシャーが、さらに状況を悪化させてしまうことも少なくありません。これは男性のプライドに関わるデリケートな問題なので、なかなか言い出せずに一人で抱え込んでいるケースも多いのです。

また、単純な「体力の低下」も大きな要因です。責任ある立場での仕事の疲れや、若い頃のようにはいかない身体の衰えを感じ、「セックスは疲れるから…」と億劫になってしまうことも。男性ホルモン(テストステロン)の減少も、性欲の減退に繋がります。

女性側の主な身体的変化男性側の主な身体的変化
ホルモンの変化女性ホルモン(エストロゲン)の減少男性ホルモン(テストステロン)の減少
具体的な悩み膣の乾燥による性交痛、性欲の低下、更年期の不調ED(勃起不全)、性欲の低下、全体的な体力の低下
心理的な影響痛みへの恐怖、セックスへの抵抗感、自信の喪失パフォーマンスへの不安、プライド、自信の喪失

2.2 原因2 精神的なストレスとコミュニケーション不足

50代は、人生の中でも特にストレスが多い時期かもしれません。仕事での重圧、子どもの独立による寂しさ(空の巣症候群)、そして親の介護問題…。次から次へと押し寄せる悩みに、心が疲弊してしまうこともありますよね。心に余裕がなくなると、人を愛おしむ気持ちや、肌を触れ合わせたいという欲求は、後回しになりがちです。

さらに、そんなストレスや悩みを夫婦で共有できていない「コミュニケーション不足」も、セックスレスの大きな原因になります。日常の会話はあっても、自分の弱さや不安、身体の悩みを素直に打ち明けられていますか?「言わなくてもわかってくれるはず」「今さら恥ずかしい」そんな気持ちが、二人の間に見えない壁を作り、心の距離をどんどん広げてしまうのです。

2.3 原因3 長年の夫婦生活による慣れや家族化

長年連れ添い、苦楽を共にしてきたからこその「安心感」。それはとても尊いものですが、一方で異性としての「ときめき」が薄れ、相手を「家族」や「同居人」として見てしまうようになるのも、多くの夫婦が経験することです。

「今さら手をつなぐなんて…」「ハグなんて、もう何年もしていないわ」。そんなふうに、日常のスキンシップが減っていくと、セックスへのハードルはますます高くなります。気づけばパートナーは「空気のような存在」になり、恋愛感情とは違う「情」で結ばれた関係になっているのかもしれません。相模ゴム工業株式会社の調査「ニッポンのセックス」でも、セックスレスの理由として「面倒くさい」「家族のようになってしまった」という回答が多く見られます。これは、決して愛情がなくなったわけではなく、関係性が変化した証拠。でも、そのままでいいのか、少し寂しい気持ちを抱えている方も多いのではないでしょうか。

3. セックスレス改善へ 「したい」気持ちを取り戻す5つのステップ

「もう一度、あの頃のようにパートナーと心を通わせたい」。そう願う気持ちがあるのなら、諦めるのはまだ早いかもしれません。セックスレスは、長年の夫婦生活の中で少しずつ絡まってしまった糸のようなもの。焦らず、一つひとつ丁寧にほぐしていくことが大切です。ここでは、二人の「したい」という気持ちを自然に育むための、具体的な5つのステップをご紹介します。ご自身のペースで、できることから始めてみませんか?

3.1 ステップ1 まずは二人の時間を確保し会話する

セックスレスの背景には、心の距離がひらいてしまっているケースが少なくありません。毎日顔を合わせていても、事務的な連絡ばかりで、ゆっくり話す機会が減っていませんか?いきなりセックスの話をするのではなく、まずは「恋人同士」だった頃のように、二人の時間を楽しむことから再開してみましょう。

例えば、週末に少しおしゃれをして二人でランチに出かけたり、昔よく訪れた思い出の場所へドライブしたり。自宅で過ごすなら、一緒に映画を観る時間を作るのも素敵ですね。大切なのは、二人きりでリラックスして過ごす時間を持つことです。

会話の中では、相手の話にじっくり耳を傾け、感謝の気持ちを言葉にして伝えてみてください。「いつもありがとう」の一言が、固くなったお互いの心を少しずつ溶かしてくれるはずです。セックスについて直接切り出すのが難しくても、こうしたコミュニケーションを重ねることで、自然と心の壁が取り払われていきます。

3.2 ステップ2 手を繋ぐなど軽いスキンシップから再開する

長年連れ添ううちに、いつの間にか「家族」になってしまい、体に触れることに気恥ずかしさを感じるようになるのは、多くの夫婦が経験することです。でも、肌と肌が触れ合うことで得られる安心感や愛情は、言葉以上に多くのことを伝えてくれます。

セックスを意識しすぎず、まずは軽いスキンシップから始めてみましょう。最初は、ソファでテレビを見るときに少しだけ肩を寄せ合う、外出先で何気なく手をつなぐ、といったことからで十分です。「触れ合う心地よさ」を思い出すことが、次のステップへの大切な架け橋になります

「いってらっしゃい」のハグや、寝る前の軽いキス、お互いの肩をマッサージし合うのもおすすめです。大切なのは、それを義務にしないこと。相手の反応を見ながら、お互いが心地よいと感じるペースを大切にしてくださいね。

3.3 ステップ3 雰囲気作りでムードを高める

日常生活の延長線上では、なかなか気持ちを切り替えるのは難しいものです。特に寝室が「ただ寝るだけの場所」になっていると、ロマンティックなムードは生まれにくいかもしれません。五感を優しく刺激するような、雰囲気作りを意識してみましょう。

少しの工夫で寝室を「ただ寝るだけの場所」から「二人だけの特別な空間」に変えてみましょう。例えば、部屋の明かりを間接照明やキャンドルに変えるだけで、ぐっと落ち着いた雰囲気になります。リラックス効果のあるラベンダーや、少し甘いイランイランなどのアロマをたくのも素敵です。肌触りの良いシーツや、お気に入りのパジャマを新調するのも気分が変わって良いでしょう。二人のお気に入りの音楽を静かに流せば、より一層ムードが高まります。

3.4 ステップ4 身体の悩みを解消するアイテムを活用する

「気持ちはあっても、体がついていかない…」。50代になると、男女ともに避けられない身体の変化が訪れます。更年期によるうるおい不足での性交痛や、パートナーのED(勃起不全)など、気持ちだけでは解決が難しい問題もあります。そんなときは、便利なアイテムの力を借りるのも一つの賢い選択です。身体の変化は自然なこと。便利なアイテムに頼ることは、決して恥ずかしいことではありません

3.4.1 潤滑ゼリーやデリケートゾーンケア用品

性交痛の大きな原因である「うるおい不足」は、潤滑ゼリーを使うことで手軽に解消できます。「使うのが恥ずかしい」と感じるかもしれませんが、今ではドラッグストアやオンラインショップで、化粧品のようなおしゃれなパッケージのものがたくさん販売されています。パートナーに「痛いから」と伝えるのが難しい場合は、「もっと気持ちよくなりたいから、試してみない?」と前向きな言葉で提案してみるのも良いでしょう。

また、日頃からデリケートゾーン専用のソープで優しく洗ったり、保湿クリームでケアしたりすることも、うるおいを保ち、不快感を和らげる助けになります。

潤滑ゼリーの種類特徴
水溶性最も一般的で使いやすいタイプ。べたつきが少なく、水やお湯で簡単に洗い流せます。コンドームとの併用も可能です。
シリコンベース乾きにくく、潤滑性が長く続くのが特徴。水中での使用にも向いていますが、シリコン製のトイとの相性が悪い場合があります。
温感・冷感タイプ塗るとじんわり温かくなったり、スースーしたりと、いつもと違う刺激を楽しめるタイプ。マンネリ解消にもおすすめです。

3.4.2 精力剤やサプリメントの活用

パートナーの元気や自信を取り戻すために、サプリメントなどを活用するのも一つの方法です。男性の活力をサポートする成分として知られるマカや亜鉛、アルギニンなどが配合されたものが市販されています。

大切なのは、パートナーのプライドを傷つけないように配慮すること。「あなたを責めているわけではないの。これからもずっと二人で楽しみたいから、一緒に試してみない?」といったように、あくまで「二人のための提案」として伝えてみましょう。また、女性向けの、ゆらぎがちな時期の心と体をサポートするサプリメントもありますので、ご自身に合ったものを取り入れてみるのも良いかもしれません。

3.5 ステップ5 挿入にこだわらない新しいセックスの形を見つける

「セックス=挿入」という考えに縛られていませんか?その思い込みが、お互いにとってプレッシャーになっている可能性もあります。特に体力の低下や身体的な悩みがあると、「最後までできるだろうか」という不安がよぎり、行為そのものを避ける原因にもなりかねません。

大切なのは、挿入だけがすべてではないと知ることです。年齢を重ねたからこそ楽しめる、ゆったりとした愛情表現があるはずです。じっくりと時間をかけて愛撫し合ったり、マッサージをし合ったりするだけでも、深い満足感と一体感を得ることができます。挿入がなくても、お互いがオーガズムに達する方法はたくさんあります。

二人で新しい快感を探求するつもりで、これまでの形にこだわらないコミュニケーションを試してみてはいかがでしょうか。そうすることで、セックスへのプレッシャーから解放され、純粋に相手との触れ合いを楽しめるようになるかもしれません。

4. それでも改善しない場合は専門家への相談も

これまでご紹介したステップを試してみても、なかなか状況が変わらない…。そんなとき、一人で悩まず、専門家の力を借りることも大切な選択肢の一つです。「夫婦の問題を他人に話すなんて…」とためらわれるかもしれませんが、客観的な視点や専門的な知識が、こじれてしまった糸を解きほぐすきっかけになることも少なくありません。これは、二人の関係を諦めるのではなく、もう一度心を通わせるための前向きな一歩。ここでは、相談できる専門家についてご紹介しますね。

4.1 夫婦カウンセリングを利用する

セックスレスの背景に、長年のコミュニケーション不足や、お互いの気持ちのすれ違いが隠れていることはよくあります。面と向かうと感情的になってしまったり、本音を言えなかったりするご夫婦にとって、夫婦カウンセリングは心強い味方になってくれるでしょう。

カウンセリングでは、夫婦関係の専門家であるカウンセラーが間に入り、二人が安心して対話できる環境を整えてくれます。どちらか一方を責めるのではなく、それぞれの思いや考えに耳を傾け、問題の根本原因を一緒に探ってくれます。「どうしてこうなってしまったんだろう?」という気持ちを整理し、お互いを理解し直す良い機会になりますよ。

お住まいの地域の「精神保健福祉センター」や、民間のカウンセリングルームなどで相談できます。オンラインで対応してくれるところも増えているので、気軽に探してみてはいかがでしょうか。

4.2 婦人科や泌尿器科のクリニックを受診する

「もしかして、体の変化が原因かも?」と感じる場合は、医療機関への相談が解決の近道です。身体的な問題は、適切な治療によって改善することが期待できます。パートナーの体の悩みも、専門医に相談することで、思わぬ解決策が見つかるかもしれません。

相談する人診療科主な相談内容と治療の例
女性婦人科【相談内容】 更年期による性交痛、膣の乾燥(GSM:閉経関連泌尿生殖器症候群) 性欲の低下 ホルモンバランスの乱れからくる心身の不調 【治療の例】 ホルモン補充療法(HRT) 漢方薬の処方 潤いを補うための膣錠やレーザー治療
男性泌尿器科【相談内容】 ED(勃起不全) 男性更年期障害(LOH症候群)による性欲や体力の低下 射精に関する悩み 【治療の例】 ED治療薬(バイアグラ、シアリスなど)の処方 テストステロン補充療法 生活習慣の指導

女性の場合、「セックスの悩みで病院に…」と気後れするかもしれませんが、「更年期の相談」として受診すれば大丈夫。性交痛の悩みは、婦人科では決して珍しい相談ではありません。GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)という治療の対象となる症状として、保険適用で受けられる治療法もありますので、まずは気軽に相談してみてくださいね。

男性のEDも、加齢だけでなく、生活習慣病やストレスが原因の場合もあります。パートナーに受診を促すのは難しいかもしれませんが、「最近、元気がないみたいだから、一緒に健康診断のつもりで行ってみない?」などと、体を気遣う言葉を添えて誘ってみるのも一つの方法です。専門家の力を借りることは、決して特別なことではありません。お二人が再び笑顔で向き合える未来のために、勇気を出して一歩踏み出してみませんか。

5. まとめ

50代を迎え、心や体の変化によって夫婦の関係が変わっていくのはごく自然なことです。セックスレスというお悩みを抱えているのは、決してあなただけではありません。大切なパートナーとの間に距離を感じてしまうのは、とても寂しいものですよね。この記事では、50代のセックスレスの背景にある原因を探りながら、再びお二人の心を通わせるための具体的な5つのステップをご紹介しました。

セックスレスを改善する上で最も大切な結論は、「焦らず、お二人らしいペースと形を見つけること」です。まずは二人の時間をつくって素直に話し合うこと、そして手を繋ぐといった何気ないスキンシップから再開してみましょう。雰囲気作りや、潤滑ゼリーなどの体をいたわるアイテムの活用も、きっと助けになります。挿入だけがすべてではない、新しいふれあいの形を見つけることが、お互いの心と体の負担を軽くする鍵となるでしょう。

もし、お二人だけで解決するのが難しいと感じたら、専門のカウンセリングやクリニックに相談するという選択肢もあります。どうか一人で抱え込まず、専門家の力を借りることも考えてみてくださいね。この記事が、お二人の関係に再びあたたかな彩りを取り戻し、これからの毎日をより豊かに過ごすための、ささやかなきっかけとなれば幸いです。

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この記事を書いた人

ハレノヒ編集部は、「わたしらしく、身軽に暮らす」をテーマに、日々の暮らしを前向きに楽しむためのヒントをお届けしています。
美容や健康、趣味、暮らしの工夫など、50代以降の女性を中心に、誰もが自分らしく輝けるような情報をやさしい目線で発信しています。
ちょっと気になる話題や、ふと心に残る言葉も添えて、皆さまの毎日が少し晴れやかになりますように。

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