防災グッズ一覧!備蓄品やリュックの中身のおすすめ

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もしもの備え、何から始めれば良いか迷っていませんか。この記事を読めば、本当に必要な防災グッズがチェックリストで一目でわかります。大切なのは、避難時に「持ち出すもの」と、おうちで過ごすための「備えるもの」を分けて準備すること。女性やご高齢の方、ペットと暮らすご家庭に合わせた備えもご紹介します。大切な家族を守るため、今日からできることから始めてみませんか。

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目次

1. 最初に揃えるべき最低限の防災グッズ

最近、地震や大雨のニュースを見聞きするたびに、わが家の備えは大丈夫かしら、と少し不安になることはありませんか。防災グッズを準備しなくては、と思いつつも「何から手をつけて良いのか分からない」と感じている方も多いかもしれませんね。

でも、ご安心ください。最初から完璧な防災セットを目指す必要はないのです。まずは、災害が起きたときに、あなたとあなたの大切なご家族の命を守るための「最低限の備え」から、少しずつ始めてみませんか。いざという時の「お守り」として、暮らしの中に防災グッズをそっと取り入れてみましょう。

1.1 非常用持ち出し袋と家庭用備蓄品の違い

防災グッズとひとことで言っても、実は大きく分けて2つの種類があることをご存知でしょうか。それは、避難する時にすぐに持ち出す「非常用持ち出し袋」と、おうちで避難生活を送るための「家庭用備蓄品」です。この2つの役割の違いを知っておくことが、防災準備の第一歩になりますよ。

種類目的備える量の目安
非常用持ち出し袋
(一次持ち出し品)
災害発生時に、安全な場所へ避難するために最低限必要なもの。避難所などで1〜2日過ごせることを想定します。すぐに持ち出せる重さ(男性15kg、女性10kg程度)
家庭用備蓄品
(二次持ち出し品・在宅避難用)
電気やガス、水道などのライフラインが止まっても、自宅で数日間過ごせるようにするためのものです。最低3日分、できれば1週間分

「非常用持ち出し袋」は、避難勧告などが出た際に、文字通り「これだけは持って逃げる!」という、命を守るための厳選されたグッズを詰めたリュックのことです。一方で「家庭用備蓄品」は、ライフラインが復旧するまでの間や、救援物資が届くまでの間を自宅で乗り切るための食料や生活用品を指します。

このように目的が違うため、準備するものや量も変わってきます。まずはこの違いを心に留めておくと、これからの準備がとてもスムーズになりますよ。より詳しい情報は、首相官邸のウェブサイト「災害に対するご家庭での備え」も参考になさってくださいね。

次の章からは、具体的に「非常用持ち出し袋」に入れるべきもの、「家庭用備蓄品」として揃えておきたいものを、ひとつひとつ丁寧に見ていきましょう。

2. 【チェックリスト付き】防災リュックに入れるべき防災グッズの中身

災害が起きたとき、まず最初に持ち出す「非常用持ち出し袋(防災リュック)」。いざという時に本当に役立つものを、厳選して準備しておきたいものですよね。ここでは、リュックの中身を「命を守る必需品」と「避難生活であると便利なもの」の2つに分けて、チェックリストを交えながら詳しくご紹介します。ご自身の暮らしに合わせて必要なものを考えながら、あなただけの「安心」を詰めた防災リュックを作ってみませんか。

2.1 命を守るための必需品

何よりも優先したいのは、ご自身の命と健康を守るための品々です。これだけは必ずリュックに入れておきたい、基本の備えから一緒に確認していきましょう。

2.1.1 飲料水と非常食

避難生活では、体力の消耗をいかに防ぐかが大切になります。すぐに口にできて、エネルギーになる食料と飲料水は欠かせません。重さも考慮しながら、最低1日分、できれば3日分を目安に準備しておくと安心です。

品目目安量ポイント
飲料水500ml×2〜3本持ち運べる重さを考えて調整しましょう。
非常食(主食)3食分お湯や水で戻せるアルファ米や、開けてすぐ食べられるパンの缶詰などが便利です。
非常食(間食)適量ようかんやチョコレート、飴など、手軽に糖分を補給できる甘いものがあると、心の安らぎにも繋がります。
その他必要に応じてアレルギー対応食や粉ミルク、離乳食など、ご家庭の状況に合わせて準備しましょう。

2.1.2 医薬品と衛生用品

避難所など慣れない環境では、衛生状態が悪化しやすく、体調を崩しがちです。感染症を防ぎ、清潔を保つための衛生用品は多めに準備しておくと良いでしょう。持病のある方は、お薬の準備も忘れないようにしてくださいね。

品目ポイント
常備薬・持病の薬最低でも3日分、できれば1週間分のお薬を。お薬手帳のコピーも一緒に入れておくと、もしもの時にスムーズです。
救急セット絆創膏、消毒液、ガーゼ、包帯、痛み止め、綿棒など、使い慣れたものをひとまとめにしておきましょう。
マスク感染症予防や防寒、ほこりよけに役立ちます。個包装のものが衛生的で便利です。
除菌グッズアルコール消毒液や除菌ウェットティッシュは、水が使えない場面で重宝します。
携帯トイレ断水時やトイレが混雑している場合に備えて、数個用意しておくと安心です。
生理用品女性にとっては必需品です。止血など多目的に使えるため、少し多めに入れておくと役立ちます。
歯ブラシ・口腔ケア用品水が少なくても使える液体歯磨きや、口腔ケア用のウェットティッシュもおすすめです。

2.1.3 貴重品類

お金や身分を証明するものは、災害後の生活再建に不可欠です。コピーでも役立つものが多いので、原本と合わせて準備しておきましょう。水濡れから守るために、防水ケースやジッパー付きの袋にまとめて入れておくと安心ですね。

品目ポイント
現金停電時は電子マネーやカードが使えません。公衆電話や自動販売機で使えるよう、10円玉や100円玉などの小銭を多めに用意しておきましょう。
身分証明書のコピー運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなどのコピーを。
預金通帳・証券などのコピー口座番号などがわかるページのコピーがあると、手続きがスムーズになります。
家族の写真万が一、家族とはぐれてしまった時に、安否確認や捜索の手がかりになります。
緊急連絡先リストスマートフォンの充電が切れても連絡が取れるよう、大切な人の連絡先を紙に書き出しておきましょう。

2.2 避難生活であると便利な防災グッズ

命を守る必需品に加えて、避難所などでの生活を少しでも過ごしやすくするためのグッズも大切です。これらがあると、心と体の負担を軽くしてくれますよ。

2.2.1 情報収集のためのラジオやモバイルバッテリー

災害時には、正確な情報を得ることが身の安全を守る上でとても重要になります。スマートフォンが使えなくなる事態も想定して、情報収集の手段を複数確保しておきましょう。

品目ポイント
携帯ラジオ災害時はデマが流れることもあります。ラジオで公的な情報を得ることが大切です。手回し充電式や乾電池式がおすすめです。
モバイルバッテリースマートフォンは大切な連絡手段であり情報源。大容量のものや、ソーラー充電機能付きのものがあると、より安心です。
予備の乾電池ラジオやライトに使うサイズを確認して、少し多めに用意しておきましょう。
充電ケーブル・アダプタご自身のスマートフォンに合うものを忘れずに。複数種類のケーブルがあると家族で共有できて便利です。

2.2.2 安全確保のためのライトやヘルメット

停電した夜間の移動や、余震による落下物など、二次災害から身を守るための備えも必要です。特に夜間の暗闇は、想像以上に不安な気持ちになるもの。枕元に小さなライトを一つ置いておくだけでも、心の支えになります。

品目ポイント
懐中電灯・ヘッドライト両手が自由に使えるヘッドライトは、避難時や作業の際にとても便利です。
ヘルメット・防災ずきん落下物から頭を守るために。すぐに取り出せる場所に置いておきましょう。
軍手ガラスの破片などが散乱した場所での作業に。滑り止め付きがおすすめです。
ホイッスル瓦礫の下敷きになるなど、万が一の際に体力を消耗せず、自分の居場所を知らせることができます。

2.2.3 防寒具や雨具

避難所は、夏は暑く、冬は寒いなど、温度調節が難しい場合があります。季節を問わず、体温を維持することは体力を保つためにとても大切です。かさばらない防寒具を一つ入れておきましょう。

品目ポイント
アルミブランケット「エマージェンシーシート」とも呼ばれます。薄くて軽いのに保温性が高く、かさばらないのでリュックにぜひ入れておきたい一枚です。
使い捨てカイロ手軽に暖を取れる心強い味方です。貼るタイプと貼らないタイプの両方があると便利です。
レインコート・ポンチョ雨を防ぐだけでなく、風よけとして防寒にも役立ちます。両手が使えるセパレートタイプがおすすめです。
着替え・下着・靴下濡れたり汚れたりした時のために、最低1セットは用意しておきましょう。
タオル体を拭くだけでなく、けがの手当てや防寒など、様々な用途に使えます。

3. 在宅避難に備える家庭用防災備蓄品の一覧

災害が起きたとき、必ずしも避難所へ行くとは限りません。ご自宅が安全であれば、住み慣れた場所で過ごす「在宅避難」という選択肢もあります。心身の負担も少なく、プライバシーも守られるため、近年その重要性が注目されています。ここでは、そんな在宅避難に備えておきたい、家庭用の備蓄品について詳しくご紹介しますね。

3.1 最低3日分は用意したい食料と飲料水

災害発生後の3日間は、人命救助が優先され、支援物資がすぐには届かない可能性があります。そのため、最低でも3日分、できれば1週間分の食料と飲料水を備えておくと、心に大きなゆとりが生まれますよ。飲料水は、1人1日3リットルを目安に準備しましょう。飲み水だけでなく、お料理に使う分も考えて少し多めに用意しておくと安心です。

食料は、ただ備えるだけでなく、普段の食事に取り入れながら備蓄する「ローリングストック法」がおすすめです。賞味期限切れを防ぎながら、いつも食べ慣れた味を非常時にも楽しめるのが嬉しいポイント。どんなものを揃えたら良いか、下の表を参考にしてみてくださいね。

種類備蓄食料品の例ポイント
主食アルファ米、レトルトご飯、パックご飯、乾麺(パスタ、うどん、そうめん)、餅、シリアル、パンの缶詰カセットコンロが使えなくても食べられるものがあると心強いです。
主菜・副菜レトルト食品(カレー、牛丼、パスタソース)、缶詰(サバ、ツナ、焼き鳥)、フリーズドライのスープや味噌汁温めるだけで食べられるものが便利。野菜ジュースや青汁の粉末も栄養補給に役立ちます。
その他お菓子(チョコレート、飴、クッキー)、栄養補助食品、ドライフルーツ、ナッツ、梅干し、漬物甘いものは疲れた心を癒してくれます。塩分補給ができるものも忘れずに。

※備蓄量の目安については、首相官邸ウェブサイト「災害に対するご家庭での備え」も参考にしてください。

3.2 ライフラインが止まった時のための備え

大きな災害では、電気、ガス、水道といったライフラインが止まってしまうことも考えられます。そんな「もしも」の時でも、できるだけ普段に近い生活を送るための備えが、在宅避難の鍵となります。ここでは、特に重要な3つの備えについて見ていきましょう。

3.2.1 カセットコンロとガスボンベ

電気が止まると電子レンジが使えず、ガスが止まるとコンロが使えません。そんな時、カセットコンロが1台あるだけで、温かい食事やお湯を沸かすことができます。冷たい食事ばかりでは、体も心も冷えてしまいますから、温かいものを口にできる安心感は想像以上に大きいものです。

カセットボンベは、1本で約60分(強火の連続燃焼時間)が目安です。1日1本使うと考えて、家族の人数に合わせて1週間分ほど用意しておくと安心ですね。使用期限も確認し、高温にならない風通しの良い場所に保管しましょう。

3.2.2 簡易トイレとトイレットペーパー

意外と見落としがちですが、災害時に最も困るのがトイレの問題です。断水すると、マンションでも戸建てでも水洗トイレは使えなくなってしまいます。我慢することは健康にも良くありません。そこで備えておきたいのが「簡易トイレ」や「携帯トイレ」です。

便器にかぶせて使う袋タイプや、凝固剤で水分を固めるタイプなどがあります。1人1日5回分を目安に、最低でも3日分、できれば1週間分を用意しておきましょう。あわせて、トイレットペーパーも普段から少し多めにストックしておくと安心です。芯を抜いて潰しておくと、コンパクトに収納できますよ。

3.2.3 ポリタンクと給水袋

断水が続くと、給水車が来てくれることがあります。その際に水を受け取るために必要なのが、ポリタンクや給水袋です。特に、持ち運びしやすい折りたたみ式の給水袋は、かさばらずに保管できるのでおすすめです。

容量が10〜20リットル程度のものが一般的ですが、水を入れるとかなりの重さになります。ご自身の体力に合わせて、無理なく運べるサイズのものを選びましょう。台車やキャリーカートがあると、給水場所からの持ち運びがぐっと楽になりますよ。

4. 【状況別】家庭に合わせて追加したい防災グッズ

基本的な防災グッズを揃えたら、次にご自身の家庭環境を見つめ直してみませんか。ご家族の構成によって、本当に必要になるものは少しずつ変わってきます。ここでは、女性や赤ちゃん、ご高齢の方、そして大切なペットがいるご家庭で、ぜひ追加で備えておきたい防災グッズを具体的にご紹介します。いざという時に「あれがあれば…」と後悔しないよう、ご家庭に合わせた備えを整えておきましょう。

4.1 女性や赤ちゃんがいる家庭で必要な防災グッズ

災害時、特に女性や小さなお子さまは、心身ともに大きな負担がかかることがあります。普段使っているものが手に入りにくくなる状況を想定して、デリケートな時期を少しでも安心して過ごせるようなアイテムを準備しておくと心強いですね。

対象防災グッズポイント
女性生理用品・サニタリーショーツストレスで周期が乱れることも考え、最低でも2周期分あると安心です。普段使っているものを多めに備蓄しておきましょう。下着が替えられない時に備え、おりものシートも役立ちます。
女性スキンケア用品・ウェットティッシュ水が貴重な状況でも使える、洗い流し不要のクレンジングシートやオールインワンジェルが便利です。ノンアルコールのウェットティッシュは、全身を拭くのにも使えます。
女性防犯ブザー・ホイッスル避難所など、慣れない環境での不安を少しでも和らげるために。すぐに取り出せるよう、防災リュックの外側につけておきましょう。
赤ちゃん液体ミルク・使い捨て哺乳瓶お湯が不要で、すぐに授乳できる液体ミルクは災害時の強い味方です。普段は粉ミルクでも、いくつか備えておくと衛生的で安心感が違います。
赤ちゃんおむつ・おしりふき普段使っているサイズを多めに準備しましょう。少し大きめのサイズもいくつかあると、急なサイズアウトにも対応できます。おむつ用の消臭袋も忘れずに。
赤ちゃん離乳食・ベビーフードアレルギーに配慮し、お子さまが普段から食べ慣れているものを準備しましょう。スプーン付きで、温めずにそのまま食べられるものが便利です。
赤ちゃん抱っこ紐・おんぶ紐避難時に両手が空くため、安全に移動できます。がれきなどで足元が悪い場所でも、お子さまをしっかり守ることができます。
共通母子手帳・健康保険証のコピーお子さまの健康状態や予防接種の記録を伝えるために不可欠です。スマートフォンに写真を撮っておくだけでなく、紙のコピーも用意しておきましょう。

4.2 高齢者がいる家庭で準備したい防災グッズ

ご高齢の方がいらっしゃるご家庭では、健康面のケアと、避難生活での負担を少しでも軽くするための備えが大切になります。普段の生活に欠かせないものを中心に、もう一度持ち物を確認してみましょう。

分類防災グッズポイント
健康管理常備薬・お薬手帳毎日服用しているお薬は、最低でも1週間分はすぐに持ち出せるように準備しましょう。お薬手帳のコピーや、かかりつけ医の連絡先を控えたメモも一緒に入れておくと、万が一の時にスムーズです。
健康管理老眼鏡・補聴器普段お使いのものの他に、予備を一つ用意しておくと安心です。補聴器は予備の電池も忘れずに。壊れにくいケースに入れて保管しましょう。
健康管理入れ歯・洗浄剤食事に欠かせないものです。予備の入れ歯があればさらに安心ですが、まずは普段使っているものと洗浄剤、保管ケースをセットで準備しておきましょう。
食事やわらかい非常食・とろみ剤おかゆやレトルトの介護食など、噛む力や飲み込む力に合わせて食べやすいものを選びましょう。普段から食べ慣れた味のものを用意しておくと、食欲がない時でも口にしやすいかもしれません。
生活用品大人用おむつ・尿とりパッド避難所のトイレは混雑したり、段差があったりすることも。普段は使っていなくても、環境の変化に備えて準備しておくと、ご本人もご家族も安心です。
生活用品口腔ケア用品水が少なくても使える、拭き取りタイプの口腔ケアシートや液体歯磨きが便利です。お口の中を清潔に保つことは、誤嚥性肺炎の予防にもつながります。
移動補助杖・歩行器普段お使いのものが一番ですが、持ち出し用に折りたたみ式の杖があると便利です。杖の先に付ける滑り止めなども確認しておきましょう。

4.3 ペット用の防災グッズも忘れずに

大切な家族の一員であるペットの備えも、決して忘れてはいけません。災害時には、原則としてペットと一緒に避難する「同行避難」が推奨されています。いざという時に慌てないよう、ペット専用の防災グッズもしっかり準備しておきましょう。

環境省もペットとの同行避難を推奨しており、日頃からの備えの重要性を呼びかけています。詳しくは、以下のガイドラインも参考にしてみてくださいね。
環境省「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」

分類防災グッズポイント
食事ペットフード・水最低でも5日分、できれば7日分以上を用意しましょう。ストレスで食欲が落ちることもあるので、普段から食べ慣れているお気に入りのフードを備えておくと安心です。
健康管理常備薬・療法食持病がある子の場合は、かかりつけの獣医師に相談し、多めに処方してもらいましょう。お薬手帳やワクチンの接種証明書のコピーも忘れずに。
排泄用品ペットシーツ・猫砂・消臭袋避難所では衛生管理が特に重要になります。使い慣れたトイレ用品を多めに準備し、使用済みのものを入れる消臭効果の高い袋もセットにしておきましょう。
避難用品ケージ・キャリーバッグ避難所でのペットの居場所を確保するために不可欠です。普段から慣れさせておくと、ペットのストレスを軽減できます。中に敷くタオルなども入れておきましょう。
避難用品首輪・リード(ハーネス)迷子にならないよう、連絡先を明記した迷子札を必ず着けておきましょう。避難の混乱で外れてしまう可能性も考え、予備も準備しておくと万全です。
その他ペットの写真・おもちゃ万が一はぐれてしまった時に、探すための写真があると役立ちます。また、慣れない環境でのストレスを和らげるために、お気に入りのおもちゃも入れてあげましょう。

5. 防災グッズのおすすめの揃え方と人気商品

いざ防災グッズを準備しようと思っても、「何から手をつければいいのかしら」「セットで買うべきか、ひとつずつ選ぶべきか…」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。どちらの方法にも良い点がありますから、ご自身の暮らしや考え方に合わせて、無理なく進めるのが一番です。ここでは、市販のセットとご自身で揃える場合、それぞれの特徴や、おすすめの商品、どこで手に入るのかといった情報をお届けしますね。

5.1 市販の防災セットを選ぶメリットとデメリット

防災グッズを揃える一番手軽な方法は、必要なものが一式リュックに入った「防災セット」を購入することです。特に、初めて防災グッズを準備する方にとっては、心強い味方となってくれるでしょう。

市販の防災セットには、次のようなメリットとデメリットがあります。

メリット(良い点)デメリット(気になる点)
手軽さ専門家が選んだ最低限必要なものが一度に揃うため、何を買えばよいか悩む時間や、買い集める手間がかかりません中身を一つひとつ確認する手間は必要です。
バランス食料品から衛生用品、情報収集ツールまで、バランス良く一式が揃っています。ご自身やご家族にとっては不要なものが入っている場合もあります。
収納性リュックにすっきりと収められているため、そのまま保管しやすいです。セットによっては、リュックの品質やデザインが好みと合わないこともあります。
価格一つずつ揃えるよりもお得な場合があります。個別に購入するよりも、少しお値段が高くなることがあります。

市販のセットを選ぶ際は、レビューなどを参考に、信頼できるメーカーのものを選ぶことが大切です。まずは基本のセットを購入し、後からご自身の常備薬や好きな味の非常食、女性ならではの生理用品などを追加していくという方法も、とても賢いやり方ですよ。

5.2 自分で揃える場合のおすすめ防災グッズ

時間に少し余裕がある方や、持ち物にこだわりたい方は、ご自身で一つひとつグッズを選んで揃えるのも良い方法です。ご家族の好みや体質に合わせて、本当に必要なものだけを厳選できるのが最大の魅力ですね。

例えば、非常食ひとつとっても、アレルギーに対応したものや、普段から食べ慣れているお菓子などを選べば、いざという時の心と体の支えになります。自分で選ぶ楽しさもありますが、買い忘れがないように、まずはチェックリストを作ることから始めるのが安心です

ここでは、ご自身で選ぶ際にぜひ検討していただきたい、特に人気と信頼性の高い商品をいくつかご紹介します。

  • 非常食:お湯や水を注ぐだけで美味しいごはんが食べられる尾西食品の「アルファ米」シリーズは、味の種類が豊富で人気です。また、井村屋の「えいようかん」は、手軽にカロリー補給ができ、長期保存も可能なので、ひとつあると安心です。
  • モバイルバッテリー:スマートフォンの充電に欠かせないモバイルバッテリーは、信頼性が第一。Anker(アンカー)社の製品は、品質が高く、多くの人に選ばれています。
  • 多機能ラジオ:災害時の情報収集に役立つラジオは、SONY(ソニー)のような大手メーカーの製品がおすすめです。感度が良く、手回し充電やライト機能が付いていると、さらに心強いでしょう。
  • ヘッドライト:両手が自由に使えるヘッドライトは、避難時や夜間の作業にとても便利です。アウトドア用品も手掛けるGENTOS(ジェントス)などのメーカーのものは、明るさや耐久性に優れています。

5.3 防災グッズはどこで買う?100均や無印良品も活用

防災グッズは、防災用品の専門店だけでなく、実は私たちの身近にあるお店でも手軽に揃えることができます。それぞれのお店の特徴を知って、上手に使い分けるのがおすすめです。

5.3.1 ホームセンター(カインズ、コーナンなど)

カセットコンロやガスボンベ、水を運ぶためのポリタンク、工具類など、専門的なものまで幅広い品揃えが魅力です。防災コーナーが設けられていることも多く、実際に商品を手に取って大きさを確かめながら選べます。

5.3.2 100円ショップ(ダイソー、セリアなど)

ウェットティッシュや軍手、マスク、ゴミ袋といった消耗品や、小物を仕分けるポーチ、簡易食器などを安価に揃えるのにとても便利です。ただし、ラジオやライトなど、命に関わるような性能が重要なものは、専門店や家電量販店で信頼できるものを選ぶようにしましょう

5.3.3 無印良品

「いつものもしも」をコンセプトに、普段の暮らしにも馴染むシンプルなデザインの防災グッズが揃っています。携帯用の歯ブラシセットや、小分けになったスキンケア用品、レトルト食品などは、そのまま防災リュックに入れることができて便利です。

5.3.4 インターネット通販(Amazon、楽天市場など)

何といっても品揃えが豊富で、様々な商品を比較しながら選べるのが最大の利点です。水や食料など、重くてかさばるものを玄関先まで届けてもらえるのも嬉しいですね。購入者のレビューを参考にしながら、じっくり選びたい方におすすめです。

6. 防災グッズの保管場所と定期的な点検のポイント

心を込めて揃えた防災グッズも、いざという時にどこにあるか分からなかったり、使えなくなっていたりしては意味がありませんものね。ここでは、もしもの時に備えて、防災グッズをどこに置き、どのように管理すれば良いのか、その大切なポイントをご紹介します。少しの工夫で、日々の暮らしに大きな安心をプラスしてみませんか。

6.1 防災リュックは玄関や寝室に置くのが基本

地震や水害など、災害はいつ起こるかわかりません。すぐに避難が必要な時のために、非常用持ち出し袋(防災リュック)は「いざという時にすぐに持ち出せる場所」に置くことが何よりも大切です。基本となる保管場所と、それぞれの理由を見ていきましょう。

保管場所おすすめの理由とポイント
玄関家から避難する際に必ず通る場所なので、靴を履いてすぐに持ち出せます。シューズクローゼットや下駄箱の中など、目に付きやすく、取り出しやすい場所に置きましょう。
寝室夜、お休み中に災害が発生した場合でも、すぐに手に取ることができます。枕元やベッドサイド、クローゼットのすぐ開けられる場所などが安心です。
車の中お出かけ中に被災した場合や、車で避難する際に役立ちます。飲料水や携帯トイレ、防寒具など、車内専用の防災グッズをひと揃え用意しておくと、さらに心強いですね。
物置・納戸玄関や寝室にスペースがない場合に。ただし、すぐに取り出せるよう、手前に置く、上に物を重ねないなどの工夫が必要です。

また、防災グッズを1か所にまとめるのではなく、玄関と寝室、車の中というように「分散して保管」することも、とても有効な備えです。万が一、1か所が使えなくなっても、別の場所から持ち出せる可能性が高まりますよ。

6.2 備蓄品はローリングストック法で管理しよう

ご家庭で備える食料や日用品は、普段使いしながら備える「ローリングストック法」で管理するのがおすすめです。これは、普段から使う缶詰やレトルト食品、お水、トイレットペーパーなどを少し多めに買っておき、古いものから順番に使っていく方法です。使った分だけ新しく買い足すことで、常に一定量の備蓄が保たれ、賞味期限切れも防ぐことができます。

この方法なら、「防災のため」と特別なものを準備する気負いもなく、いつものお買い物のついでに気軽に始められます。災害時にも、普段から食べ慣れているものを口にできるのは、大きな安心につながりますね。詳しくは、農林水産省のウェブサイトも参考になりますよ。

そして、防災グッズは一度揃えたら終わり、ではありません。年に1〜2回は中身を確認する習慣をつけましょう。「防災の日」である9月1日や、ご家族のお誕生日などを「点検の日」と決めておくと、忘れにくくて良いかもしれませんね。ご家族みんなで中身を確認しながら、必要なものについて話し合うのも、大切な防災活動のひとつです。

点検する項目チェックするポイント
食料・飲料水賞味期限や消費期限が切れていないか確認しましょう。期限が近いものは普段の食事でいただき、新しいものを補充します。
医薬品使用期限を確認します。ご自身の常備薬はもちろん、絆創膏や消毒液などもチェックしましょう。
電池を使うもの懐中電灯やラジオがきちんと作動するか、定期的に確認を。電池の液漏れも忘れずにチェックし、予備の電池も期限を確認しておくと安心です。
衣類・タオルお子さまの成長に合わせて、衣類のサイズは合っていますか?季節の変わり目に、夏物と冬物を入れ替えるのも良い方法です。
情報の更新家族の連絡先や避難場所を記したメモなど、情報が古くなっていないか見直しましょう。

このように、定期的な見直しを行うことで、防災グッズはいつでも頼りになる「お守り」になります。無理なく、ご自身のペースで、暮らしの中に防災の習慣を取り入れてみてくださいね。

7. まとめ

災害への備えと聞くと少し難しく感じるかもしれませんが、大切なのは「もしも」の時にご自身とご家族が少しでも安心して過ごせることです。この記事でご紹介したチェックリストを参考に、まずは非常用持ち出し袋の中身を確かめてみませんか。食料品はローリングストック法を取り入れるなど、日々の暮らしの中で無理なく続けることが、未来の安心へとつながる第一歩になります。できることから少しずつ、あなたらしい備えを始めてみましょう。

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